Apple Watchで睡眠を記録してiPhoneで「睡眠」を使う

自分に合わせた睡眠のスケジュールを立てて、睡眠習慣の目標達成を心がけ、もっと健康的に過ごしましょう。

必要な条件と準備

  • 最新バージョンのiOSを搭載したiPhone。

  • 最新バージョンのwatchOSを搭載したApple Watch。

  • 就寝前に、Apple Watchが30%以上充電されていることを確認し、Apple Watchの「睡眠記録」を有効にしてください。

  • Apple Watchを装着した状態で1時間以上睡眠をとってください。

「睡眠」を設定する

睡眠をしっかりとることは、健やかな毎日のために欠かせません。iPhoneのヘルスケアアプリは、睡眠時間の目標を設定し、睡眠スケジュールをカスタマイズして作成するのに役立ちます。

  1. iPhoneでヘルスケアアプリを開きます。

  2. 「睡眠を設定」1の「さあ、はじめよう」をタップし、「次へ」をタップします。

    iPhoneのヘルスケアアプリの「睡眠」画面に、「睡眠」を設定するための「さあ、はじめよう」という青いボタンが表示されているところ。
  3. 画面の案内に従って、設定を進めます。

  • 睡眠目標:眠りたい時間の長さ(時間数)を設定します。必要に応じて、iPhoneまたはApple Watchで、睡眠目標および就寝準備を調整できます

  • 就寝時刻と起床時刻:就寝する時刻と起床する時刻を設定します。

  • "睡眠" 集中モード:気が散らないように、iPhoneとApple Watchのロック画面をシンプルにして、指定した就寝時刻に「睡眠」の集中モードをオンにすることができます。また、睡眠中でも通知してもらいたい人やアプリを指定しておくことができます。集中モードのカスタマイズ方法については、こちらの記事を参照してください。

  • Apple Watchで睡眠時間を記録:Apple Watchを着けて眠り、睡眠を記録しましょう。このオプションは、前もってApple WatchをiPhoneにペアリングしてあれば、設定中に表示されます。設定後にApple Watchをペアリングした場合でも、後から「Apple Watchで睡眠時間を記録」を有効にすることができます。

睡眠スケジュールを編集する

睡眠のスケジュールを変える必要がある場合、通常スケジュールを変更するか、「次の起床時のみ」のスケジュールを変更できます。「次の起床時のみ」では、変更内容は翌日にのみ適用されます。通常スケジュールを変更した場合は、それ以降ずっと適用されます。Apple Watchで睡眠スケジュールを編集することもできます。

「次の起床時のみ」を更新する

  1. ヘルスケアアプリを開いて、画面下部の検索nullをタップし、「睡眠」をタップします。「よく使う項目」リストに「睡眠」を保存している場合は、ヘルスケアアプリの「概要」ページからアクセスできます。

  2. 「スケジュール」の睡眠スケジュールの下にある「編集」をタップします。

  3. 曲線状のスライダをドラッグし、「就寝時刻」と「起床時刻」を設定します。設定したスケジュールでは睡眠目標を達成できなくなる場合、スライダがオレンジ色になります。

  4. 「アラーム」をタップしてアラームをオンにし、アラームのサウンド、音量、バイブレーション(触覚)を調整します。

    iPhoneの「次の起床時のみ」画面で、月曜日から金曜日の睡眠スケジュールが午後10時30分から午前7時までに設定されているところ。
  5. 完了nullをタップし、変更内容を保存します。

時計アプリから次回の目覚ましアラームを変更することもできます。

通常スケジュールを変更する

  1. ヘルスケアアプリを開いて、「睡眠」をタップします。

  2. 「通常スケジュールとオプション」で、スケジュールをタップします。

  3. 変更したいスケジュールの下にある「編集」をタップします。

  4. 「有効にする曜日」で該当する曜日をタップし、曲線状のスライダをドラッグして「就寝時刻」と「起床時刻」を設定します。設定したスケジュールでは睡眠目標を達成できなくなる場合、スライダがオレンジ色になります。

    iPhoneの「スケジュールを追加」画面で、月曜日から金曜日の睡眠スケジュールが午後10時30分から午前7時までに設定されているところ。
  5. 「アラーム」をタップしてアラームをオンにし、アラームのサウンド、音量、バイブレーション(触覚)を調整します。

