Safari 15.3 のセキュリティコンテンツについて

Safari 15.3 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。

Safari 15.3

2022 年 1 月 26 日

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2022-22590:Team Orca of Sea Security (security.sea.com) の Toan Pham 氏

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コンテンツ・セキュリティ・ポリシーの適用を回避される場合がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2022-22592:Prakash 氏 (@1lastBr3ath)

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成されたメールメッセージを処理すると、任意の javascript が実行される可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2022-22589: KnownSec 404 Team (knownsec.com) の Heige 氏、Palo Alto Networks (paloaltonetworks.com) の Bo Qu 氏

WebKit Storage

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:Web サイトに重要なユーザ情報を追跡される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、IndexDB API のクロスオリジンの問題に対処しました。

CVE-2022-22594:FingerprintJS の Martin Bajanik 氏

ご協力いただいたその他の方々

WebKit

Prakash 氏 (@1lastBr3ath) のご協力に感謝いたします。

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