eSIM でデュアル SIM を活用する

iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降は、nano-SIM と eSIM を使ったデュアル SIM に対応しています。1 eSIM はデジタル SIM なので、物理的な nano-SIM を使うことなく、通信事業者 (キャリア) のモバイル通信プランをアクティベートすることができます。

デュアル SIM の活用法はいろいろありますが、その一部を以下にご紹介します。

  • 1 つの電話番号を仕事用に、別の電話番号を個人用の通話に使う。
  • 海外に旅行した際に現地のデータプランを追加する。
  • 音声通話プランとデータプランを別々にする。

iOS 13 では、どちらの電話番号でも音声通話や FaceTime 通話を受発信でき、iMessage、SMS、MMS を使ったメッセージの送受信ができます。2 iPhone で一度に利用できるモバイルデータ通信ネットワークは 1 つだけです。

1. iPhone の eSIM は、中国本土では提供予定がありません。香港およびマカオでは、iPhone XS だけが eSIM を搭載しています。中国本土、香港、マカオでの 2 枚の nano-SIM を使ったデュアル SIM については、こちらの記事を参照してください。
2. DSDS (Dual SIM Dual Standby) テクノロジを採用しているので、両方の SIM で電話の受発信ができます。

必要な環境

異なる 2 つの通信事業者を利用するには、ロックが解除された iPhone が必要です。解除されていない場合は、両プランとも同じ事業者のものを使う必要があります。CDMA 方式の通信事業者から 1 つ目の SIM を提供されている場合、2 つ目の SIM は CDMA には対応しません。詳しくは、ご契約先の通信事業者にお問い合わせください。

事業向け/企業向けのモバイルデータ通信プランをご利用の場合は、所属企業の管理者にこの機能への対応状況をご確認ください。

eSIM でモバイル通信プランを設定する

iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降では、物理的な nano-SIM でモバイル通信プランを 1 つ、eSIM で 1 つ以上のほかのモバイル通信プランを使えます。nano-SIM が手元になく、通信事業者が対応していれば、eSIM を唯一のモバイル通信プランとして使うことができます。通信事業者から支給される eSIM は、iPhone にデジタルに記録されます。

2 つ目のモバイル通信プランをアクティベートするには、通信事業者から支給された QR コードをスキャンするか、通信事業者の iPhone App を使うか、割り当てられたプランをインストールするか、情報を手動で入力します。

QR コードをスキャンする

  1. カメラ App を開いて QR コードをスキャンします。
  2. 「モバイル通信プランが検出されました」という通知が表示されたら、その通知をタップします。
  3. 画面の下部の「続ける」をタップします。
  4. 「モバイル通信プランを追加」をタップします。

eSIM をアクティベートするために確認コードの入力を求められた場合は、通信事業者から支給された番号を入力してください。

通信事業者の専用 App を使う

  1. App Store を開いて、通信事業者の専用 App をダウンロードします。
  2. この App を使って、モバイル通信プランを購入します。

割り当てられたモバイル通信プランをインストールする

iOS 13 では、一部の通信事業者から割り当てられたモバイル通信プランをインストールできます。詳しくは、ご契約先の通信事業者にお問い合わせください。

プランが割り当てられている場合は、以下の手順を実行してください。

  1. 「モバイル通信プランのインストールの準備ができました」という通知が表示されたら、この通知をタップします。
  2. 設定 App で、「モバイル通信プランのインストールの準備ができました」をタップします。
  3. 画面の下部の「続ける」をタップします。

情報を手動で入力する

必要に応じて、プラン情報を手動で入力することもできます。iPhone の画面の下部にある「情報を手動で入力してください」をタップしてください。

iPhone に複数の eSIM を記録できますが、一度に利用できるのは 1 つだけです。eSIM を切り替えるには、「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップし、使いたいプランをタップして、「この回線をオンにする」をタップします。

