Xsan 2 Administrator Guide v2.3:「Upgrade SAN hardware and software」の改訂

この記事では、「Xsan 2 Administrator Guide v2.3」の 132 ページにある「Upgrade SAN hardware and software (SAN のハードウェアおよびソフトウェアをアップグレードする)」手順の改訂版を掲載しています。

注意:この手順では、Xsan 2.0 以降からのアップデート方法を説明しています。古いバージョンの Xsan からのアップグレードについてサポートが必要な場合は、「Xsan 2 移行ガイド (第 2 版)」を参照してください。http://www.apple.com/jp/xsan/resources/ から入手いただけます。

Xsan 2.3 アップグレードの一環として PowerPC ベースのコンピュータを Intel ベースのコンピュータに交換する必要がある場合は、次の手順に従います (Xsan 2.3 では、すべての SAN コンピュータに Intel プロセッサが搭載されている必要があります)。

  1. SAN ボリュームをバックアップする

    最初に、SAN ボリュームにあるファイルのバックアップコピーを作成します。

  2. すべてのボリュームで Spotlight を無効にする

    新しい SAN コンピュータへの移行中は、すべての Xsan ボリュームで Spotlight を無効にします。

    1. Xsan Admin の「SAN アセット」リストで「ボリューム」を選択します。
    2. ボリュームを選択し、操作ポップアップメニュー (歯車) から「ボリューム設定を編集」を選択します。
    3. 「Spotlight」の横にある「このボリュームで有効にする」のチェックボックスをクリックして選択を解除します。
    4. SAN のすべてのボリュームで上記の手順を繰り返します。
  3. すべてのボリュームをマウント解除して停止する

    古いメタデータコントローラから新しいコンピュータにデータを移行する前に、すべての SAN ボリュームを停止して、SAN ボリュームが変更されないようにする必要があります。

    1. Xsan Admin の「SAN アセット」リストで「マウント」を選択します。
    2. 「ボリューム」ポップアップメニューからボリュームを選択します。
    3. リストですべてのクライアントを選択し、マウント解除ボタンをクリックします。
      クライアントを複数選択するには、「command」キーまたは「shift」キーを押したままリストでクライアントを選択します。
    4. 操作ポップアップメニュー (歯車) から「ボリュームを停止」を選択します。
    5. SAN のすべてのボリュームで上記の手順を繰り返します。
  4. 新しいコンピュータを SAN に接続する

    新しい Mac を SAN の Ethernet ネットワークおよびファイバーチャネルネットワークに接続します。必要に応じて、古いコンピュータの接続を外してポートを使えるようにします。

    新しい Mac では、まだ設定アシスタントを使わないでください。

    重要:すべての SAN コントローラに Lion Server が推奨されています。Xsan Admin を使ってユーザとグループを管理する場合は、Lion Server が必要です。コントローラに変更するクライアントでは Lion Server を実行するようにしてください。

  5. プライマリコントローラを新しいコンピュータに移行する

    「サーバアシスタント」を使って、古いプライマリコントローラから新しいサーバにサーバのデータを移行します。

    1. Xsan Admin を使って、すべての SAN ボリュームでフェイルオーバー優先順位リストにプライマリメタデータコントローラがあるか確認します。
    2. メタデータコントローラに接続する可能性があるすべてのコンピュータで Xsan Admin が開いていないことを確認します。

      SAN コンピュータの IP アドレスを新しいコンピュータに移行するときに Xsan Admin が開いている場合、Xsan Admin が混乱することがあります。

    3. 「サーバアシスタント」が古いプライマリメタデータコントローラから新しいサーバにデータを転送できるように、古いプライマリメタデータコントローラをターゲットディスクモードで再起動します。

