macOS Mojave 10.14.1、セキュリティアップデート 2018-002 High Sierra、セキュリティアップデート 2018-005 Sierra のセキュリティコンテンツについて

macOS Mojave 10.14.1、セキュリティアップデート 2018-002 High Sierra、セキュリティアップデート 2018-005 Sierra のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。Apple との通信は、Apple Product Security PGP キーで暗号化できます。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

macOS Mojave 10.14.1、セキュリティアップデート 2018-002 High Sierra、セキュリティアップデート 2018-005 Sierra

2018 年 10 月 30 日リリース

afpserver

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:リモートの攻撃者に、HTTP クライアントを介して AFP サーバを攻撃される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、入力検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4295:清華大学およびカリフォルニア大学バークレー校の Jianjun Chen 氏 (@whucjj)

AppleGraphicsControl

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4410:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者

AppleGraphicsControl

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4417:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する延世大学校 Information Security Lab の Lee 氏

APR

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:Perl に複数のバッファオーバーフローの脆弱性がある。

説明:メモリ処理を強化し、Perl の複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-12613:Tripwire VERT の Craig Young 氏

CVE-2017-12618:Tripwire VERT の Craig Young 氏

2019 年 2 月 15 日に更新

ATS

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4411:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Trend Micro の lilang wu moony Li 氏

ATS

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4308:Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

Automator

対象 OS:macOS Mojave 10.14

影響:悪意のあるアプリケーションに、制限されたファイルにアクセスされる可能性がある。

説明:この問題は、追加のエンタイトルメントを削除することで解決されました。

CVE-2018-4468:underpassapp.com の Jeff Johnson 氏

2019 年 2 月 15 日に追加

CFNetwork

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4126:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Bruno Keith 氏 (@bkth_)

CoreAnimation

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4415:Beyond Security の SecuriTeam Secure Disclosure に協力する Liang Zhuo 氏

CoreCrypto

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:ミラー・ラビン素数判定法の脆弱性を悪用した攻撃者が、素数を不正確に判定する可能性がある。

説明:素数の判定法に脆弱性がありました。この問題は、素数の判定に擬似乱数の底を使うことで解決されました。

CVE-2018-4398:ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイの Martin Albrecht 氏、Jake Massimo 氏、Kenny Paterson 氏、ルール大学ボーフムの Juraj Somorovsky 氏

CoreFoundation

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4412:英国の National Cyber Security Centre (NCSC)

CUPS

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:特定の構成において、リモートの攻撃者に、プリントサーバからのメッセージコンテンツを任意のコンテンツに置き換えられる可能性がある。

説明:検証を強化し、インジェクションの脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4153:hansmi.ch の Michael Hanselmann 氏

CUPS

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:検証を強化し、サービス運用妨害の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4406:hansmi.ch の Michael Hanselmann 氏

辞書

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:悪意を持って作成された辞書ファイルを解析すると、ユーザ情報が漏洩する可能性がある。

説明:検証の脆弱性があり、ローカルファイルアクセスが許容されていました。この問題は、入力のサニタイズ処理により解決されました。

CVE-2018-4346:SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (@_r3ggi)

Dock

対象 OS:macOS Mojave 10.14

影響:悪意のあるアプリケーションに、制限されたファイルにアクセスされる可能性がある。

説明:この問題は、追加のエンタイトルメントを削除することで解決されました。

CVE-2018-4403:Digita Security の Patrick Wardle 氏

2019 年 2 月 15 日に更新

dyld

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14、macOS Sierra 10.12.6

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:検証を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4423:Chaitin Security Research Lab (@ChaitinTech) の Youfu Zhang 氏

2018 年 11 月 16 日に更新

EFI

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6

影響:投機的実行を利用し、メモリの読み込みを前段階のすべてのメモリ書き込みのアドレスが判明する前に投機的に実行するマイクロプロセッサを搭載したシステムで、サイドチャネル分析を利用してローカルユーザアクセスを得た攻撃者に、情報が不正に開示される可能性がある。

説明:マイクロコードを更新して、情報漏洩の脆弱性に対処しました。その結果、投機的なサイドチャネル攻撃により、最近書き込まれたアドレスから古いデータを読み取ることができなくなります。

CVE-2018-3639:Google Project Zero (GPZ) の Jann Horn 氏 (@tehjh)、Microsoft Security Response Center (MSRC) の Ken Johnson 氏

EFI

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:ローカルユーザが、ファイルシステムの保護された部分を変更できる可能性がある。

