Safari 10.1.1 のセキュリティコンテンツについて
Safari 10.1.1 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。Apple との通信は、Apple Product Security PGP キーで暗号化できます。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
Safari 10.1.1
JavaScriptCore
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7005:Google Project Zero の lokihardt 氏
Safari
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:悪意を持って作成された Web ページにアクセスすると、アプリケーションがサービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、Safari の履歴メニューの脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2495:Gehirn Inc. の Tubasa Iinuma 氏 (@llamakko_cafe)
Safari
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:悪意のある Web サイトにアクセスすると、アドレスバーを偽装される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ユーザインターフェイス不一致の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2500:Tencent Security Platform Department の Zhiyang Zeng 氏および Yuyang Zhou 氏
CVE-2017-2511:Tencent Security Platform Department の Zhiyang Zeng 氏
WebKit
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2496:Apple
CVE-2017-2505:Google Project Zero の lokihardt 氏
CVE-2017-2506:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Baidu Security Lab の Zheng Huang 氏
CVE-2017-2514:Google Project Zero の lokihardt 氏
CVE-2017-2515:Google Project Zero の lokihardt 氏
CVE-2017-2521:Google Project Zero の lokihardt 氏
CVE-2017-2525:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する、Tencent の Xuanwu Lab (tencent.com) の Kai Kang 氏 (4B5F5F4B)
CVE-2017-2526:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する、Tencent の Xuanwu Lab (tencent.com) の Kai Kang 氏 (4B5F5F4B)
CVE-2017-2530:Baidu Security Lab の Wei Yuan 氏、Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Baidu Security Lab の Zheng Huang 氏
CVE-2017-2531:Google Project Zero の lokihardt 氏
CVE-2017-2538:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Richard Zhu 氏 (fluorescence)
CVE-2017-2539:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Richard Zhu 氏 (fluorescence)
CVE-2017-2544:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する 360 Security (@mj0011sec)
CVE-2017-2547:Google Project Zero の lokihardt 氏、Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Team Sniper (Keen Lab および PC Mgr)
CVE-2017-6980:Google Project Zero の lokihardt 氏
CVE-2017-6984:Google Project Zero の lokihardt 氏
WebKit
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:WebKit Editor コマンドの処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。
CVE-2017-2504:Google Project Zero の lokihardt 氏
WebKit
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:lokihardt コンテナノードの処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。
CVE-2017-2508:Google Project Zero の lokihardt 氏
WebKit
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:pageshow イベントの処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。
CVE-2017-2510:Google Project Zero の lokihardt 氏
WebKit
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:WebKit のキャッシュ済みフレームの処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。
CVE-2017-2528:Google Project Zero の lokihardt 氏
WebKit
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2536:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Samuel Groß 氏および Niklas Baumstark 氏
WebKit
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:フレームの読み込み処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。
CVE-2017-2549:Google Project Zero の lokihardt 氏
WebKit Web インスペクタ
対象 OS:OS X Yosemite 10.10.5、OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.5
影響:アプリケーションに未署名のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2499:George Dan 氏 (@theninjaprawn)
ご協力いただいたその他の方々
Safari
Flyin9_L (ZhenHui Lee) (@ACITSEC) 氏のご協力に感謝いたします。
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