Apple Watchで夜間バイタルを把握する

Apple Watchのバイタルアプリで健康に関するデータを確認することで、毎日の健康状態をより深く理解できます。

バイタルアプリについて

バイタルアプリには、夜間の指標が通常はどのようなものであるかが表示されるので、指標を一目で評価できます1。Apple Watchを装着して就寝すると、バイタルアプリが特定の夜間の健康指標を推定し、各指標の通常範囲を確立します。これらの指標には以下のものが含まれます。

  • 心拍数

  • 呼吸数

  • 血中酸素ウェルネス2

  • 手首皮膚温3

  • 睡眠時間

服用中の薬、標高、アルコール摂取量、さらには病気などの要因が、指標に影響を与える可能性があります。通常範囲を超えている測定値が複数ある場合は、翌朝に、異常値の原因となっている可能性のある要因を知らせる通知が届きます。

必要な条件と準備

  • 最新バージョンのiOSを搭載したiPhone。

  • 最新バージョンのwatchOSを搭載したApple Watch。

  • 「睡眠」を設定し、「Apple Watchで睡眠時間を記録」と「睡眠」の集中モードを有効にしておく。

  • 7日間Apple Watchを装着して就寝し、通常範囲を確立します。

  • Apple Watchは心地よくぴったりフィットさせて装着してください。Apple Watchが緩すぎると、センサーが正確な計測値を取得できない場合があります。

夜間バイタルの履歴を表示する

Apple Watch、iPhone、iPadで、夜間バイタル値の履歴を表示できます。

Apple Watchの場合

  1. バイタルアプリを開きます。

    Apple Watchのバイタルアプリに過去7日間の通常範囲に収まっている夜間バイタル値が表示されているところ。
  2. Digital Crownを回して夜間バイタル値の詳細を表示してから、指標をタップすると、詳細を確認できます。

  3. 過去7日間の夜間バイタル値を表示するには、左上隅のカレンダーをタップnullします。

また、「夜間バイタル値」をタップし、「詳細情報」をタップすると、表示されている結果の項目や、夜間バイタル値が通常範囲から外れている場合の意味、結果に影響を及ぼしている可能性のある生活習慣上の要因について知ることができます。

iPhoneやiPadの場合

  1. ヘルスケアアプリを開きます。

  2. iPhoneの場合は、「ブラウズ」をタップしてから、「バイタル」をタップします。iPadの場合は、サイドバーをタップしてから、「バイタル」をタップします。

デフォルトでは、棒グラフは「日」(1日ごとのグラフ)に設定されています。グラフの上部で「週」をタップすれば過去1週間、「月」をタップすれば過去1か月、「6か月」をタップすれば過去6か月の履歴が表示されます。グラフの下の「さらにバイタルデータを表示」をタップして、カテゴリを選択すると、詳しい情報を確認できます。

iPhoneに、ある1日の通常範囲に収まっている夜間の健康指標が表示されているところ。
  • 指標:それぞれの健康指標と、選択した期間中に指標で発生した異常値の数が表示されます。

  • 状態:選択した期間中にバイタルが「高い」「通常」「低い」の範囲内にあった日数が表示されます。

  1. バイタルアプリの測定値は医療目的での使用を想定していません。健康に関わる判断をする際は、必ず事前にかかりつけの医療機関にご相談ください。

  2. 血中酸素ウェルネスアプリは、Apple Watch SEまたはApple Watch For Your Kidsではサポートされていません。2024年1月18日以降に米国で購入され、部品番号が「LW/A」で終わるApple Watchモデルをお使いの場合、血中酸素ウェルネスのデータ分析はiPhoneで実行され、分析結果はヘルスケアアプリで確認できます。これらのモデルでは、血中酸素ウェルネスのデータはバイタルアプリには表示されません。Apple Watchの見分け方については、こちらの記事を参照してください。

  3. 手首皮膚温は、Apple Watch Series 8以降、またはApple Watch Ultraの全モデルで利用できます。

問題がある場合

何が起きているのか詳しく教えてください。次にできることを提案します。

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