Mac が勝手に再起動する場合や問題が起きたため再起動またはシステム終了したというメッセージが表示される場合

まれに、Mac が勝手に再起動する、反応しなくなる、電源が切れる、問題が起きたためコンピュータを再起動またはシステム終了したというメッセージが表示されるといった症状が現れることがあります。

予期しない再起動について

Mac で修復不能な問題が起きて、開いているすべての App に影響が及ぶといった状況がまれに起こります。そういった場合、Mac の再起動が必要になります。往々にして、これはオペレーティングシステムの基盤を支える部分 (「カーネル」) が「再起動が必要な問題がある」と判断したためで、それゆえ「カーネルパニック」と呼ばれます。

コンピュータでカーネルパニックが発生した場合は、「問題が起きたためコンピュータを再起動しました。このまま起動を続ける場合は、いずれかのキーを押すか、数秒間そのままお待ちください」というメッセージが数秒間表示されます。しばらくするとコンピュータが起動します。 

予期しない再起動を防ぐには

ほとんどの場合、カーネルパニックが起きても、Mac 自体に問題があるわけではありません。通常は、インストールされているソフトウェアや、接続されているハードウェアに問題があることが原因です。 

カーネルパニックを防ぐには、ソフトウェア・アップデートで「お使いのソフトウェアは最新です」というメッセージが表示されるまで、適用可能なすべてのソフトウェアをインストールします。OS X アップデートを適用すれば、不整形のネットワークパケットや他社製ソフトウェアの問題など、カーネルパニックの原因となりやすい類の問題に Mac で対処できるようになります。ほとんどのカーネルパニックは、ソフトウェアをアップデートするだけで解決できます。

コンピュータを再起動したら

Mac が正常に再起動されると、「問題が発生したためコンピュータをシステム終了しました」というメッセージが表示されます。


「開く」をクリックすると、再起動前に使用中だった App が再び開きます。使っていた App のいずれかが問題の原因だと思われる場合は、「キャンセル」をクリックしてください。60 秒以内にいずれかをクリックしないと、「開く」をクリックした場合と同様に処理されます。

注:コンピュータが問題から復旧しない場合は、再起動を繰り返した後にシステム終了することがあります。このような場合や、「問題が起きたためコンピュータを再起動しました」というメッセージが頻繁に表示される場合は、この記事の「追加情報」セクションを参照してください。

Apple に問題を報告する

ログインしたら、「問題が発生したためコンピュータを再起動しました」というメッセージが表示されます。

問題に関する詳細情報を確認するには、「レポート」をクリックします。この詳細情報を Apple に送信することもできます。Apple に送信いただいたレポートは、カーネルパニックが起きる原因となる問題の調査に役立てられます。また、レポートを見ることで、問題の原因についてさらに手がかりが得られることもあります。 

注:このレポートの「問題の詳細およびシステム構成」フィールドに「machine check」という語が含まれている場合は、ハードウェアに関連する問題を示唆している可能性があります。詳しくは、この記事の「追加情報」セクションを参照してください。

「OK」をクリックして Apple にレポートを送信するか、ウインドウを閉じてレポートを終了します。数週間以内に問題が再発しなければ、問題は解決したと考えてよいでしょう。

カーネルパニックの原因となることがわかっているソフトウェア

OS X Mavericks では、インストールされているソフトウェアに起因するカーネルパニックを修正できます。カーネルパニックの原因が既知である場合、画面の案内に従って、関連するソフトウェアを無効にすることができます。

  • 「詳細情報」が表示される場合は、これをクリックすると、考えられる回避策や解決策など、問題に関する詳しい情報が表示されます。
  • 「無視」オプションを選択すると、問題との関係が疑われるソフトウェアは変更されません。
  • 「ゴミ箱に入れる」を選択すると、問題との関係が疑われるソフトウェアがゴミ箱に移動されますが、ゴミ箱は自動的に空にはなりません。このオプションを選択すると、さらに以下のメッセージが表示されます。

  1. 「再起動」をクリックすると、問題の原因だと考えられるソフトウェアが無効になります。
  2. 認証情報を入力するように求められたら、管理者の名前とパスワードを入力します。
  3. 「ゴミ箱に入れる」をクリックします。
  4. 再起動した後、該当のソフトウェアはゴミ箱に入っています。
    Dock の「ゴミ箱」アイコンをクリックして、どのソフトウェアが削除されたのか確認してください。 
    そのソフトウェアの開発元にお問い合わせの上、アップデートや関連情報がないかご確認ください。
  5. 該当する他社製ソフトウェアを完全に削除する場合は、ゴミ箱を空にします。

