コンテンツとプライバシーの制限を設定する
- 「設定」を開いて「スクリーンタイム」をタップします。
- 「続ける」をタップし、「これは自分用の [デバイス] です」または「これは子供用の [デバイス] です」を選択します。
- 親または保護者のデバイスで、設定内容をほかの家族が変更できないようにしておく場合は、「スクリーンタイム・パスコードを使用」をタップし、パスコードを作成しておきます。確認のため、パスコードをもう一度入力してください。iOS 13.4 以降では、パスコードの確認入力をした後で、Apple ID とパスワードの入力を求められます。スクリーンタイムのパスコードを忘れた場合は、この情報を使ってパスコードをリセットできます。
- お子様のデバイスでスクリーンタイムを設定する場合は、画面の案内に従って進み、「親のパスコード」画面でパスコードを入力します。確認のため、パスコードをもう一度入力してください。iOS 13.4 以降では、パスコードの確認入力をした後で、Apple ID とパスワードの入力を求められます。スクリーンタイムのパスコードを忘れた場合は、この情報を使ってパスコードをリセットできます。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。パスコードの入力画面が表示されたら入力し、「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにします。
デバイスのロック解除に使っているものとは異なるパスコードを選択してください。お子様のデバイスでパスコードを変更するか無効にするには、「設定」>「スクリーンタイム」>「[お子様の名前]」の順にタップします。「スクリーンタイム・パスコードを変更」または「スクリーンタイムをオフにする」をタップし、Face ID、Touch ID、またはデバイスのパスコードで変更を認証してください。
スクリーンタイムのパスコードを忘れてしまった場合は、デバイスを最新の iOS や iPadOS にアップデートしてから、パスコードをリセットしてください。デバイスをアップデートできない場合は、消去してから新しいデバイスとして設定し、パスコードを削除して、新しいパスコードを選択します。バックアップからデバイスを復元しても、パスコードは削除されません。
ファミリー共有とスクリーンタイムの使い方については、こちらの記事を参照してください。
iTunes Store や App Store で購入できないようにする
App のインストールや削除、App 内課金などをお子様ができないように防ぐこともできます。iTunes Store や App Store でコンテンツを購入またはダウンロードできないようにしておくには、以下の手順を実行してください。
- 「設定」を開いて「スクリーンタイム」をタップします。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。パスコードの入力画面が表示された場合は、入力します。
- 「iTunes および App Store での購入」をタップします。
- 設定項目を選択し、「許可しない」に設定します。
iTunes Store、App Store、ブックストアから別途購入する際のパスワード入力について、設定を変更することもできます。手順 1 〜 3 を実行し、「常に必須」または「必須ではない」を選択してください。
標準付属の App や機能の使用を認める
標準付属の App や機能について、使用を制限できます。App または機能をオフにしても、それらが削除されるわけではなく、一時的にホーム画面から見えなくなるだけです。たとえば、「メール」をオフにした場合、オンに戻すまでの間、メール App はホーム画面には表示されなくなります。
「許可された App」を変更するには、以下の手順を実行してください。
- 「設定」>「スクリーンタイム」の順に選択します。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。
- スクリーンタイムのパスコードを入力します。
- 「許可された App」をタップします。
- 使用を許可する App を選択します。
不適切な表現を用いたコンテンツや特定のレートのコンテンツを阻止する
不適切な表現を用いた音楽や、特定のレートが付いた映画やテレビ番組を再生できないようにしておくこともできます。App にもレートがあるので、コンテンツ制限の機能を用いてレート制限を設定しておけます。
不適切な表現を用いたコンテンツや特定のレートのコンテンツを制限するには、以下の手順を実行してください。
- 「設定」を開いて「スクリーンタイム」をタップします。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップし、「コンテンツ制限」をタップします。
- 「許可されたストアコンテンツ」で、各機能や設定項目について、希望の設定内容を選択します。
制限できるコンテンツの種類は以下の通りです。
- 制限の地域指定:このセクションで国や地域を選択すると、その地域に適したコンテンツレートが自動的に適用されます。
- 音楽、Podcast、ニュース:不適切な表現を含んだ音楽、ミュージックビデオ、Podcast、ニュースの再生を禁じます。
- ミュージックビデオ:ミュージックビデオの検索や表示を禁じます。
- ミュージックプロフィール:自分が聴いている曲を友達と共有したり、友達が聴いている曲を見たりできないようにします。
- 映画:特定のレートの映画を禁じます。
- テレビ番組:特定のレートのテレビ番組を禁じます。
- ブック:特定のレートのコンテンツを禁じます。
- App:特定のレートの App を禁じます。
Web コンテンツへのアクセスを制限する
iOS では、Web サイトのコンテンツに自動的にフィルタをかけて、デバイス上の Safari やその他の App で成人向けコンテンツへのアクセスを制限できます。また、特定の Web サイトを「許可」または「禁止」のリストに追加したり、許可された Web サイトにしかアクセスできないように制限したりすることもできます。以下の手順で対処してください。