      ターゲットディスクモードで再起動するには、コンピュータの起動時に「T」キーを押したままにします。

    4. プライマリメタデータコントローラにする新しいサーバの電源を入れ、「サーバアシスタント」の「ようこそ」パネルが表示されるまで待ちます。
    5. 「サーバアシスタント」の画面の指示に従って「既存の Mac サーバを転送しますか」パネルまで進み、「既存のサーバから情報を転送」を選択して「続ける」をクリックします。
    6. 古いプライマリメタデータコントローラを新しいサーバに FireWire ケーブルで接続し、データの転送を開始する準備ができたら「Mac サーバの転送」パネルで「続ける」をクリックします。
    7. データの転送が完了したら、「サーバアシスタント」の残りの設定パネルの指示に従います。
    8. 古いプライマリメタデータコントローラをシステム終了し、Ethernet ネットワークおよびファイバーチャネルネットワークからこのコントローラの接続を解除します。

    古いプライマリメタデータコントローラの IP アドレスは移行先の新しいサーバの IP アドレスと同じであるため、Ethernet ネットワークへの接続中は、古いプライマリメタデータコントローラを起動しないでください。

  6. スタンバイコントローラを移行する

    「サーバアシスタント」を使って、古いスタンバイメタデータコントローラから新しいサーバにサーバのデータを移行します。

    1. メタデータコントローラに接続する可能性があるすべてのコンピュータで Xsan Admin が開いていないことを確認します。

      SAN コンピュータの IP アドレスを新しいコンピュータに移行するときに Xsan Admin が開いている場合、Xsan Admin が混乱することがあります。

    2. 「サーバアシスタント」が古いスタンバイメタデータコントローラから新しいサーバにデータを転送できるように、古いスタンバイメタデータコントローラをターゲットディスクモードで再起動します。

      ターゲットディスクモードで再起動するには、コンピュータの起動時に「T」キーを押したままにします。

    3. スタンバイメタデータコントローラにする新しいサーバの電源を入れ、「サーバアシスタント」の「ようこそ」パネルが表示されるまで待ちます。
    4. 「サーバアシスタント」の画面の指示に従って「既存の Mac サーバを転送しますか」パネルまで進み、「既存のサーバから情報を転送」を選択して「続ける」をクリックします。
    5. 古いスタンバイメタデータコントローラを新しいサーバに FireWire ケーブルで接続し、データの転送を開始する準備ができたら「Mac サーバの転送」パネルで「続ける」をクリックします。
    6. データの転送が完了したら、「サーバアシスタント」の残りの設定パネルの指示に従います。
    7. 古いスタンバイメタデータコントローラをシステム終了し、Ethernet ネットワークおよびファイバーチャネルネットワークからこのコントローラの接続を解除します。

    古いスタンバイメタデータコントローラの IP アドレスは移行先の新しいサーバの IP アドレスと同じであるため、Ethernet ネットワークへの接続中は、古いスタンバイメタデータコントローラを起動しないでください。

  7. 残りの SAN クライアントを移行する

    すべての SAN コントローラに Lion Server が搭載されているとき、SAN クライアントを移行またはアップグレードできます。

    • SAN のクライアントコンピュータを新しいコンピュータに交換する場合は、OS X Lion の「設定アシスタント」または Lion Server の「サーバアシスタント」を使って、古いクライアントコンピュータから新しいコンピュータにデータを移行します。
    • SAN にクライアントコンピュータを残しておく場合は、残しておくコンピュータを OS X Lion または Lion Server にアップグレードします。
    • クライアントコンピュータをアップグレードしない場合で、クライアントコンピュータに Mac OS X v10.6 または Mac OS X Server v10.6 が搭載されている場合は、Xsan 2.2.1 以降にアップグレードします。
    • クライアントコンピュータに Mac OS X v10.5.x または Mac OS X Server v10.5.x 以前が搭載されている場合は、クライアントコンピュータを v10.6 にアップグレードして Xsan 2.3 SAN で使えるようにする必要があります。
    • PowerPC プロセッサが搭載されているクライアントコンピュータは、Xsan 2.3 SAN で使えません。Intel プロセッサおよびファイバーチャネルのポートまたはアダプタが搭載されている Mac は使用できます。