追加情報

カーネルパニックが頻発する場合の診断やトラブルシューティングについては、以下の情報を参考にしてください。

カーネルパニックが頻発する場合のトラブルシューティング

カーネルパニックが繰り返し起きる場合、その診断は難しくなることがあります。この問題についてサポートが必要な場合は、お使いの Mac を Apple Store 直営店または Apple 正規サービスプロバイダまでお持ち込みください。Apple Store 直営店にお越しいただく場合は、あらかじめご予約をお願いいたします (一部の国や地域でのみご利用いただけます)。

ヒント:カーネルパニックが繰り返し起きる場合の診断材料として、発生日時と、カーネルパニックメッセージに表示される情報を漏らさず記録しておいてください。

  • カーネルパニックが繰り返し起きる場合、発生時点でコンピュータは起動中でしたか?システム終了中でしたか?特定のタスクを実行中でしたか?
  • カーネルパニックは断続的に起きていますか? それとも特定の操作 (特定のゲームをプレイする、プリントするなど) をすると必ず起きますか?
  • 特定の外付けデバイスが接続されている時や、デバイスを特定のポートに接続している時にだけ起きますか?

問題の原因となるハードウェア/ソフトウェアを特定する

問題がソフトウェアまたはハードウェアのどちらに起因するものかを突き止めるには、外付けのドライブに新規インストールした OS X でコンピュータを使ってみます。

  1. OS X 復元から Mac を起動します。
    復元システムから起動してもカーネルパニックが起きる場合、ハードウェアに問題があると考えられます。詳しくは、下記の「ハードウェアのトラブルシューティング」セクションを参照してください。
  2. ディスクユーティリティを開き、Mac の内蔵ハードドライブ (デフォルトでは「Macintosh HD」) の「ディスクの修復」を実行します。

    重要:ディスクユーティリティで内蔵ドライブを修復できない場合は、すぐに重要なデータのバックアップを作成し、できればこの内蔵ドライブを再フォーマットしてください。可能な場合は Mac を Apple Store 直営店または Apple 正規サービスプロバイダまでお持ち込みの上、詳しい診断を受けてください。ドライブの再フォーマットや交換が必要になった場合は、特別なデータ復元サービスの利用について事前に連絡を入れるよう、ストアの担当者に必ずお伝えください。Apple Store 直営店にご来店される場合は、あらかじめご予約をお願いいたします (一部の国や地域でのみご利用いただけます)。
     
  3. 10 GB 以上の空き容量がある外付けドライブを接続します。注:その外付けドライブがカーネルパニックの原因ではないこと、その外付けドライブ以外に USB、FireWire、Thunderbolt ポートに何も接続されていないことを確認します。その外付けドライブがカーネルパニックの原因かどうかは、そのドライブとケーブルを別の Mac に接続してみれば判断できます。 
  4. 外付けドライブに OS X をインストールします。
  5. 外付けドライブから起動します。
  6. ソフトウェア・アップデートを使って、「お使いのソフトウェアは最新です」というメッセージが表示されるまで、すべてのアップデートをインストールします。
  7. 外付けドライブにはほかのソフトウェアを一切インストールしないでください。Web ページの閲覧、QuickTime ムービーの表示、メール、プリント、スキャンなどの操作には、Apple 製のアプリケーションを使います。そのまま、問題が通常発生する頃合いまで Mac を使い続けてください。
  8. カーネルパニックが発生した場合は、下記の「ハードウェアのトラブルシューティング」セクションに進んで問題の診断を続けます。
    発生しない場合は、下記の「ソフトウェアのトラブルシューティング」セクションに進んで問題の診断を続けます。

ハードウェアのトラブルシューティング

上記のテストで使った外付けドライブを取り外し、カーネルパニックの原因がハードウェアの問題かどうかを確認します。

まず周辺機器を確認する

Mac にデバイスを何も接続していなければ、次のセクションに進んでください。

  1. Mac の電源を切ります。
  2. すべての周辺機器の接続を外します。デスクトップ型の Mac の場合は、ディスプレイ、Apple 製のキーボード、Apple 製のマウスまたはトラックパッドだけを接続した状態にしてください。
  3. Mac の電源を入れます。
  4. カーネルパニックが通常発生する頃合いまで Mac を使い続けます。
  5. カーネルパニックが発生した場合は次のセクションに進み、内蔵 RAM と他社製ハードウェアを確認します。
    カーネルパニックが発生しなければ、いったん Mac の電源を切って、周辺機器を一度に 1 台ずつ順に接続していき、カーネルパニックが起きるまでテストを続けます。
    • 注:複数の周辺機器を併用することがカーネルパニックの引き金になっている場合もあります。周辺機器を一度に 1 台ずつ順に取り外して、その周辺機器が単体でカーネルパニックを引き起こしているのか確認してください。カーネルパニックが発生しない場合は、カーネルパニックの原因となっている周辺機器が判明するまで周辺機器を追加していきます。 

