iPad Pro 11インチ(M5)TrueDepthカメラ

始める前に

null 警告

  • 始める前に「バッテリーの安全性」を読み、作業スペースとバッテリーの取り扱いに関するガイドラインに従ってください。

  • TrueDepthカメラには、1つまたは複数のレーザーが内蔵されています。TrueDepthカメラを分解したり損傷したりした場合、またはApple純正部品を使用しなかった場合、危険な赤外線レーザー放射にさらされ、目や皮膚が損傷する可能性があります。

以下の部品を取り外してから作業を開始してください。

ツール

  • 調整可能なトルクドライバー(10~34Ncm)

  • プラス44mm半月型ビット

  • 静電気放電防止ピンセット

  • エタノールワイプまたはイソプロピルアルコール(IPA)ワイプ

  • ニトリル製または糸くずの出ない柔らかい手袋

  • ナイロン製プローブ(ブラックスティック)

  • トルクドライバー(ブラック、0.35kgf cm)

  • トルクスプラス3IP 25mmビット

すべての修理に必要なツールの一覧を参照してください。

重要

この部品を交換する場合は、修理アシスタントを実行してセキュリティ機能を有効にする必要があります。すべての取り付け手順を完了すると、修理アシスタントがデバイスで利用可能になります。

取り外し

注:取り外しの手順がすでに完了している場合は、「取り付け」に進んでください

  1. TrueDepthカメラコネクタカウリングからカバーを取り外し、再度取り付けるまで保管しておきます。

  2. トルクドライバーとプラスビットを使って、TrueDepthカメラコネクタカウリングから4本のプラスネジを取り外します。カウリングを取り外し、再度取り付けるまで保管しておきます。

  3. 調整可能なトルクドライバー(10~34Ncm)と3IPビットを使って、TrueDepthカメラから2本の3IPネジを取り外します。3本のTrueDepthカメラフレックスケーブルの端を持ち上げて、コネクタから取り外します。

  4. TrueDepthカメラをそっと外し、筐体から取り外します。

取り付け

null 注意

手袋を着用し、カメラレンズが汚れないようにします。

  1. エタノールワイプまたはIPAワイプを使って、TrueDepthカメラ領域に残っている接着シートをきれいに取り除きます。

  2. 交換用の接地テープの下側から、接着シートの裏紙をはがします。画像のように、カメラに接地テープを合わせます。

  3. 交換用のTrueDepthカメラを調べます。保護カバーやカメラアセンブリが損傷している場合は、TrueDepthカメラを交換します。

  4. TrueDepthカメラを筐体のカメラ開口部に配置します。

  5. 3本のTrueDepthカメラフレックスケーブルの端を押してコネクタに接続します。

  6. 10~34Ncmに調整可能なトルクドライバーのトルク値を11.5Ncmに設定します。次に、調整可能なトルクドライバーと3IPビットを使って、TrueDepthカメラに新しい3IPネジを2本取り付けます。

    • ネジ1本(452-11658)(左)

    • ネジ1本(452-11659)(右)

  7. TrueDepthカメラコネクタカウリングをTrueDepthカメラの上に配置します。ブラックのトルクドライバーとプラスビットを使って、カウリングに4本の新しいプラスネジを取り付けます。

    • ネジ1本(452-11654)(左端)

    • ネジ1本(452-12756)(左中央)

    • ネジ1本(452-11666)(右中央)

    • ネジ1本(452-11654)(右端)

  8. TrueDepthカメラコネクタカウリングにカバーを取り付けます。

  9. 交換用フォームの下側から裏紙をはがします。画像のように、フォームをTrueDepthカメラに押し付けます。次に、フォームの上側から裏紙をはがします。

  10. 交換用テープの下側から裏紙をはがします。画像のように、テープをTrueDepthカメラに押し付けます。次に、テープの上側から裏紙をはがします。

  11. 静電気放電防止ピンセットを使って、TrueDepthカメラから2つの保護カバーを取り外します。

    • null 注意:保護カバーを取り外した後は、カメラレンズに触れないでください。

以下の部品を取り付けて組み立てを完了します。

重要

取り付け手順をすべて完了したら、修理アシスタントがデバイスで利用可能になるので、実行してセキュリティ機能を有効にする必要があります。修理アシスタントの起動方法について詳しくはこちらを確認してください。

注:修理アシスタントを実行していない場合、デバイスの「部品と修理の履歴」で部品のステータスが「修理を完了」と表示され、セルフサービス修理のためのApple Diagnosticsで部品のステータスが「不明」と表示される可能性があります。

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