iPhone、iPad、Apple Watch でヘルスケアデータを管理する

ほかのアプリやアクセサリからヘルスケアアプリにデータが送られるように設定したり、データを手入力したり、それらのソースからヘルスケアアプリで集めたデータの優先順序を変更したりできます。

ヘルスケアアプリにデータを手動で追加する方法

ヘルスケアアプリは、歩数や歩行距離、走行距離を自動的に数えてくれます。さらに、Apple Watch を持っていれば、Apple Watch がアクティビティデータを全部自動的に記録してくれます。別のアプリを使ってヘルスケアデータを記録している場合は、そのアプリからヘルスケアアプリに手動でデータを追加してみてください。そうすれば、すべての情報を一括管理できるようになります。

ヘルスケアに関する情報を追加する

1. iPhone または iPad で、ヘルスケアアプリを開きます。

2. iPhone をお使いの場合は、「ブラウズ」タブをタップします。iPad をお使いの場合は、サイドバー をタップしてサイドバーを開きます。

3. カテゴリ (「アクティビティ」など) をタップします。

4. サブカテゴリ (「歩数」など) をタップします。

5. 右上隅の「データを追加」をタップします。

6. 日付、時間、該当するデータを入力します。

7. 終わったら、「追加」をタップします。

   

ほかのアプリから情報を追加する

1. iPhone または iPad で、ヘルスケアアプリを開きます。

2. iPhone をお使いの場合は、右上隅 のプロフィール画像をタップします。iPad をお使いの場合は、左上隅の「プロフィール」をタップします。

3. 「プライバシー」の下で「アプリおよびサービス」をタップします。すでに所有しているアプリのうち、ヘルスケアアプリに対応しているものが表示されます。表示されないアプリは、対応していないと考えられます。

   

4. アプリをタップし、そのアプリで記録したいヘルスケアデータのカテゴリをオンにします。

そのアプリを開いて、ヘルスケアアプリとデータを共有できるように設定を調整しなければならない場合もあります。

Apple Watch から追加された情報を表示する

Apple Watch を iPhone とペアリングしている場合は、Apple Watch のヘルスケアとフィットネスのデータを iPhone または iPad のヘルスケアアプリで確認できます。

• 設定してある目標 (ゴール) や、ムーブ、エクササイズ、スタンドのデータを見るには、iPhone または iPad でヘルスケアアプリを開きます。iPhone をお使いの場合は、「ブラウズ」タブをタップしてから「アクティビティ」をタップします。iPad をお使いの場合は、サイドバー をタップしてサイドバーを開いてから「アクティビティ」をタップします。

• 心拍数のデータを確認する場合は、iPhone または iPad でヘルスケアアプリを開きます。iPhone をお使いの場合は、「ブラウズ」タブをタップしてから「心臓」をタップします。iPad をお使いの場合は、サイドバー をタップしてサイドバーを開いてから「心臓」をタップします。心拍センサーの精度と制限について詳しくは、こちらの記事を参照してください。

• マインドフルネスアプリのデータを表示するには、iPhone または iPad でヘルスケアアプリを開きます。iPhone をお使いの場合は、「ブラウズ」タブをタップしてから「心の健康状態」をタップします。iPad をお使いの場合は、サイドバー をタップしてサイドバーを開いてから「心の健康状態」をタップします。マインドフルネスアプリについて詳しくは、こちらの記事を参照してください。

• Apple Watch のほかのアプリでも、ヘルスケアデータの読み書きができます。それらのアプリは Apple Watch で直接管理できます。「設定」＞「ヘルスケア」＞「アプリ」の順に選択してください。

歩数やその他の情報がヘルスケアアプリに記録されていない場合は、以下の手順で対処してください。

1. iPhone または iPad で、ヘルスケアアプリを開きます。

2. プロフィールをタップし、「デバイス」をタップします。

3. Apple Watch をタップします。

4. 「"設定" の "プライバシー"」をタップし、「フィットネストラッキング」がオンになっているか確認します。

   

