Safari 15.1 のセキュリティコンテンツについて

Safari 15.1 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。

Safari 15.1

2021 年 10 月 27 日リリース

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。

CVE-2021-31008

2022 年 3 月 31 日に追加

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コンテンツ・セキュリティ・ポリシーの適用が予期せず解除される場合がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2021-30887:Suma Soft Pvt. Ltd. の Narendra Bhati 氏 (@imnarendrabhati)

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

悪意のある Web サイトがコンテンツ・セキュリティ・ポリシーを悪用し、リダイレクト動作を介して情報を漏洩させる可能性がある。

説明:情報漏洩の脆弱性に対処しました。

CVE-2021-30888:Prakash 氏 (@1lastBr3ath)

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。

CVE-2021-30889:ShuiMuYuLin Ltd および Tsinghua wingtecher lab の Chijin Zhou 氏

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2021-30890:匿名の研究者

ご協力いただいたその他の方々

WebKit

Google Project Zero の Ivan Fratric 氏、Pavel Gromadchuk 氏、匿名の研究者のご協力に感謝いたします。

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