以降のセクションでは、iPhone の残りの設定画面について詳しくご説明していきます。

プランにラベルを付ける

2 つ目のプランをアクティベートしたら、プランにラベルを付けておきましょう。たとえば、1 つのプランに「仕事」のラベル、別のプランに「個人」のラベルを付けておけます。

電話をかける/出るときやメッセージを送受信するときに使う電話番号を選ぶ場合、モバイルデータ通信用の番号を指定する場合、どの番号を使うか把握できるように番号を連絡先に関連付けておく場合に、これらのラベルが参考になります。

あとで気が変わった場合は、ラベルを変更できます。「設定」をタップし、「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップして、ラベルを変更したい番号をタップします。「モバイル通信プランの名称」をタップし、新しいラベルを選択するか、カスタムラベルを入力してください。

デフォルトの番号を設定する

連絡先 App に登録されていない人に電話をかけたりメッセージを送信したりするときに使う番号を選択しておきましょう。iOS 13 では、iMessage や FaceTime でどちらのモバイル通信プランを使うかを選択できます。どちらか片方または両方の番号を選択できます。

この画面で、デフォルト回線にする番号を選択するか、モバイルデータ通信専用にする電話番号を選択できます。その場合、もう一方の番号がデフォルトになります。iPhone で両方のプランのモバイルデータ通信を通信エリアや提供状況に応じて使う場合は、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにしておきます。

2 つの電話番号を通話、メッセージ、データ通信に使う

iPhone に電話番号を 2 つ設定できるようになったため、以下のように活用できます。 

使う番号を iPhone に記憶させておく

連絡先に登録してある人に電話をする場合に、どちらの番号を使うか毎回選択する必要はありません。デフォルトでは、前回 iPhoneでその連絡先に電話をかけたときに使ったのと同じ番号が使われます。電話したことがない連絡先の場合は、デフォルトの番号が使われます。必要なら、連絡先に電話をかけるときに使う番号を指定しておけます。以下の手順で対処してください。

  1. 連絡先をタップします。
  2. 「優先モバイル通信プラン」をタップします。
  3. その連絡先で使いたい番号をタップします。

電話をかける/電話に出る

どちらの電話番号でも、電話をかけたり受けたりすることができます。

iOS 13 では、通話中に、もう片方の電話番号が Wi-Fi 通話に対応している場合は、ほかの番号に着信した通話にも出ることができます。デフォルトのデータ回線ではない方で通話中は、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」がオンになっている必要があります。または、通話に出なくても、通信事業者で留守番電話を設定してあれば、不在着信の通知が届き、通話は留守番電話につながります。Wi-Fi 通話の対応状況については、通信事業者にお問い合わせください。また、追加の手数料やデータ通信料がかかるかどうかもご確認ください。

通信事業者が Wi-Fi 通話に対応していない場合や、Wi-Fi 通話の設定を有効にしていない場合は1、通話中にもう片方の電話番号に着信があると、通信事業者で留守番電話を設定してあれば、留守番電話につながります。2 留守番電話を使っていない場合は、副回線の番号の不在着信通知が届きます。割込通話は、同じ番号に電話がかかってきたときに機能します。重要な電話を逃さないように、自動電話転送を有効にして、片方の番号にかかってきた電話をすべてもう片方に転送するようにしておけます。この機能を利用できるかどうかや、追加料金がかかるかどうかは、ご契約先の通信事業者にご確認ください。

1. または、iOS 12 をお使いの場合は、別の番号を使用中にかかってきた電話に出るには、iOS 13 にアップデートしてください。
2. モバイルデータ通信を利用する番号でデータローミングを有効にしている場合、音声通話専用の番号では Visual Voicemail と MMS が無効になります。

