Safari 11 のセキュリティコンテンツについて
Safari 11 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。Apple との通信は、Apple Product Security PGP キーで暗号化できます。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
Safari 11
Safari
対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13
影響:悪意のある Web サイトにアクセスすると、アドレスバーを偽装される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ユーザインターフェイス不一致の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7085:Tencent の Xuanwu Lab (tencent.com) の xisigr 氏
WebKit
対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7081:Apple
WebKit
対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7087:Apple
CVE-2017-7091:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Baidu Security Lab の Wei Yuan 氏
CVE-2017-7092:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Samuel Gro 氏および Niklas Baumstark 氏、Qihoo 360 Vulcan Team の Qixun Zhao 氏 (@S0rryMybad)
CVE-2017-7093:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Samuel Gro 氏および Niklas Baumstark 氏
CVE-2017-7094:Leviathan Security Group の Tim Michaud 氏 (@TimGMichaud)
CVE-2017-7095:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する南洋理工大学の Wang Junjie 氏、Wei Lei 氏、Liu Yang 氏
CVE-2017-7096:Baidu Security Lab の Wei Yuan 氏
CVE-2017-7098:Instituto Tecnológico de Aeronáutica の Felipe Freitas 氏
CVE-2017-7099:Apple
CVE-2017-7100:Cure53 の Masato Kinugawa 氏および Mario Heiderich 氏
CVE-2017-7102:南洋理工大学の Wang Junjie 氏、Wei Lei 氏、Liu Yang 氏
CVE-2017-7104:Baidu Secutity Lab の likemeng 氏
CVE-2017-7107:南洋理工大学の Wang Junjie 氏、Wei Lei 氏、Liu Yang 氏
CVE-2017-7111:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Baidu Security Lab (xlab.baidu.com) の likemeng 氏
CVE-2017-7117:Google Project Zero の lokihardt 氏
CVE-2017-7120:Ant-financial Light-Year Security Lab の chenqin (陈钦) 氏
WebKit
対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:親タブの処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。
CVE-2017-7089:ONSEC の Anton Lopanitsyn 氏、Detectify の Frans Rosén 氏
WebKit
対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13
影響:ある生成元 (origin) の Cookie が別の生成元に送信されることがある。
説明:Web ブラウザの Cookie の処理に、アクセス権の問題がありました。この問題は、カスタム URL スキームについては Cookie を返さないようにすることで解決されました。
CVE-2017-7090:Apple
WebKit
対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13
影響:悪意のある Web サイトにアクセスすると、アドレスバーを偽装される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ユーザインターフェイス不一致の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7106:Thinking Objects GmbH (to.com) の Oliver Paukstadt 氏
WebKit
対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、クロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:アプリケーションキャッシュポリシーが予期せず適用されていた可能性があります。
CVE-2017-7109:avlidienbrunn 氏
WebKit
対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13
影響:Safari のプライベートブラウズモードで、悪意のある Web サイトによってユーザが追跡される可能性がある。
説明:Web ブラウザの Cookie の処理に、アクセス権の問題がありました。この問題は、制限を強化することで解決されました。
CVE-2017-7144:UIC の BITS Lab の Mohammad Ghasemisharif 氏
WebKit ストレージ
対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13
影響:Web サイトのデータが、Safari のプライベートブラウズセッションの後も維持される場合がある。
説明:Safari のプライベートウインドウでの Web サイトデータの処理に、情報漏洩の脆弱性がありました。この問題は、データ処理を改善することで解決されました。
CVE-2017-7142:Rich Shawn O’Connell 氏、匿名の研究者、匿名の研究者
ご協力いただいたその他の方々
WebKit
Tencent の Xuanwu Lab (tencent.com) の xisigr 氏のご協力に感謝いたします。
WebKit
The City School, PAF Chapter の Rayyan Bijoora 氏 (@Bijoora) のご協力に感謝いたします。
WebKit
redrain (360CERT の hongyu) 氏のご協力に感謝いたします。
WebKit Fullscreen
Tencent の Xuanwu Lab (tencent.com) の xisigr 氏のご協力に感謝いたします。
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