- 「設定」>「スクリーンタイム」の順に選択します。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップし、スクリーンタイムのパスコードを入力します。
- 「コンテンツ制限」をタップし、「Web コンテンツ」をタップします。
- 「無制限アクセス」「成人向け Web サイトを制限」「許可された Web サイトのみ」の中から選択します。
アクセス制限の程度に応じて、制限する Web サイトなど、補足情報の追加が必要になる場合があります。
Siri による Web 検索を制限する
Siri の機能を制限するには、以下の手順を実行してください。
- 「設定」を開いて「スクリーンタイム」をタップします。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップし、「コンテンツ制限」をタップします。
- 「Siri」までスクロールして、設定項目を選択します。
Siri の以下の機能を制限できます。
- Web 検索コンテンツ:質問した内容について、Siri が Web を検索しないように阻止します。
- 不適切な言葉:不適切な表現を表示しないように Siri を制限します。
Game Center の使用を制限する
Game Center の機能を制限するには、以下の手順を実行してください。
- 「設定」を開いて「スクリーンタイム」をタップします。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップし、「コンテンツ制限」をタップします。
- 「Game Center」までスクロールして、設定項目を選択します。
Game Center の以下の機能を制限できます。
- マルチプレイヤー:マルチプレイヤーゲームをプレイできないように制限します。
- 友達を追加:友達を Game Center に追加できないように制限します。
- 画面収録:画面や音声の収録機能を使えないように制限します。
プライバシー設定の変更を認める
デバイスのプライバシー設定で、そのデバイスに保管されている情報やハードウェアの機能にアクセスできる App を制御できます。たとえば、ソーシャルネットワーキングの App が、カメラの利用許可をリクエストできるようにしておけば、写真を撮ってアップロードできます。
プライバシー設定の変更を認めるには、以下の手順を実行してください。
- 「設定」を開いて「スクリーンタイム」をタップします。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。パスコードの入力画面が表示された場合は、入力します。
- 「プライバシー」をタップし、制限したい設定項目を選択します。
以下の機能を制限できます。
- 位置情報サービス:App や Web サイトに位置情報の使用を認める設定を現状のまま固定します。
- 連絡先:App が連絡先 App にアクセスできないように阻止します。
- カレンダー:App がカレンダー App にアクセスできないように阻止します。
- リマインダー:App がリマインダー App にアクセスできないように阻止します。
- 写真:App が写真へのアクセスをリクエストできないように阻止します。
- 自分の位置情報を共有:メッセージ App や「友達を探す」の位置情報の共有設定を現状のまま固定します。
- Bluetooth 共有:デバイスや App が Bluetooth でデータ共有できないように阻止します。
- マイク:App がマイクへのアクセスをリクエストできないように阻止します。
- 音声認識:App が音声認識や音声入力にアクセスできないように阻止します。
- 広告:広告設定の変更を阻止します。
- メディアと Apple Music:App が写真、ビデオ、ミュージックライブラリにアクセスできないように阻止します。
その他の設定や機能の変更を認める
その他の設定や機能についても、プライバシー設定の変更を認める場合と同じ要領で、変更を認めることができます。
- 「設定」を開いて「スクリーンタイム」をタップします。
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。パスコードの入力画面が表示された場合は、入力します。
- 「変更の許可」で、変更を認める機能や設定項目を選択し、「許可」または「許可しない」を選択します。
たとえば、以下の機能や設定について、変更を認めることができます。
- パスコードの変更:パスコードを変更できないようにします。
- アカウント変更:「パスワードとアカウント」の設定を変更できないようにします。
- モバイルデータ通信の変更:モバイルデータ通信の設定を変更できないようにします。
- 音量制限:安全に視聴できるように、音量設定を変更できないようにします。
- 運転中の通知を停止:「運転中の通知を停止」を変更できないようにします。
- TV プロバイダ:TV プロバイダの設定を変更できないようにします。
- バックグラウンド App アクティビティ:App をバックグラウンドで実行するかどうかを変更できないようにします。
関連情報
- ファミリー共有を設定すれば、最大 6 人でコンテンツを共有し、「承認と購入のリクエスト」を使って承認制で買い物することができます。
- Mac または Windows パソコン、Apple TV でも機能制限を使えます。
- App 内課金を阻止する方法についてはこちらの記事、iTunes Store で使うクレジットカードの変更方法についてはこちらの記事を参照してください。
- 小さなお子様や十代のお子様の Apple Cash の利用状況を表示し、制限する方法については、こちらの記事を参照してください。
企業や学校ではプロファイルを使うことがよくありますが、プロファイルで機能制限を有効にすることができます。デバイスでプロファイルが使われているか確認するには、「設定」>「一般」>「プロファイル」の順に選択します。詳しくは、プロファイルを設定した管理者または担当者にお問い合わせください。