通話に使う電話番号を切り替える

電話をかける前に電話番号を切り替えることができます。「よく使う項目」リストに登録している人に電話をかける場合は、以下の手順を実行してください。

  1. をタップします。
  2. 現在の電話番号をタップします。 
  3. もう片方の番号をタップします。 

キーパッドを使っている場合は、以下の手順を実行してください。

  1. 電話番号を入力します。
  2. 画面の上部近くに表示される、その電話番号をタップします。 
  3. 使いたい番号をタップします。

iMessage や SMS/MMS でメッセージを送信する

どちらの電話番号でも、iMessage や SMS/MMS を使ってメッセージを送信できます*。iMessage または SMS/MMS メッセージを送信する前に電話番号を切り替えることができます。以下の要領で行ってください。

  1. メッセージ App を開きます。
  2. 画面の右上隅にある「新規」ボタンをタップします。
  3. 連絡先の名前を入力します。
  4. 現在の電話番号をタップします。
  5. 使いたい番号をタップします。

* 追加料金がかかる場合があります。ご契約先の通信事業者にご確認ください。

デュアル SIM のステータスアイコンについて

画面の上部にあるステータスバーのアイコンが、2 つの通信事業者の信号強度を表します。ステータスアイコンの意味については、こちらの記事を参照してください。

コントロールセンターを開くと、ほかにもステータスアイコンが表示されます。

このステータスバーでは、通信事業者 1 が LTE を使っていて、通信事業者 2 が Wi-Fi 通話を使っていることがわかります。

このステータスバーでは、通信事業者 1 が LTE を使っていて、通信事業者 2 が 通信事業者 1 のモバイルデータ通信を使っていることがわかります。

モバイルデータ通信用の番号を変更する

一度に 1 つの番号でモバイルデータ通信を利用できます。モバイルデータ通信を利用する番号を変更する場合は、以下の手順を実行してください。

  1. 「設定」を開きます。
  2. 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップします。
  3. 「モバイルデータ通信」をタップします。 
  4. モバイルデータ通信に使いたい番号をタップします。 

「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにすると、音声通話専用の番号で音声通話をしている間、その番号が自動的に音声とデータを使うように切り替わります*。通話中に音声とデータの両方を使えるようになります。

「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオフにしていて、モバイルデータ専用の番号ではない音声通話番号を利用している場合、通話中にモバイルデータ通信は機能しません。

「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにするには、以下の手順を実行してください。

  1. 「設定」を開きます。
  2. 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップします。
  3. 「モバイルデータ通信」をタップします。
  4. 「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにします。

* 通話中はデータ回線が自動的に切り替わります。データローミングを利用している場合は、モバイル通信の切り替えは行われません。この機能を利用できるかどうかや、追加料金がかかるかどうかは、ご契約先の通信事業者にご確認ください。

モバイル通信の設定を管理する

各プランのモバイル通信の設定を変更するには、以下の手順を実行してください。

  1. 「設定」を開きます。
  2. 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップします。
  3. 変更したい番号をタップします。
  4. いずれかのオプションをタップし、通常通りに設定します。

以前の iPhone から新しい iPhone に eSIM に転送する

eSIM を新しい iPhone に転送するには、通信事業者から支給された QR コードをスキャンするか、通信事業者の iPhone App を使うか、割り当てられたモバイル通信プランをインストールします。新しい iPhone でモバイル通信プランをアクティベートすると、以前の iPhone でそのプランのアクティベートは解除されます。

新しい iPhone を設定するには、「eSIM でモバイル通信プランを設定する」セクションの手順を実行してください。

eSIM を消去する

eSIM を消去する必要が生じた場合は、以下の手順で消去してください。

  1. 「設定」を開きます。
  2. 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップします。
  3. 消去したいプランをタップします。
  4. 「モバイル通信プランを削除」をタップします。

デバイスからすべてのコンテンツと設定を消去する場合は、eSIM も消去するか、残しておくかを選択できます。モバイル通信プランを解約する場合は、通信事業者にお問い合わせください。

関連情報

  • eSIM と Apple Watch でデュアル SIM を使う方法については、こちらの記事を参照してください。
  • eSIM を設定できない場合や、eSIM の使い方でお困りの場合は、こちらの記事を参照してください。
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