バックアップソリューションを導入する
データのバックアップには、ハードウェアを導入したり、ソフトウェアソリューションを活用するなど、さまざまな方法があります。重要なファイルをドラッグしてローカルボリュームまたはネットワーク上のボリュームにドロップするといった簡単なバックアップ方法もあれば、ソフトウェアソリューションでスケジュールを設定し、テープライブラリやディスクアレイなどのハードウェアに定期的にデータをバックアップするといった複雑な方法も考えられます。バックアップソリューションの詳細については、Apple の販売担当者にお問い合わせください。
電源が中断されないようにする
停電中もすべての SAN を構成する機器が動作するように、無停電電源装置 (UPS) を使用してください。
パフォーマンスを最適化する設定
こちらの記事 で紹介しているパフォーマンス最適化のヒントを参考にしてください。
筐体のロックの確認
Xsan の運用に Xserve を使っている場合は、Xserve の筐体のロックが機能していることを確認してください。筐体のロックを使うと、Xserve のドライブモジュール上でドライブハンドルを解放したときに起動ドライブがアンマウントされるのを防止できます。Xserve の筐体のロックを適用する方法については、ご利用の Xserve のモデルに対応した 製品マニュアル を参照してください。
構成ファイルのバックアップ
新しいボリュームを作成したり、クライアントを MDC に昇格した場合など、Xsan の設定を変更するたび、必ず /Library/Filesystems/Xsan/config を外部ボリュームにバックアップしてください。
最新の Xsan ソフトウェアを使用する
定期的にソフトウェア・アップデートを実行し、最新版の Xsan がインストールされていることを確認します。
ファイバーチャネルスイッチのファームウェアの確認
ファイバーチャネルスイッチでサポートされているバージョンのファームウェアが動作していることを確認します。QLogic ファームウェアについては、Apple で動作確認済みのバージョン をご確認ください。
ターゲットを再起動する前に Xsan ボリュームをマウント解除/停止する
ストレージ機器をシャットダウン/再起動する前に、再起動するターゲットでホストされているアレイの LUN を含む Xsan ボリュームをマウント解除し、停止してください。管理関連の変更を加えた場合は、ストレージ機器の再起動が必要な場合があります。Promise VTrak RAID コントローラは、ファームウェアを更新すると、再起動します。Xserve RAID は、次の設定のいずれかが変更された場合、再起動します。
「RAID Admin」>「アレイの作成」
「RAID Admin」>「アレイを解除」
「RAID Admin」>「設定」>「システム」
「RAID Admin」>「設定」>「ネットワーク」
「RAID Admin」>「設定」>「ファイバーチャネル」
「RAID Admin」>「詳細」>「スライス」
「RAID Admin」>「詳細」>「LUN マスキング」
また、「RAID Admin」>「詳細」>「拡張」の設定を変更すると、Xsan ボリュームに組み込まれている LUN として機能する既存のアレイが削除されるため、変更しないでください。