Studio Display XDR - ディスプレイ(スタンド)
始める前に
危険
AC電源コードが電気コンセントに接続されていないことを確認してください。
警告
始める前に、「破損したガラスに関する安全対策」をお読みください。
重要
VESAマウントアダプタ構成のモデルの場合は、「ディスプレイ(VESAマウントアダプタ)」を参照してください。
ツール
接着シートカッター
接着シートカッター用交換ホイール
創傷防止手袋
ディスプレイ接着シート
ディスプレイサポートスタンド
静電気放電防止ピンセット
エタノールワイプまたはイソプロピルアルコール(IPA)ワイプ
マイクロフォームバッグ
ナイロン製プローブ(ブラックスティック)
サイドシールド付きの安全ゴーグル
シリコーンローラー
粘着性シートパッド
サポート用発泡ウレタン台
サポート固定具、傾きと高さを調整できるスタンド用
すべての修理に必要なツールの一覧を参照してください。
注意
この修理手順にはシステム構成が必要です。システム構成を実行するには、以下が必要です。
Appleシリコン搭載Mac、またはApple T2セキュリティチップ搭載のIntelベースMac(いずれもmacOS Sonoma 14.1以降)にインストールされた、最新バージョンのAppleサービスユーティリティ
インターネット接続
USB-C充電ケーブルまたはUSB-A - USB-Cケーブル。電力供給とデータ転送の両方に対応したUSB-Cケーブルを用意してください。Thunderbolt 3ケーブルは使用しないでください。
取り外し
注:取り外しの手順がすでに完了している場合は、「取り付け」に進んでください。
注意
接着シートカッターには交換用ホイールが付属しています。ホイールに欠け、へこみ、破損、歪みがある場合は交換する必要があるため、複数のホイールを使用することになります。損傷したホイールを使用すると、ディスプレイのポリエステルテープを傷つけるおそれがあります。画像は損傷したホイールと新品のホイールを示しています。
ディスプレイを最大限まで傾けて、傾きと高さを調整できるスタンド用のサポート固定具を図のように差し込みます。

ディスプレイと筐体の間に接着シートカッターを差し込んで、ディスプレイ接着シートを切断します。接着シートカッターのホイールを角から入れ、ディスプレイの縁に沿って動かします。
重要
ディスプレイ接着シートは、1つのフォーム層が2つの接着層の間に挟まれる構造になっています。主にフォーム層を切断することになりますが、シートを完全に切断するには、カッターをディスプレイの縁に沿って何度も動かす必要があります。


ディスプレイと筐体の縁全体に、大きな切り欠きが設けられています。ディスプレイの縁全体にわたって、切り欠き位置で接着シートを完全に切断するようにしてください。
注:画像は別のStudio Displayモデルですが、切り欠きの位置は同様です。

サポート用発泡ウレタン台をディスプレイと直角に配置します。その際、ウレタン台のラインの向きは縦になるようにします。次に、ディスプレイを表向きにして、ユニット全体をウレタン台の上に載せます。


ディスプレイを慎重に持ち上げて、ディスプレイ接着シートが完全に切断されていることを確認します。完全に切断されていない場合は、接着シートカッターを使って、接着シートの切り残し部分を切断してください。
注意:ディスプレイを筐体から引き離す際は、ブラックスティックを使わないでください。ブラックスティックを使用するとディスプレイにひびが入るおそれがあり、その場合は交換が必要になります。

ケーブルに手が届くように、ディスプレイの下端を最大45度まで持ち上げます。ディスプレイが筐体内のハンガーから外れた状態にします。

左側のディスプレイフレックスケーブルのロックバーを開きます。フレックスケーブルの端をスライドさせてコネクタから抜きます。

右側のディスプレイフレックスケーブルのロックバーを開きます。フレックスケーブルの端をスライドさせてコネクタから抜きます。

バックライト信号/カメラ/環境光センサー(ALS)フレックスケーブルのロックバーを開きます。フレックスケーブルの端をスライドさせてコネクタから抜きます。

静電気放電防止ピンセットを使って、バックライト電源のフレックスケーブルコネクタからポリエステルフィルムタブをはがします。フレックスケーブルの端をスライドさせてコネクタから抜きます。

バックライト電源フレックスケーブルの端の両側をつまみ、ケーブルの端をスライドさせてコネクタから引き抜きます。

ディスプレイサポートスタンドにディスプレイを設置します。
重要:ディスプレイサポートスタンドがない場合は、ディスプレイを下向きにして、清潔で柔らかいタオルの上に置きます。ディスプレイの損傷を避けるため、フレックスケーブルがタオルに触れないようにしてください。

取り付け
重要:交換用ディスプレイを取り付ける場合は、ケーブルの取り外しと取り付けの手順を参照して、取り外したディスプレイから交換用ディスプレイにディスプレイケーブルを移し替えてください。
図のように、2つのサポート用発泡ウレタン台を、表面の線が垂直になる向きでテーブルの上に置きます。筐体を、前面を上にしてウレタン台の上に置きます。サポート固定具が残っていた場合は取り外します。

交換用ディスプレイを取り付ける場合は、手順3に進みます。元のディスプレイを再利用する場合は、静電気放電防止ピンセットとブラックスティックを使って、ディスプレイ周囲の接着シートを取り除きます。ブラックスティックの平らな方の端で接着シートを持ち上げます。
注意
ディスプレイのポリエステルフィルムの損傷を防ぐため、ディスプレイ接着シートをディスプレイの角からはがさないでください。
ディスプレイにはエタノールワイプやIPAワイプを使用しないでください。エタノールまたはイソプロピルアルコールは、ポリエステルフィルムに損傷を与える可能性があります。