説明:制限を強化し、構成の問題に対処しました。

CVE-2018-4342:Twocanoes Software の Timothy Perfitt 氏

Foundation

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:悪意を持って作成されたテキストファイルを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:検証を強化し、サービス運用妨害の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4304:jianan.huang 氏 (@Sevck)

Grand Central Dispatch

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4426:Brandon Azad 氏

Heimdal

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4331:Brandon Azad 氏

ハイパーバイザ

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:投機的実行とアドレス変換を利用するマイクロプロセッサを搭載システムで、ターミナルページフォールトとサイドチャネル分析を利用してゲスト OS 権限のローカルユーザアクセスを得た攻撃者に、L1 データキャッシュに入っている情報が不正に開示される可能性がある。

説明:仮想メモリエントリで L1 データキャッシュをフラッシュすることで、情報漏洩の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-3646:ミシガン大学の Baris Kasikci 氏、Daniel Genkin 氏、Ofir Weisse 氏、および Thomas F. Wenisch 氏、Technion の Mark Silberstein 氏および Marina Minkin 氏、KU Leuven の Raoul Strackx 氏、Jo Van Bulck 氏、および Frank Piessens 氏、Intel Corporation の Rodrigo Branco 氏、Henrique Kawakami 氏、Ke Sun 氏、および Kekai Hu 氏、アデレード大学の Yuval Yarom 氏

ハイパーバイザ

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ロック処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4242:Qihoo 360 Nirvan Team の Zhuo Liang 氏

ICU

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14、macOS Sierra 10.12.6

影響:悪意を持って作成された文字列を処理すると、ヒープ破損が起きる可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4394:The Qt Company の Erik Verbruggen 氏

2018 年 11 月 16 日に更新

Intel Graphics Driver

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4334:Google Project Zero の Ian Beer 氏

Intel Graphics Driver

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4396:Didi Research America の Yu Wang 氏

CVE-2018-4418:Didi Research America の Yu Wang 氏

Intel Graphics Driver

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4350:Didi Research America の Yu Wang 氏

Intel Graphics Driver

対象 OS:macOS Mojave 10.14

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4421:Cisco Talos の Tyler Bohan 氏

2018 年 12 月 21 日に追加

IOGraphics

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4422:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者

IOHIDFamily

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4408:Google Project Zero の Ian Beer 氏

2019 年 8 月 1 日に更新

IOKit

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4402:Qihoo 360 Nirvan Team の Proteas 氏

IOKit

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:悪意のあるアプリケーションがサンドボックスを破って外部で実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4341:Google Project Zero の Ian Beer 氏

CVE-2018-4354:Google Project Zero の Ian Beer 氏

IOUserEthernet

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4401:Apple

IPSec

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2018-4371:Leviathan Security Group の Tim Michaud 氏 (@TimGMichaud)

カーネル

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:脆弱なコードを削除することで、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4420:Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

カーネル

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6

影響:悪意のあるアプリケーションにより、重要なユーザ情報が漏洩する可能性がある。

説明:特権のある API コールにアクセス関連の脆弱性がありました。この問題は、制限を追加で設けることで解決されました。

CVE-2018-4399:Fabiano Anemone 氏 (@anoane)

カーネル

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4340:Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

CVE-2018-4419:Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

CVE-2018-4425:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する cc 氏、Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Trend Micro の Juwei Lin 氏 (@panicaII)

カーネル

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6

影響:悪意を持って作成された NFS ネットワーク共有をマウントすると、システム権限で任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4259:Semmle および LGTM.com の Kevin Backhouse 氏

CVE-2018-4286:Semmle および LGTM.com の Kevin Backhouse 氏

CVE-2018-4287:Semmle および LGTM.com の Kevin Backhouse 氏

CVE-2018-4288:Semmle および LGTM.com の Kevin Backhouse 氏

CVE-2018-4291:Semmle および LGTM.com の Kevin Backhouse 氏

カーネル

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4413:TrendMicro Mobile Security Team の Juwei Lin 氏 (@panicaII)

カーネル

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者により、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4407:Semmle Ltd. の Kevin Backhouse 氏

カーネル

対象 OS:macOS Mojave 10.14

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:サイズ検証を強化し、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2018-4424:InfoSect の Silvio Cesare 博士

LinkPresentation

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6

影響:悪意を持って作成されたテキストメッセージを処理すると、UI を偽装される可能性がある。

説明:URL の処理に、偽装の脆弱性がありました。入力検証を強化し、この脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4187:Tencent Security Platform Department の Zhiyang Zeng 氏 (@Wester)、Roman Mueller 氏 (@faker_)