    新しいコンピュータに移行する

    1. メタデータコントローラに接続する可能性があるすべてのコンピュータで Xsan Admin が開いていないことを確認します。

      SAN コンピュータの IP アドレスを新しいコンピュータに移行するときに Xsan Admin が開いている場合、Xsan Admin が混乱することがあります。

    2. 新しいコンピュータの電源を入れ、「設定アシスタント」が表示されるまで待ちます。
    3. 「設定アシスタント」の画面の指示に従って、既存のコンピュータからデータを転送するパネルが表示されるまで進み、データを転送することを選択します。

      古いコンピュータと新しいコンピュータを FireWire ケーブルで接続し、古いコンピュータをターゲットディスクモードで再起動します。ターゲットディスクモードで再起動するには、コンピュータの起動時に「T」キーを押したままにします。

      FireWire を使ってコンピュータを接続していない場合は、画面上の指示に従ってコンピュータを接続します。

    4. データの転送が完了したら、「設定アシスタント」の残りの設定パネルの指示に従います。
    5. 古いコンピュータをシステム終了し、Ethernet ネットワークおよびファイバーチャネルネットワークからこのコンピュータの接続を解除します。

      古いコンピュータの IP アドレスは移行先の新しいコンピュータの IP アドレスと同じです。

      OS X Lion または Lion Server に移行したクライアントで SAN ボリュームがマウントされない場合は、クライアントのシステム環境設定の「Xsan」パネルを使って、Xsan が有効になっているか確認してください。

    Mac OS X および Xsan をアップグレードする

    アップグレードするクライアントコンピュータで Mac App Store を開き、OS X Lion を購入します。

    OS X Lion の購入後、Mac OS X インストールアシスタントが開きます。Mac OS X v10.6 は OS X Lion に、Mac OS X Server v10.6 は Lion Server にアップグレードされます。

    アップグレードするクライアントコンピュータに Mac OS X または Mac OS X Server v10.5 が搭載されている場合は、OS X Lion の購入前にクライアントコンピュータを v10.6 にアップグレードしてください。v10.6 にアップグレードした後、次の手順に従います。

    • 「ソフトウェア・アップデート」を使って、最新バージョンの Mac OS X または Mac OS X Server v10.6 にアップデートします。
    • 「ソフトウェア・アップデート」を使って、Xsan 2.2.1 以降にアップデートします。Mac OS X v10.5 用の Xsan 2.2 と Mac OS X v10.6 用の Xsan 2.2 には根本的な違いがあるため、Xsan はアップデートする必要があります。

    OS X Lion または Lion Server にアップグレードすると、Xsan はバージョン 2.3 にアップグレードされます。

    OS X Lion または Lion Server にアップグレードしたクライアントで SAN ボリュームがマウントされない場合は、クライアントのシステム環境設定の「Xsan」パネルを使って、Xsan が有効になっているか確認してください。

    Xsan のみをアップグレードする

    Mac OS X または Mac OS X Server v10.6 搭載のクライアントコンピュータで、Apple メニューから「ソフトウェア・アップデート」を選択し、Xsan 2.2.1 以降にアップデートします。

    クライアントコンピュータに Mac OS X または Mac OS X Server v10.5 以前が搭載されている場合は、クライアントコンピュータを v10.6 にアップグレードして Xsan 2.3 SAN で使えるようにする必要があります。

    Xsan Admin で「検索方式が正しくありません」というメッセージが表示された場合は、システム環境設定の「ユーザとグループ」パネル (Mac OS X v10.6 では「アカウント」パネル) の「ログインオプション」セクションを使って、正しいネットワークアカウントサーバ (ディレクトリサーバ) に接続します。

  8. ボリュームをマウントする

    1. Xsan Admin の「SAN アセット」リストで「マウント」を選択します。
    2. リストでクライアントを選択します。
    3. 「ボリューム」ポップアップメニューからボリュームを選択します。
    4. クライアントによるそのボリューム上のファイルへの修正を許可するには、「読み/書き可能な状態でマウント」ボタンをクリックします。

