iPhoneでeSIMを使ったデュアルSIMに問題がある場合
nano-SIMカードとeSIM、または2つのeSIMに対応したiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のモデルで、デュアルSIMの利用時に起きる可能性がある問題の解決方法をご案内します。
プランを確認する
iPhoneのロックが解除されているか、または、両方のモバイル通信プランが同一の通信事業者のものであることが必要です。
それぞれのプランを設定し、使える状態にしておく必要があります。
通信事業者が、eSIMによるデュアルSIMに対応している必要があります。
CDMA方式の通信事業者から1つ目のSIMを提供されている場合、2つ目のSIMはCDMAには対応しません。詳しくは、ご契約先の通信事業者にお問い合わせください。
中国本土でeSIMを提供しているのはiPhone Airのみです。香港とマカオでeSIMに対応しているのは、iPhone Air、iPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max、iPhone 16e、iPhone SE(第2世代または第3世代)、iPhone 13 mini、iPhone 12 mini、iPhone XSです。中国本土、香港、マカオにおける2枚のnano-SIMカードを利用したデュアルSIMの問題については、こちらの記事で解決方法をご確認ください。
eSIMを設定できない場合
事業向け/企業向けのモバイルデータ通信プランをご利用の場合は、所属企業や通信事業者にこの機能への対応状況をご確認ください。
ご利用の地域が通信事業者のサービスエリアに入っていること、サービスが停止中でないことを確認してください。
モバイル通信プランが設定されていて、使える状態になっていること、請求に問題があるせいで利用停止になったりしていないことを確認してください。
上記の点を確認してもeSIMを設定できない場合は、通信事業者にお問い合わせの上、ご相談ください。
1つまたは両方のモバイル通信プランが表示されない場合
「設定」>「モバイル通信」または「設定」>「モバイルデータ通信」で、プランを両方とも確認できるはずです。表示されない場合は、以下の手順で対処してください。
eSIMプランが表示されない場合
こちらの記事の手順にそって、eSIMにモバイル通信プランを設定します。
コントロールセンターを開いて、ステータスバーに両方の通信事業者が表示されていることを確認します。
nano-SIMカードのプランが表示されない場合
nano-SIMカードがSIMトレイに正しく装着されているか確認してください。
SIMトレイを取り外し、SIMカードに損傷や腐食の兆候がないか調べます。
SIMカードをSIMトレイから取り外し、もう一度装着し直します。
SIMトレイをしっかりと閉じ、開いていないことを確かめます。
コントロールセンターを開いて、ステータスバーに両方の通信事業者が表示されていることを確認します。
nano-SIMカードが機能しない場合、カードがぴったりと収まらない場合や曲がっている場合、iPhoneに「カードがLTEに対応していない」というメッセージが表示される場合は、通信事業者に問い合わせて新しいnano-SIMカードを入手してください。
通話中に、もう片方の回線が「圏外」になっている場合
iPhoneで一度に利用できるモバイルデータ通信ネットワークは1つだけです。片方の回線で電話をかけている場合、もう片方の回線には「圏外」と表示されます。もう一方の電話番号の通信事業者がWi-Fi通話に対応していて、Wi-Fi通話が有効になっている場合は、もう一方の番号にかかってきた電話に出ることができます。デフォルトのデータ回線ではない回線で通話中は、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにする必要があります。
問題が解決しない場合
依然としてiPhoneのデュアルSIM機能を設定または使用できない場合は、通信事業者にお問い合わせください。