Xcode 4.4 のセキュリティコンテンツについて

Xcode 4.4 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple では、ユーザ保護の観点から、完全な調査が終了して必要なパッチやリリースが利用可能になるまではセキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。Apple 製品のセキュリティについては「Apple 製品のセキュリティ」Web サイトを参照してください。

Apple Product Security PGP キーについては「Apple Product Security PGP キーの使用方法」を参照してください。

CVE ID を使って脆弱性を調べることもできます。

その他のセキュリティアップデートについては、こちらの記事を参照してください。

Xcode 4.4

  • neon

    対象:OS X Lion v10.7.4 以降

    影響:攻撃者が SSL によって保護されたデータを復号化する可能性がある。

    説明:暗号化スイートが CBC モードでブロック暗号を使用する際に、SSL 3.0 および TLS 1.0 の機密性に対する既知の攻撃があります。neon ライブラリ (Subversion によって使用される) が、これらの攻撃を防止する「空のフラグメント」対応策を無効にしていました。この問題は、この対応策を有効にすることで解決されています。

    CVE-ID

    CVE-2011-3389

  • Xcode

    対象:OS X Lion v10.7.4 以降

    影響:Xcode を使って作成されたヘルパーツールが、App Store アプリケーションによるキーチェーンエントリの読み取りを許している。

    説明:すべての署名済みプログラムは、指定必要条件 (DR) を含みます。これは、プログラムのデベロッパの観点から、このプログラムのインスタンスと見なされるためにプログラムが満たす必要がある制約条件を記述します。コマンドラインツールや組み込みヘルパーなど、バンドル ID のない製品に署名するために Xcode で Developer ID が使用されていた場合に、App Store によって署名されるアプリケーションに適用される DR の部分で、この製品に対して生成される DR にデベロッパの ID が含まれていませんでした。この結果、App Store アプリケーションは製品によって作成されるキーチェーン項目にアクセスできるようになっていました。チェックを強化した DR の生成によって、この問題が解決されました。改良された DR を組み込むには、該当する製品にこのバージョンの Xcode で再署名する必要があります。

    CVE-ID

    CVE-2012-3698

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