「消去せずにサインアウト」を選択した場合

iPhoneやiPadから「消去せずにサインアウト」を選択した場合に、どの情報がデバイスに残るのか、またApple Accountにサインインし直すとどうなるかについて説明します。

「消去せずにサインアウト」を選択した場合に保存される情報

iPhoneでApple Accountからサインアウトしたいが、デバイスにある情報を保存しておきたい場合は、「消去せずにサインアウト」を選択します。これにより、デバイスを消去せずにApple Accountからサインアウトできるため、後ですばやくサインインし直すことができます。

このオプションを選択すると、ほとんどのデータがデバイスに残ります。これには以下が含まれます。

  • ヘルスケア

  • パスワード

  • 連絡先

  • 写真

  • 書類

  • アプリ

  • ブックマーク

  • ウォレットパス

  • iCloudと同期されていないデータ

Apple Accountからサインアウトしたときに、このデータをすべてデバイスから削除するには、代わりに「このiPhoneを消去」を選択します。

データ損失を防ぐため、サインアウトする前に、最新のiCloudバックアップがあることを確認してください。iCloudと同期されたコンテンツに最近変更を加えた場合は、サインアウトする前に同期を待つか、iCloud.comまたは別のデバイスをチェックして、変更が同期されていることを確認してください。

iCloudバックアップの対象となるものについて詳しくはこちら

同期していないiCloudデータを維持する方法

場合によっては、「消去せずにサインアウト」を選択すると、まだiCloudと同期されていないデータがデバイスから削除される旨の警告が表示されることがあります。この警告が表示された場合:

  1. 良好なWi-Fi接続があることを確認します。

  2. iCloudストレージ容量の上限を超えていないことを確認します。iCloudストレージ容量を超えた場合は、容量を増やす方法を確認してください

  3. 設定アプリを開き、自分の名前をタップしてから、「iCloud」をタップします。

  4. 「iCloudに保存する項目」の横にあるステータスアイコンが緑色になっていることを確認します。黄色または赤色の場合は、ステータスメッセージを確認し、画面の指示に従って同期を再開します。

  5. iCloud.comまたは別のデバイスをチェックして、変更が同期されていることを確認します。

または、サインアウトする前に、iCloudデータのアーカイブまたはコピーを作成することもできます。

iCloudデータを統合した場合

以前のデバイスの所有者が「消去せずにサインアウト」を選択していた場合、このデバイスに自分のApple Accountでサインインすると、デバイス上のデータと自分のiCloudデータが統合され、他のデバイスに同期されます。

iCloudデータを以前のデバイス所有者のデータと統合したくない場合は、「この[デバイス]からのiCloudデータを結合しますか?」画面で「戻る」をタップします。以前のデバイス所有者が残したデータを削除するには、「このiPhoneから以前のデータが削除されます」というラベルの付いた画面で「続ける」をタップします。

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