iTunes for Windows 12.9 のセキュリティコンテンツについて

iTunes for Windows 12.9 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。Apple との通信は、Apple Product Security PGP キーで暗号化できます。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

iTunes for Windows 12.9

2018 年 9 月 12 日リリース

CFNetwork

対象 OS:Windows 7 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4126:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Bruno Keith 氏 (@bkth_)

2018 年 10 月 30日に追加

CoreFoundation

対象 OS:Windows 7 以降

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4414:英国の National Cyber Security Centre (NCSC)

2018 年 10 月 30日に追加

CoreFoundation

対象 OS:Windows 7 以降

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4412:英国の National Cyber Security Centre (NCSC)

2018 年 10 月 30日に追加

CoreText

対象 OS:Windows 7 以降

影響:悪意を持って作成されたテキストファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4347:Readdle の Vasyl Tkachuk 氏

2018 年 10 月 30 日に追加、2019 年 1 月 10 日に更新

WebKit

対象 OS:Windows 7 以降

影響:予期しない操作により、ASSERT エラーが発生する可能性がある。

説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4191:OSS-Fuzz により検出

WebKit

対象 OS:Windows 7 以降

影響:クロスオリジンの SecurityErrors に、アクセス済みのフレームのオリジンが含まれている。

説明:この問題は、オリジン情報を削除することで解決されました。

CVE-2018-4311:Erling Alf Ellingsen 氏 (@steike)

WebKit

対象 OS:Windows 7 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4316:crixer 氏、Qihoo 360 Vulcan Team の Hanming Zhang 氏 (@4shitak4)

WebKit

対象 OS:Windows 7 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4299:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Samuel Groβ 氏 (saelo)

CVE-2018-4323: Ivan Fratric of Google Project Zero

CVE-2018-4328:Google Project Zero の Ivan Fratric 氏

CVE-2018-4358:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する @phoenhex チーム (@bkth_ @5aelo @_niklasb)

CVE-2018-4359:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

CVE-2018-4360:William Bowling 氏 (@wcbowling)

2018 年 10 月 24 日に更新

WebKit

対象 OS:Windows 7 以降

影響:悪意のある Web サイトが、予期しないクロスオリジンの動作を引き起こす可能性がある。

説明:iframe 要素にクロスオリジンの脆弱性がありました。この問題は、セキュリティオリジンの追跡を強化することで解決されました。

CVE-2018-4319:Google の John Pettitt 氏

WebKit

対象 OS:Windows 7 以降

影響:悪意のある Web サイトが、別の Web サイトのコンテキストでスクリプトを実行できる可能性がある。

説明:Safari に、クロスサイトスクリプティングの脆弱性がありました。この問題は、URL の検証を強化することで解決されました。

CVE-2018-4309:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者

WebKit

対象 OS:Windows 7 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4197:Google Project Zero の Ivan Fratric 氏

CVE-2018-4306:Google Project Zero の Ivan Fratric 氏

CVE-2018-4312:Google Project Zero の Ivan Fratric 氏

CVE-2018-4314:Google Project Zero の Ivan Fratric 氏

CVE-2018-4315:Google Project Zero の Ivan Fratric 氏

CVE-2018-4317:Google Project Zero の Ivan Fratric 氏

CVE-2018-4318:Google Project Zero の Ivan Fratric 氏

WebKit

対象 OS:Windows 7 以降

影響:悪意のある Web サイトに、画像データをクロスオリジンで取得される可能性がある。

説明:Safari に、クロスサイトスクリプティングの脆弱性がありました。この問題は、URL の検証を強化することで解決されました。

CVE-2018-4345:Jun Kokatsu 氏 (@shhnjk)

2019 年 1 月 10 日に追加

WebKit

対象 OS:Windows 7 以降

影響:予期しない操作により、ASSERT エラーが発生する可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4361:OSS-Fuzz により検出

CVE-2018-4474:OSS-Fuzz により検出

2019 年 1 月 22 日に更新

ご協力いただいたその他の方々

SQLite

NESO Security Labs GmbH の Andreas Kurtz 氏 (@aykay) のご協力に感謝いたします。

WebKit

Cary Hartline 氏、360 Vulcan チームの Hanming Zhang 氏、Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Tencent Keen Security Lab、CA Technologies の Zach Malone 氏のご協力に感謝いたします。

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