内蔵 RAM と他社製のハードウェアを確認する

  1. Mac の電源を切ります。
  2. Apple 製の RAM を取り付け直し、他社製の RAM と他社製の内蔵ハードウェアを取り外します。システムに当初取り付けられていた Apple 製の RAM が手元に残っていない場合は、他社製の RAM を取り付け直します。
  3. Mac の電源を入れます。
  4. カーネルパニックが通常発生する頃合いまで Mac を使い続けます。
  5. これでカーネルパニックが発生しなければ、他社製の RAM や他社製の内蔵ハードウェアの交換が必要だと考えられます。
    カーネルパニックが起きる場合は、Apple Store 直営店または Apple 正規サービスプロバイダまでお使いの Mac をお持ちいただきサポートをご依頼ください。ドライブの再フォーマットや交換が必要になった場合は、特別なデータ復元サービスの利用について事前に連絡を入れるよう、ストアの担当者に必ずお伝えください。Apple Store 直営店にお越しいただく場合は、あらかじめご予約をお願いいたします (一部の国や地域でのみご利用いただけます)。

ソフトウェアのトラブルシューティング

上記のテストで使った外付けドライブを取り外し、カーネルパニックの原因がソフトウェアの問題かどうかを確認します。

  1. OS X 復元から Mac を起動し、Mac に OS X を再インストールします。
  2. 上記の手順 1 で再インストールした OS X から起動します。
  3. ソフトウェア・アップデートを使って、「お使いのソフトウェアは最新です」というメッセージが表示されるまで、すべてのアップデートをインストールします。
  4. 他社製のソフトウェアを再インストールする前に、他社製ソフトウェアのアップデート (特にドライバやカーネル機能拡張など) をダウンロードし、インストールします。
         たとえば、以下が該当します。
    • 仮想化ソフトウェア
    • 追加した他社製ディスプレイカードのドライバ
    • ウイルス対策ソフト
    • ネットワークソフトウェア (特に他社製のネットワークデバイスを有効にするソフトウェア)
    • 追加したファイルシステムをサポートするソフトウェア (たとえば NTFS 形式でフォーマットされたメディアへの書き込みを可能にするソフトウェア)

問題が引き続き発生する場合は、以下の手順で OS X を消去してインストールする必要があります。

  1. OS X 復元から Mac を起動します。
  2. 内蔵ドライブのディスクユーティリティを使って、十分な空き容量がある外付けドライブにディスクイメージをバックアップします。
  3. ディスクユーティリティを使って内蔵ドライブを消去します。
  4. OS X をインストールします。
  5. 内蔵ドライブから起動します。
  6. ソフトウェア・アップデートを使って、「お使いのソフトウェアは最新です」というメッセージが表示されるまで、すべてのアップデートをインストールします。
  7. 他社製の App を再インストールし、上記の手順 2 で作成したディスクイメージのバックアップからユーザデータをコピーします。 
    注:バックアップディスクイメージの「/ライブラリ」フォルダと「/システム」フォルダからはデータをコピーしないようにしてください。

カーネルパニックとパニックログに関する詳しい情報

カーネルパニックのログを調べれば、詳しい情報がわかります。コンピュータを再起動した後、PRAM をリセットしていない限り、カーネルパニックに関するテキストがログに追加されます (カーネルパニックのテキストは、再起動するまで PRAM に保管されます)。Mac OS X v10.6 以降では、このログは「/ライブラリ/Logs/DiagnosticReports」フォルダにあります。

開発者がソフトウェアの問題を調査する上で役立つ情報がログに記録されている可能性があります。何がカーネルパニックの引き金となったのか、手がかりが得られる場合もあります。 

Understanding and Debugging Kernel Panics – このテクニカルノートでは、カーネルパニックとは何か、カーネルパニックログの読み方、パニックの原因となるコードのデバッグ方法などについて解説しています。

Kernel Core Dumps (英語) - このテクニカルノートでは、リモートのカーネルコアダンプを有効にしてカーネルパニックのデータを収集する方法について解説しています。

注 (ソフトウェア開発者向け):起動システムの設定やデバッグフラグによっては、カーネルパニック発生時の症状が異なる場合があります。

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公開日:Tue Jan 16 08:45:05 GMT 2018