図のように、静電気放電防止ピンセットを使って、筐体の縁からディスプレイ接着シートをはがします。

エタノールワイプまたはIPAワイプを使用して、筐体の端部に残っている接着シートをきれいに取り除きます。

ディスプレイ接着シートを平らな場所に置き、損傷やしわがないことを確認します。ディスプレイ接着シートの部品番号を参照して、各シートの正しい位置を確認してください。
左上(946-37932)(1)
右上(946-37933)(2)
右(946-37935)(3)
下部(946-37931)(4)
左(946-37934)(5)
注意:ディスプレイ接着シートが破損していると、隙間ができて外観上の問題が発生したり、光漏れが生じたり、ディスプレイと筐体の接着が弱くなったりする可能性があります。ディスプレイ接着シートに損傷やしわがある場合は、交換してください。
注:ディスプレイ接着シートは、2層の接着面とその間のスポンジ層で構成されています。シートの裏側には紙製の剥離ライナー(裏紙)が、表側にはビニール製の剥離ライナーが付いています。ライナーの色は異なる場合があります。

右側ディスプレイ用接着テープから紙製の剥離ライナーの一部をはがし、ディスプレイ接着シートを筐体の右端に押し付けます。
重要:ディスプレイ接着ストリップ側のパターンを、筐体側のパターンと一致させるようにしてください。

ブラックスティックの平らな方の先端を使って、接着シートの長手方向に沿ってしっかりと押さえつけ、筐体に接着させます。

手順6と7を繰り返して、筐体の右側、左上、右上、下端にディスプレイ接着シートを取り付けます。手順9に進みます。

ディスプレイの上端を筐体の上端に載せます。図のようにケーブルに手が届く程度にディスプレイの下端を持ち上げます。

バックライト電源フレックスケーブルの端をスライドさせてロジックボードのコネクタに差し込みます。コネクタの上にポリエステルフィルムのタブを押し付けます。

図のように、バックライト信号/カメラ/ALSフレックスケーブルの端をコネクタに差し込みます。フレックスケーブルの端にあるロックバーを下げます。

図のように、右側のディスプレイフレックスケーブルの端をスライドさせてコネクタに差し込みます。フレックスケーブルの端にあるロックバーを下げます。

図のように、左側のディスプレイフレックスケーブルの端をスライドさせてコネクタに差し込みます。フレックスケーブルの端にあるロックバーを下げます。

ディスプレイの下端を筐体の上に下ろします。ディスプレイ背面のフックが筐体内の2つのハンガーに噛み合うようにします。


筐体下端のディスプレイ接着シートから裏紙を取り除ける程度に、ディスプレイの下端をわずかに持ち上げます。ディスプレイの周囲に沿ってこの作業を繰り返し、左側、右側、上部のディスプレイ接着シートから裏紙をすべて取り除きます。


粘着性シートパッドの裏紙をはがします。粘着性シート上でシリコーンローラーを前後に転がして、シリコーンローラーをきれいにします。

ディスプレイの各辺で、シリコーンローラーを6回ずつ転がします。


ディスプレイの縁を30秒間押し続けて、ディスプレイ接着シートを定着させます。ディスプレイの縁に沿って位置をずらしながら、各箇所で30秒ずつ押し続けます。
注意:ディスプレイを筐体に接着させるため、ディスプレイの外周全体でこの作業を繰り返してください。

ディスプレイを表向きにしてサポート用発泡ウレタン台の上に置いたまま、接着剤が定着するまで30分間待ちます。

ディスプレイをマイクロフォームバッグに入れます。ディスプレイ側を下向きにして、バッグを清潔なテーブルの上に平らに置きます。ディスプレイと筐体の両方に接着シートが確実に接着されるまで、30分待ちます。
注意:テーブルの上でディスプレイを引きずらないようにしてください。

ディスプレイをマイクロフォームバッグから取り外し、ディスプレイを直立させます。
修理の完了
注意
ディスプレイやロジックボードを交換した場合は、残りの手順に従ってシステム構成を実行してください。続行する前に、AppleサービスユーティリティがインストールされたMacとUSB-C充電ケーブルがあることを確認してください。
MacでAppleサービスユーティリティアプリを開きます。すべてのリソースがインストールされていることを確認します。
注:リソースのダウンロードやインストールにかかる時間は、インターネットへのネットワーク接続速度によって異なります。
Appleサービスユーティリティに「デバイスまたはツールを接続してください」というメッセージが表示されます。
電源コードをコンセントに接続します。
USB-C充電ケーブルの一方の端をMacに差し込み、USB-C充電ケーブルのもう一方の端を、ディスプレイ背面にあるThunderbolt 5ポートに差し込みます。Thunderbolt 5ポートは右端のポートです。
Appleサービスユーティリティがディスプレイを検出すると、システム構成が自動的に開始されます。
システム構成が正常に終了した場合は、Apple Service Utilityにシステム構成が完了したことを知らせるメッセージが表示されます。
注意
システム構成が中断/キャンセルされた、またはエラーが発生した場合、Apple Service Utilityにはセルフサービス修理ストアチームに連絡してサポートを求めるよう案内するメッセージが表示されます。
ディスプレイを交換した場合、システム構成を完了するまでは、ディスプレイの明るさ、True Tone、センターフレームが正しく機能しない場合があります。
ロジックボードを交換した場合、システム構成が完了するまでは画面に警告シンボルとURL「support.apple.com/display/restore」が表示されます。