入力したデータを削除する

ヘルスケア情報を手入力したときに間違えた場合は、そのレコードを削除できます。

1. iPhone または iPad で、ヘルスケアアプリを開きます。

2. iPhone をお使いの場合は、「ブラウズ」をタップします。iPad をお使いの場合は、サイドバー をタップしてサイドバーを開きます。

3. カテゴリ (「アクティビティ」など) をタップします。

4. サブカテゴリ (「歩数」など) をタップします。

5. 下にスクロールして「オプション」を表示し、「すべてのデータを表示」をタップします。

6. 右上の「編集」をタップします。

7. 削除したいレコードの横にある削除ボタンをタップします。または、「すべてを削除」をタップして、レコードを全部まとめて削除できます。

ヘルスケアアプリで複数のソースから集めたデータの取り扱い方

ヘルスケアアプリは、別々のデータソースから似たようなデータ (iPhone で記録された歩数と、Apple Watch で記録されたアクティビティなど) を収集しますが、そのソースに応じてデータを整理します。デフォルトでは、以下のように優先順序が付けられます。

1. 手入力したヘルスケアデータ

2. iPhone、iPad、Apple Watch から収集したデータ

3. ほかのアプリや Bluetooth 対応デバイスから収集したデータ

新しいデータソースを追加すると、ヘルスケアアプリにデータを提供しているほかのすべてのアプリとデバイスの上に、そのソースが表示されます。ソースの優先順序はいつでも変更できます。

データソースを表示する

以下の方法で、特定のヘルスケアカテゴリに最新データを提供しているデバイスやアプリを確認できます。

1. iPhone または iPad で、ヘルスケアアプリを開きます。

2. iPhone をお使いの場合は、「ブラウズ」タブをタップします。iPad をお使いの場合は、サイドバー をタップしてサイドバーを開きます。

3. カテゴリ (「アクティビティ」など) をタップします。カテゴリが表示されていない場合は、下にスワイプして検索バーを表示し、カテゴリを入力してください。

4. サブカテゴリ (「歩数」など) をタップします。

5. 下にスクロールして、「データソースとアクセス」をタップします。その種類のデータを提供しているソースだけが表示されます。

ヘルスケアアプリのすべてのソースを確認する方法は、以下の通りです。

1. iPhone または iPad で、ヘルスケアアプリを開きます。

2. iPhone をお使いの場合は、右上隅 のプロフィール画像をタップします。iPad をお使いの場合は、左上隅の「プロフィール」をタップします。

3. 下にスクロールして「プライバシー」を表示し、「アプリおよびサービス」または「デバイス」をタップします。

データソースの優先順位を決める

以下の方法で、ヘルスケアアプリで優先して使うソースを選択できます。

1. iPhone または iPad で、ヘルスケアアプリを開きます。

2. iPhone をお使いの場合は、「ブラウズ」タブをタップします。iPad をお使いの場合は、サイドバー をタップしてサイドバーを開きます。

3. カテゴリをタップし、サブカテゴリをタップします。

4. 下にスクロールして、「データソースとアクセス」をタップします。

5. 「編集」をタップします。

6. データソースの横にある並べ替えボタン をタッチしたまま、リストの中で上下にドラッグします。

   

7. データソースを無効にして、そのカテゴリのデータを提供しないようにする場合は、そのソースの横のチェックマークをタップします。

8. 「完了」をタップします。

複数のソースが同じ種類のデータを提供している場合、リストの一番上にあるデータソースが、ほかのデータソースに優先して使われます。新たに追加したアプリやデバイスは、自動的にリストの先頭 (iPhone や iPad の上) に表示されます。

ヘルスケアデータをバックアップする

ヘルスケアアプリの情報は iCloud に保管され、iCloud とデバイス間を行き来する際、および iCloud に保管されている間は暗号化されます。エンドツーエンドで暗号化するには、iOS 12 以降と 2 ファクタ認証が必要です。ヘルスケアデータを iCloud に保管しない場合は、「設定」＞「[ユーザ名]」＞「iCloud」の順に選択し、「ヘルスケア」をオフにしておきます。

ファミリー共有設定のデバイスのヘルスケアデータも iCloud に直接バックアップされます。家族の Apple Watch を設定する方法については、こちらの記事を参照してください。

iCloud をお使いではない場合は、コンピュータで作成されたバックアップを暗号化する方法でヘルスケアアプリの情報をバックアップできます。

ヘルスケア機能を使いこなそう

• iPhone や iPad でヘルスケアアプリを設定し、使う方法については、こちらの記事を参照してください。

• ヘルスケアアプリでメディカル ID を設定して、重要な医療情報を確認できるようにしておきましょう。

• Apple Watch で睡眠を記録し、iPhone で「睡眠」を使いましょう。

• iOS 11.3 以降では、複数の医療機関から入手したヘルスケアレコードを iPhone で直接確認できます。ヘルスケアレコードの追加方法についてはこちらの記事、この機能に対応している医療機関についてはこちらの記事を参照してください。