フィッシング詐欺の中には、Mac ユーザをターゲットとし、ユーザを正規の Web サイトから偽の Web サイトに誘導した上で「コンピュータがウイルスに感染している」と告げるものがあります。そのように虚偽の警告をしておいてから、問題を解決するために「Mac Defender」という偽のウイルス対策ソフトをユーザに提供します。



このウイルス対策ソフトはマルウェア (悪意を持って作成されたソフトウェア) です。最終的な狙いはユーザのクレジットカード情報を盗むことであり、盗まれたクレジットカード情報は悪用される可能性があります。



たいていの場合、このマルウェアには「MacDefender」「MacProtector」「MacSecurity」という名前が付けられています。
Apple は、「MacDefender」マルウェアとその既知の変種を自動的に見つけて除去する無償のソフトウェアアップデート (セキュリティアップデート 2011-003) を公開しました。



以下の「解決策」のセクションでは、このマルウェアの感染を防止したり、マルウェアを手動で除去する方法を詳しく説明します。
解決策
このマルウェアのインストールを避けるには
ウイルスやセキュリティソフトウェアに関する何らかの通知が画面に表示されたら、使用中の Safari またはその他のブラウザを終了します。通常の方法でブラウザを終了しようとしてもできない場合は 強制終了 します。
場合によっては、この悪質なソフトウェアが自動的にダウンロードされてインストーラが起動される場合があります。このような場合はインストールをキャンセルします。管理者パスワードを入力してはいけません。インストールをキャンセルしたら、以下の手順でただちにインストーラを削除します。
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- 「ダウンロード」フォルダ (または自分で指定したダウンロード場所) に移動します。 

- インストーラを「ゴミ箱」へドラッグします。 

- ゴミ箱を空にします。 

このマルウェアを除去するには


マルウェアがインストールされてしまった場合は、次のように対応することをお勧めします。
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- いかなる場合でもクレジットカード情報は絶対に入力しない。 

- 以下の手順でマルウェアを削除する。 

削除手順
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- 「スキャン」(Scan) ウインドウを移動するか閉じます。 

- 「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダに移動し、アクティビティモニタを起動します。 

- ウインドウの右上にあるポップアップメニューから「すべてのプロセス」を選択します。 

- 「プロセス名」の列で、マルウェアの名前を探し、クリックして選択します。よく使われている名前は「MacDefender」「MacSecurity」「MacProtector」などです。 

- ウインドウの左上にある「プロセスを終了」ボタンをクリックして、「終了」を選択します。 

- アクティビティモニタを終了します。 

- 「アプリケーション」フォルダを開きます。 

- マルウェア (たとえば「MacDefender」「MacSecurity」「MacProtector」などの名前が付いたアプリケーション) を見つけます。 

- ゴミ箱にドラッグし、ゴミ箱を空にします。 

このマルウェアはまた、システム環境設定のアカウントにログイン項目をインストールします。ログイン項目は必ずしも削除する必要はありませんが、削除する場合は次のように操作します。
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- システム環境設定を開き、「アカウント」を選択してから「ログイン項目」を選択します。 

- 上記の手順で削除したマルウェアの名前を選択します。たとえば「MacDefender」「MacSecurity」「MacProtector」などです。 

- 「−」ボタンをクリックします。 

上記の「このマルウェアのインストールを避けるには」セクションの説明に従ってダウンロード場所からインストーラを削除します。
注意:Apple は Mac OS X の「ソフトウェア・アップデート」および Apple のサポートダウンロードサイトを通じてのみセキュリティアップデートを提供しています。オンラインで機密性の高い個人情報の入力を求められた場合は常に注意が必要です。