    ボリュームがクライアントにマウントされない場合は、システム環境設定を開き、「Xsan」パネルで Xsan が有効になっているか確認します。

  9. 拡張属性を有効にする

    SAN にあるのが Mac のみの場合は、SAN ボリュームで拡張属性を有効にして、ボリュームのパフォーマンスと効率を向上させます。

    重要:拡張属性の有効化は取り消せません。

    重要:データの損失を防ぐため、Quantum の StorNext ファイルシステムを使うクライアント (Windows、AIX、IRIX、Linux、および Solaris コンピュータ) から、拡張属性を使うボリュームにアクセスしないようにします。

    1. Xsan Admin を開き、「SAN アセット」リストで「ボリューム」を選択します。
    2. ボリュームを選択し、操作ポップアップメニュー (歯車) から「ボリューム設定を編集」を選択します。
    3. 拡張属性の横にある「このボリュームで有効にする」のチェックボックスをクリックして選択します。
    4. ボリュームを変換して拡張属性を使えるようにする場合、変換に要する時間はボリュームに含まれているファイルの数によって異なります。ファイル数が多い場合は数時間かかる場合もあります。変換中、ボリュームは変換を実行しているコントローラにのみマウントされ、クライアントではボリュームを利用できません。変換が完了すると、クライアントとほかのコントローラにボリュームがマウントされます。

  10. ファイル名の大文字/小文字の区別の設定を変更する

    すべての SAN コンピュータに OS X Lion または Lion Server が搭載されている場合、ボリュームのファイル名で大文字/小文字の区別が無視されるかどうか指定できます。たとえば、「myfile」「MyFile」「MYFILE」が同じファイル名と判断されるか、別のファイル名と判断されるかを設定できます。

    SMB プロトコルを介して共有しているボリュームで最高のパフォーマンスを得るには、大文字/小文字を区別する設定にします。

    1. Xsan Admin の「SAN アセット」リストで「ボリューム」を選択します。
    2. ボリュームを選択し、操作ポップアップメニュー (歯車) から「ボリューム設定を編集」を選択します。
    3. 「大文字/小文字の区別」の横にあるチェックボックスを選択するか、選択を解除して、「OK」をクリックします。

      大文字/小文字の区別の設定を変更すると、その結果、個々のファイルの名前が同一と判断されないかを確認するため、すべての既存のファイル名がチェックされます。このチェックには多少時間がかかります。

      「大文字/小文字の区別」が選択されている場合、スペルが同じで大文字/小文字が異なるファイル名は同一と判断されます。

      「大文字/小文字の区別」が選択されていない場合、スペルが同じで大文字/小文字が異なるファイル名は別のものと判断されます。

      注意:「OK」をクリックした後、すべての Xsan コンピュータからボリュームのマウントが解除され、再度マウントされます。

  11. Spotlight を再度有効にする

    Spotlight を無効にして SAN コンピュータを OS X Lion または Lion Server にアップグレードした場合、ここで Spotlight を再度有効にします。

    1. Xsan Admin の「SAN アセット」リストで「ボリューム」を選択します。
    2. ボリュームを選択し、操作ポップアップメニュー (歯車) から「ボリューム設定を編集」を選択します。
    3. Spotlight の横にある「このボリュームで有効にする」のチェックボックスをクリックして選択します。

Apple 製以外の製品に関する情報や、Apple が管理または検証していない個々の Web サイトは、推奨や承認なしで提供されています。Apple は他社の Web サイトや製品の選定、性能、使用については一切責任を負いません。Apple は他社の Web サイトの正確性や信頼性については一切明言いたしません。インターネットの使用にはリスクがつきものです。詳しくは各社にお問い合わせください。その他の会社名や製品名は、それぞれの所有者の商標である場合があります。

公開日: