Apple ID の 2 ステップ確認とは?
2 ステップ確認は、たとえ Apple ID のパスワードを盗まれてもアカウントに不正アクセスしたりアカウントを悪用したりできないようにするためのセキュリティ機能です。
2 ステップ確認を有効にすると、以下のことをする際に、お使いのいずれかのデバイス、または承認されている別の手段を用いて、本人確認をしていただくことが必須になります。
- Apple ID のアカウントページにサインインする
- 新しいデバイスで、または iCloud.com から iCloud にサインインする
- iMessage または FaceTime* にサインインする
- 新しいデバイスで、iTunes、Apple Books、App Store で買い物をする
- Apple ID 関連の問い合わせをする
2 ステップ確認は 2 ファクタ認証と同じものですか?
いいえ。2 ファクタ認証の方が新しいセキュリティ強化の仕組みで、iOS、macOS、tvOS、watchOS、Apple の Web サイトに直接組み込まれています。利用するユーザ側にとってもより効率的になっていて、セキュリティの強化が求められる特定の機能を使う場合には、2 ファクタ認証が必須になります。iOS 9 または OS X El Capitan 以降を搭載したデバイスを 1 台以上所有している iCloud ユーザなら、2 ファクタ認証を利用できます。
お手元の Apple 製デバイスを iOS 9 以降または OS X El Capitan 以降にアップデート可能な場合は、代わりに 2 ファクタ認証を設定してください。Apple ID で 2 ステップ確認を使っていて、iOS 11 以降または macOS High Sierra 以降にアップデートした場合、セキュリティ設定は状況に応じて自動的に 2 ファクタ認証にアップグレードされます。
2 ステップ確認は古いセキュリティ機能で、Apple 製のデバイスをお持ちでない方、デバイスをアップデートできない方、その他の理由で 2 ファクタ認証を利用できない方を対象に提供しています。
2 ステップ確認を設定するには?
2 ステップ確認は、以下のリンクを使って設定できます。リンクをクリックして、Apple ID のアカウントページにサインインし、画面に表示される案内にそって設定してください。
仕組みは?
2 ステップ確認を設定する際に、信頼できるデバイスを 1 台 (または複数) 登録します。信頼できるデバイスとは、お客様ご自身の管理下にあり、SMS や「iPhone を探す」を使って 4 桁の確認コードを受信できるデバイスのことです。SMS 対応の電話番号を少なくとも 1 つ提示する必要があります。
デバイスを登録すると、Apple ID の管理ページにサインインして Apple ID を管理するときや、iCloud にサインインするとき、新しいデバイスを使って iTunes、Apple Books、App Store で買い物するときに、パスワードと 4 桁の確認コードの両方を入力して本人確認することが必要になります。
いったんサインインしたら、これまで通りアカウントの管理や購入ができます。パスワードと確認コードの両方を正しく入力しないとアカウントへのアクセスが拒否されます (サインインできません)。
また、14 文字の復旧キーが発行されますので、印刷して安全な場所に保管しておいてください。信頼できるデバイスにアクセスできなくなったときやパスワードを忘れてしまったときは、この復旧キーを使ってアカウントにアクセスできます。
セキュリティ質問は覚えておく必要があるのですか?
2 ステップ確認を有効にしている場合は、セキュリティ質問を作成したり覚えておいたりする必要はありません。パスワード、信頼できるデバイスに送信された確認コード、復旧キーの 3 つだけで本人確認がなされます。
どの SMS 対応電話番号を認証すればよいのですか?
各アカウントにつき少なくとも 1 つの SMS 対応電話番号を確認しておく必要があります。できれば、日頃 iPhone やその他の携帯電話で使っている SMS 対応電話番号をすべて認証しておくとよいでしょう。また、配偶者や家族など、身近な方の SMS 対応電話番号も認証しておくとよいでしょう。一時的に自分のデバイスにアクセスできなくなった場合でも、代わりにその番号を使うことができるからです。
固定電話や Web ベース (VOIP) の電話サービスは 2 ステップ確認には使えません。
「iPhone を探す」の通知機能を使って確認コードを受信するには?
「iPhone を探す」を有効にしておけば、どの iOS デバイス上でも「iPhone を探す」の通知機能を使って確認コードを受信できます。「iPhone を探す」の設定方法については、こちらの記事を参照してください。
復旧キーを保管する場所は?
復旧キーは、自宅、職場、またはその他の安全な場所に保管してください。キーを複数コピーし、複数の場所に保管しておくことをおすすめします。そうすることで、復旧キーが必要になった時にすぐに見つけることができ、またコピーを紛失した場合も予備があるので安心です。復旧キーはデバイスやコンピュータ上には保存しないようにしてください (権限のないユーザが簡単にアクセスできるおそれがあるため)。
新しい復旧キーが必要になった場合は、Apple ID のアカウントページで作成できます。パスワードと信頼できるデバイスを使ってサインインし、「セキュリティ」セクションで「紛失したキーを変更」をクリックしてください。
新しいキーを作成した後、古い復旧キーは使えなくなります。
2 ステップ確認のコードの入力に対応していない App でアカウントにサインインするには、どうすればよいですか?
Apple ID のアカウントページで App 用パスワードを作成し、サインインしたい App のパスワードフィールドに入力することができます。これで、確認コードの入力に対応していない App を使う場合も、安全にサインインすることができます。たとえば、他社製のメール、連絡先、カレンダー App を使って iCloud にサインインする場合に App 用パスワードを使えます。
App 用パスワードを生成するには、Apple ID のアカウントページにサインインします。「セキュリティ」セクションで、「編集」>「パスワードを生成」をクリックします。
App 用パスワードについて詳しくは、こちらの記事を参照してください。
2 ステップ確認を利用するにあたって覚えておくべきことは何かありますか?
2 ステップ確認は、お客様の Apple ID のセキュリティ (安全性) を簡単に強化する仕組みです。この機能を有効にすると、パスワード、信頼できるデバイスに送信された確認コード、または復旧キーを使わない限り、他人が自分のアカウントにアクセスしたりアカウントを管理したりすることができなくなります。また、パスワードのリセット、信頼できるデバイスの管理、新しい復旧キーの作成がご本人にしかできなくなります。Apple サポート担当者は、ほかのサービスについてはサポートを承りますが、お客様の代わりにこの 3 項目を変更したり復旧したりすることはできませんので、この点をあらかじめご了承いただきますようお願いいたします。そのため、2 ステップ確認をご利用の際には、次の内容につきましては、すべてお客様の責任になりますのでご理解ください。
- 自分のパスワードを覚えておく
- 信頼できるデバイスの (物理的な意味での) セキュリティに気をつける
- 復旧キーを安全な場所に保管する
上記の 3 項目 (パスワード、信頼できるデバイス、復旧キー) のうちの 2 つに同時にアクセスできなくなった場合は、その Apple ID を永久に使えなくなるおそれがあります。
復旧キーをなくしてしまった場合は?
信頼済みのデバイスのいずれかで Apple ID パスワードを使って Apple ID のアカウントページにサインインし、新しい復旧キーを作成していただけます。
Apple ID のパスワードを忘れてしまった場合は?
復旧キーと信頼できるデバイスを使って、Apple ID のアカウントページでパスワードをリセットできます。
Apple サポートでは、お客様の代わりにパスワードをリセットすることはできません。パスワードをリセットするには、復旧キーがあることと、最低 1 台の信頼できるデバイスにアクセスできることが必要です。
信頼できるデバイスを紛失したり手放したりしたときは?
紛失、売却、譲渡などによってデバイスにアクセスできなくなったときは、Apple ID のアカウントページで、できるだけ早く信頼できるデバイスのリストからそのデバイスを削除してください。こうすることで、そのデバイスが悪用されるのを防ぐことができます。
信頼できるデバイスにアクセスできなくなったときは?
信頼できるデバイスにアクセスできなくても、パスワードと復旧キーを使ってアカウントにアクセスできます。できるだけ早く、新しい信頼できるデバイスの確認を済ませてください。
2 ステップ確認を設定しようとしたら待機するよう求められました。なぜですか?
Apple では、基本的なセキュリティ対策として、Apple ID のアカウント情報に対する重要な変更が最近行われた場合は 2 ステップ確認の設定を完了できないようにしています。重要な変更とは、たとえばパスワードのリセットや新しいセキュリティ質問の設定などです。待機期間は、他人がお客様のアカウントにアクセスしたりアカウント情報を変更したりする可能性をできるだけ低減するための予防措置です。待機期間中でも、いつも通りにアカウントを使って Apple のすべてのサービスやストアをご利用いただけます。
待機期間に入ると、そのアカウントに登録されているすべてのアドレスにメールが自動送信されます。このメールは、お客様のアカウントが待機期間中であることをお知らせするとともに、他人がアカウントに不正にアクセスしていると思われる場合は Apple サポートにご連絡いただくようお願いするためのものです。Apple ID のアカウントページや受信メールに記載されている日を過ぎると 2 ステップ確認を設定できるようになります。
待機期間が終了したら 30 日以内に 2 ステップ確認の設定を完了してください。30 日以上経ってから設定を完了しようとしたり、この期間中にアカウントに対して重要な変更を行ったりすると、新たに待機期間が設けられます。
2 ステップ確認をオフにする方法は?
- Apple ID のアカウントページにサインインします。
- 「セキュリティ」セクションで「編集」をクリックします。
- 「2 ステップ確認をオフにする」をクリックします。
- 新しいセキュリティ質問を作成し、誕生日を確認します。
Apple ID の 2 ステップ確認がオフになったことを確認するメールが届きます。
2 ステップ確認を利用できる国または地域は?
2 ステップ確認は、以下の国または地域で利用できます。お客様の国または地域で 2 ステップ確認が利用できるようになると、Apple ID のアカウントページの「セキュリティ」セクションに「2 ステップ確認」のセクションが自動的に表示されます。
- アルバニア
- アルジェリア
- アンゴラ
- アンギラ
- アンティグア・バーブーダ
- アルゼンチン
- アルメニア
- オーストラリア
- オーストリア
- バハマ
- バーレーン
- バングラデシュ
- バルバドス
- ベルギー
- ボリビア
- ボツワナ
- ブラジル
- 英領バージン諸島
- ブルガリア
- カメルーン
- カナダ
- ケイマン諸島
- 中央アフリカ共和国
- チャド
- チリ
- 中国大陸
- コロンビア
- コンゴ民主共和国
- コンゴ共和国
- コスタリカ
- コートジボワール
- クロアチア
- キプロス
- チェコ共和国
- デンマーク
- ドミニカ
- ドミニカ共和国
- エクアドル
- エジプト
- エルサルバドル
- エストニア
- フィジー
- フィンランド
- フランス
- ガンビア
- ドイツ
- ガーナ
- ギリシャ
- グレナダ
- グアム
- グアドループ
- グアテマラ
- ギニア
- ギニアビサウ
- ガイアナ
- ホンジュラス
- 香港
- ハンガリー
- アイスランド
- インド
- インドネシア
- アイルランド
- イスラエル
- イタリア
- ジャマイカ
- 日本
- ヨルダン
- カザフスタン
- ケニヤ
- クウェート
- ラオス
- ラトビア
- レバノン
- リヒテンシュタイン
- リトアニア
- ルクセンブルグ
- マカオ
- マケドニア
- マダガスカル
- マレーシア
- マリ
- マルタ
- マルティニク
- モーリシャス
- メキシコ
- モルドバ
- モントセラト
- モロッコ
- ナミビア
- オランダ
- ニュージーランド
- ニカラグア
- ニジェール
- ナイジェリア
- ノルウェー
- オマーン
- パキスタン
- パラオ
- パナマ
- パラグアイ
- ペルー
- フィリピン
- ポーランド
- ポルトガル
- プエルトリコ
- カタール
- レユニオン
- ルーマニア
- ロシア
- セントクリストファー・ネイビス
- セントルシア
- セントビンセント・グレナディーン諸島
- サントメ・プリンシペ
- サウジアラビア
- セネガル
- セーシェル
- シエラレオネ
- シンガポール
- スロバキア
- スロベニア
- 南アフリカ
- 韓国
- スペイン
- スリランカ
- スリナム
- スワジランド
- スウェーデン
- スイス
- 台湾
- タンザニア
- タイ
- トリニダード・トバゴ
- チュニジア
- トルコ
- タークス・カイコス諸島
- ウガンダ
- ウクライナ
- アラブ首長国連邦
- 英国
- 米国
- ウルグアイ
- ベネズエラ
- ベトナム
- イエメン
- ジンバブエ
* 国または地域によっては FaceTime を利用できない場合があります。