Final Cut Pro X 用のテストメディアを作成する

Final Cut Pro X で、問題の切り分けに使える動作確認済みのメディアを作成する方法を説明します。

Final Cut Pro で問題が起きた場合、正常に動作することを確認済みの優良メディアを作成して、問題のトラブルシューティングを実施できます。動作確認済みのメディアを使えば、メディアが再生されない、正常に書き出せないなど、幅広い症状のトラブルシューティングに役立ちます。以下に、Final Cut Pro に付属のメディアを使って Apple ProRes 422 マスターを作成する方法を説明します。作成したファイルは、Final Cut Pro の問題の切り分けに使えます。

プロ向けビデオフォーマットと追加コンテンツをインストールする

まず、プロ向けビデオフォーマットと Final Cut Pro X 追加コンテンツがインストールされているか確かめてください。これらのオプションのコンテンツは App Store からインストールできます。Final Cut Pro X で、「Final Cut Pro」>「追加コンテンツをダウンロード」の順に選択し、App Store の「アップデート」をクリックします。これらのオプションがインストールされていない場合は、「アップデート」パネルに表示されます。

プレースホルダを追加する

  1. Final Cut Pro X を開きます。
  2. 「ファイル」>「新規」>「ライブラリ」の順に選択します。
  3. 名前として「テストライブラリ」と入力し、「command + shift + D」キーを押してから「保存」をクリックし、そのライブラリをデスクトップに保存します。
  4. 「ファイル」>「新規」>「プロジェクト」の順に選択します。ダイアログの右下隅のボタンに「自動設定を使用」と表示されている場合は、このボタンをクリックします。代わりに「カスタム設定を使用」と表示されるようになります。
  5. プロジェクトに「テストメディア」という名前を付けて「OK」をクリックします。
  6. 「編集」>「ジェネレータを挿入」>「プレースホルダ」の順に選択するか、「command + option + W」キーを押します。「ビデオのプロパティ」ウインドウで「OK」をクリックします。タイムラインにプレースホルダが表示されます。「shift + Z」キーを押してプレースホルダを拡大表示して、タイムラインのサイズに合わせます。

サウンドエフェクトを追加する

  1. Final Cut Pro ウインドウの左上にある「写真とオーディオ」ボタンをクリックします。
  2. 「サウンドエフェクト」をクリックします。
  3. ブラウザの上部にある検索フィールドに「ascending」と入力します。「Ascending」という名前のファイルが検索結果に表示されます。
  4. 「Ascending」ファイルをタイムラインにドラッグし、タイムライン上のプレースホルダファイルの下にドラッグします。
  5. 「shift + Z」キーを押してタイムラインを拡大表示します。
  6. タイムラインでプレースホルダのクリップを選択してから、そのクリップの末尾を「Ascending」サウンドエフェクトの末尾に合うようにドラッグします。

プロジェクトをマスターとして共有する

プロジェクトの作成後、そのプロジェクトを Apple ProRes 422 マスターファイルとして共有します。

  1. 「ファイル」>「共有」>「マスター」の順に選択し、「設定」をクリックして、共有先を以下の通りに設定します。
    • フォーマット:ビデオとオーディオ
    • ビデオコーデック:Apple ProRes 422
    • 解像度:1920 x 1080
    • オーディオ・ファイルフォーマット:QuickTime ムービー (リニア PCM)
    • 「チャプタマーカーを含める」チェックボックスを選択しておきます。
    • このアプリケーションで開く:何もしない
    • ロール:QuickTime ムービー
  2. 「次へ」をクリックします。
  3. 名前として「テストメディア」と入力し、「command + shift + D」キーを押してから「保存」をクリックし、ファイルをデスクトップに保存します。
  4. 「共有は正常に完了しました」という通知が表示されたら「閉じる」をクリックします。

テストメディアを使う

テストメディアファイルを使って Final Cut Pro をテストするには、新しいライブラリを作成し、新しいプロジェクトを作成します。その上で、テストメディアファイルを新しいプロジェクトに読み込みます。問題を再現してみます。テストメディアを使えば問題が起きない場合は、問題が起きていたプロジェクトの中のメディアが原因だと考えられます。問題が再現された場合は、さらに別の手順で問題の切り分けと解決を進める必要があります。

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