  6. 完了nullをタップし、変更内容を保存します。

必要に応じて、睡眠スケジュールをオフに切り替えることもできます。ヘルスケアアプリで、検索null>「睡眠」>「通常スケジュールとオプション」の順にタップします。画面の上部にある「睡眠スケジュール」をタップし、スケジュールのオン/オフを切り替えてください。

棒グラフはデフォルトでは「日」(1日ごとのグラフ)に設定されています。グラフの上部で「週」をタップすれば過去1週間、「月」をタップすれば過去1か月、「6か月」をタップすれば過去6か月の睡眠履歴が表示されます。「さらに睡眠データを表示」をタップして、カテゴリを選択すると、睡眠の詳しい情報を確認できます。

  • ステージ:「覚醒」「レム睡眠」「コア睡眠」「深い睡眠」の状態にある時間の長さや全体に占める割合(%)を表示できます。

  • :「睡眠の長さ」の詳細情報として、「睡眠目標」や「睡眠時間」などが表示されます。

  • 比較:「心拍数」や「呼吸数」を睡眠時間と比較して表示します。Apple Watch Series 8以降またはApple Watch Ultra(全モデル)をお使いの場合は、夜間に測定した手首皮膚温の変化も比較できます。

また、Apple Watchで最近の睡眠データを表示することもできます。Apple Watchで睡眠アプリを開き、Digital Crownを回して、睡眠ステージのデータ、睡眠時間、過去14日間の睡眠の長さを表示します。

睡眠スコアを表示する

毎朝、起床してから約15分後に、前夜の睡眠に基づいた睡眠スコアの評価が届きます。

iPhoneのヘルスケアアプリをお使いの場合は、画面下部の検索nullをタップし、「睡眠」をタップします。iPadのヘルスケアアプリをお使いの場合は、サイドバーnullをタップしてサイドバーを開き、「睡眠」をタップします。

睡眠スコアの評価

睡眠スコアをタップし、情報アイコンnullをタップすると、睡眠スコアと計算方法の詳細を確認できます。

睡眠履歴を表示する

睡眠データを取得するには、「Apple Watchで睡眠時間を記録」を有効にして、毎晩1時間以上Apple Watchを装着する必要があります。Apple Watchを装着して就寝しないと、グラフにデータが表示されない場合があります。

睡眠履歴を表示するには、iPhoneまたはiPadでヘルスケアアプリを開きます。iPhoneをお使いの場合は、画面下部の検索nullをタップします。iPadをお使いの場合は、サイドバーnullをタップしてサイドバーを開きます。「睡眠」をタップします。「睡眠」をよく使う項目として保存している場合は、ヘルスケアアプリの「概要」ページからアクセスできます。

iPhoneに1日前の夜の合計睡眠時間と、各睡眠ステージの時間のグラフが示されているところ。

呼吸数を表示する

watchOS 8以降を搭載したApple Watch Series 3以降では、呼吸数を測定し、記録できます。2「Apple Watchで睡眠時間を記録」がオンになっている場合、Apple Watchを着けて就寝すると、1分あたりの呼吸数を自動的に測定し、記録してくれます。

呼吸数を表示するには、iPhoneまたはiPadでヘルスケアアプリを開きます。iPhoneをお使いの場合は、画面下部にある検索nullをタップします。iPadをお使いの場合は、サイドバーnullをタップしてサイドバーを開きます。「呼吸」をタップし、「呼吸数」をタップします。

iPhoneに過去7日間の「呼吸数」のグラフが表示されているところ。

Apple Watchでもっと正確な情報を得る

Apple Watchを着けたまま寝て正確な情報を記録するには、以下の手順を実行してください。

  • 睡眠スケジュールを設定して、Apple Watchが睡眠を適切に記録すべき時間を確実に把握できるようにしてください。

  • 「充電リマインダー」をオンにします。iPhoneでWatchアプリを開いて、「マイウォッチ」タブをタップし、「睡眠」をタップします。「充電リマインダー」をタップして、就寝準備時間の前にApple Watchを充電するよう知らせるリマインダーを設定します。Apple Watchのバッテリーが切れてしまったら、睡眠のデータは記録されません。

  • Apple Watchは心地よくぴったりフィットさせて装着してください。Apple Watchが緩すぎると、自然に寝ている間の余計な動きも加速度センサーが検知してしまうことがあります。

関連情報

  1. 「睡眠」は、Apple Watch For Your Kids(以前のファミリー共有設定)を使用して設定したWatchでは利用できません。

  2. 13歳未満の方は「呼吸数」をご利用になれません。

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