2019 年 4 月 3 日に追加

ログインウインドウ

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:ローカルユーザから、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:ロジックを改良し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4348:MWR InfoSecurity の Ken Gannon 氏および MWR InfoSecurity の Christian Demko 氏

メール

対象 OS:macOS Mojave 10.14

影響:悪意を持って作成されたメールメッセージを処理すると、UI を偽装される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ユーザインターフェイス不一致の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4389:Dropbox Offensive Security Team、Syndis の Theodor Ragnar Gislason 氏

mDNSOffloadUserClient

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4326:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者、Qihoo 360 Nirvan Team の Zhuo Liang 氏

MediaRemote

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:サンドボックス化されたプロセスが、サンドボックスの制約を回避できる可能性がある。

説明:サンドボックスの制限を追加で設けて、アクセス関連の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4310:Ant-Financial LightYear Labs の CodeColorist 氏

マイクロコード

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:投機的実行を利用し、システムレジスタの投機的な読み取りを実行するマイクロプロセッサを搭載したシステムで、サイドチャネル分析を利用してローカルユーザアクセスを得た攻撃者に、システムパラメータが不正に開示される可能性がある。

説明:マイクロコードを更新して、情報漏洩の脆弱性に対処しました。その結果、投機的実行のサイドチャネル攻撃により、実装固有のシステムレジスタが漏洩することがなくなります。

CVE-2018-3640:BiZone LLC (bi.zone) の Innokentiy Sennovskiy 氏、SYSGO AG (sysgo.com) の Zdenek Sojka 氏、Rudolf Marek 氏、および Alex Zuepke 氏

NetworkExtension

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:VPN サーバに接続すると、DNS クエリが DNS プロキシに漏洩する可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2018-4369:匿名の研究者

Perl

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6

影響:Perl に複数のバッファオーバーフローの脆弱性がある。

説明:メモリ処理を強化し、Perl の複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-6797:Brian Carpenter 氏

ルビー

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6

影響:リモートの攻撃者により、アプリケーションを突然終了されたり、任意のコードを実行されたりする可能性がある。

説明:Ruby の複数の脆弱性に今回のアップデートで対処しました。

CVE-2017-0898

CVE-2017-10784

CVE-2017-14033

CVE-2017-14064

CVE-2017-17405

CVE-2017-17742

CVE-2018-6914

CVE-2018-8777

CVE-2018-8778

CVE-2018-8779

CVE-2018-8780

セキュリティ

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:悪意を持って作成された S/MIME 署名済みのメッセージを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:ロジックを改良し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4400:LAC Co., Ltd. の Yukinobu Nagayasu 氏

セキュリティ

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:ローカルユーザから、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。

CVE-2018-4395:Digita Security の Patrick Wardle 氏

Spotlight

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4393:Lufeng Li 氏

Symptom Framework

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4203:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Bruno Keith 氏 (@bkth_)

Wi-Fi

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14

影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:検証を強化し、サービス運用妨害の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4368:ダルムシュタット工科大学 Secure Mobile Networking Lab の Milan Stute 氏および Alex Mariotto 氏

ご協力いただいたその他の方々

カレンダー

Verisign の Matthew Thomas 氏のご協力に感謝いたします。

2019 年 2 月 15 日に更新

coreTLS

Eyal Ronen 氏 (ワイツマン科学研究所)、Robert Gillham 氏 (アデレード大学)、Daniel Genkin (ミシガン大学)、Adi Shamir 氏 (ワイツマン科学研究所)、David Wong 氏 (NCC Group)、Yuval Yarom 氏 (アデレード大学および Data61) のご協力に感謝いたします。

2018 年 12 月 12 日に追加

iBooks

Fontys Hogeschool ICT の Sem Voigtländer 氏のご協力に感謝いたします。

カーネル

Brandon Azad 氏のご協力に感謝いたします。

LaunchServices

Square の Alok Menghrajani 氏のご協力に感謝いたします。

クイックルック

Google Project Zero の lokihardt 氏のご協力に感謝いたします。

セキュリティ

Parachute の Marinos Bernitsas 氏のご協力に感謝いたします。

ターミナル

Federico Bento 氏のご協力に感謝いたします。

2020 年 2 月 3 日に更新

Time Machine

Verisign の Matthew Thomas 氏のご協力に感謝いたします。

2019 年 2 月 15 日に追加

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