macOS Big Sur 11.3 のセキュリティコンテンツについて
macOS Big Sur 11.3 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。
macOS Big Sur 11.3
APFS
対象 OS:macOS Big Sur
影響:ローカルの攻撃者が権限を昇格できる場合がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2021-1853:ECSC Group plc の Gary Nield 氏、Zoom Video Communications の Tim Michaud 氏 (@TimGMichaud)
AppleMobileFileIntegrity
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションがプライバシーの環境設定を回避する可能性がある。
説明:チェックを強化し、コード署名の検証における脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1849:Siguza 氏
Apple Neural Engine
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2021-1867:Ant Group Tianqiong Security Lab の Zuozhi Fan 氏 (@pattern_F_) および Wish Wu (吴潍浠) 氏
Archive Utility
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションに Gatekeeper チェックを回避される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2021-1810:F-Secure の Rasmus Sten 氏 (@pajp)
Audio
対象 OS:macOS Big Sur
影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1808:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏
CFNetwork
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、重要なユーザ情報が漏洩する可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1857:匿名の研究者
Compression
対象 OS:macOS Big Sur
影響:入力検証を強化し、領域外読み込みの脆弱性に対処。
説明:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性があります。
CVE-2021-30752:Baidu Security の Ye Zhang 氏 (@co0py_Cat)
CoreAudio
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成されたファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2021-30664:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏
CoreAudio
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、制限されたメモリが漏洩する可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2021-1846:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏
CoreAudio
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1809:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏
CoreFoundation
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションにより、重要なユーザ情報が漏洩する可能性がある。
説明:ロジックを改良し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-30659:Computest の Thijs Alkemade 氏
CoreGraphics
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成されたファイルを開くと、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1847:パデュー大学の Xuwei Liu 氏
CoreText
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2021-1811:Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏
curl
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるサーバによって、アクティブなサービスが漏洩する可能性がある。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2020-8284:Marian Rehak 氏
curl
対象 OS:macOS Big Sur
影響:攻撃者が見かけ上正当な、不正な OCSP レスポンスを提供する場合がある。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2020-8286:匿名の研究者
curl
対象 OS:macOS Big Sur
影響:リモートの攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、バッファオーバーフローに対処しました。
CVE-2020-8285:xnynx 氏
DiskArbitration
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションに、ファイルシステムの保護された部分を変更されるおそれがある。
説明:DiskArbitration にアクセス権の問題がありました。この問題は、所有権のチェックを追加することで解決されました。
CVE-2021-1784:SensorFu の Mikko Kenttälä 氏 (@Turmio_)、Offensive Security の Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit)、匿名の研究者
FaceTime
対象 OS:macOS Big Sur
影響:CallKit の通話を着信中に消音にしても、消音が有効にならない場合がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2021-1872:Facebook の Siraj Zaneer 氏
FontParser
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2021-1881:匿名の研究者、Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏、Trend Micro の Mickey Jin 氏、Qihoo 360 の Hou JingYi 氏 (@hjy79425575)
Foundation
対象 OS:macOS Big Sur
影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。
説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1882:Gabe Kirkpatrick 氏 (@gabe_k)
Foundation
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションがルート権限を取得できる場合がある。
説明:ロジックを改良し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1813:Cees Elzinga 氏
Heimdal
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成されたサーバメッセージを処理すると、ヒープ破損が起きる可能性がある。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2021-1883:Gabe Kirkpatrick 氏 (@gabe_k)
Heimdal
対象 OS:macOS Big Sur
影響:リモートの攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:ロック処理を強化することで、競合状態の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1884:Gabe Kirkpatrick 氏 (@gabe_k)
ImageIO
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2021-1880:Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏
CVE-2021-30653:Baidu Security の Ye Zhang 氏
CVE-2021-1814:Baidu Security の Ye Zhang 氏、Trend Micro の Mickey Jin 氏および Qi Sun 氏、Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏
CVE-2021-1843:Baidu Security の Ye Zhang 氏
ImageIO
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1885:Topsec Alpha Team の CFF
ImageIO
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1858:Trend Micro の Mickey Jin 氏
ImageIO
対象 OS:macOS Big Sur
影響:入力検証を強化し、領域外書き込みの脆弱性に対処。
説明:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性があります。
CVE-2021-30743:Baidu Security の Ye Zhang 氏 (@co0py_Cat)、Topsec Alpha Team の CFF、Trend Micro Zero Day Initiative に協力する Jzhu 氏、Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏、Topsec Alpha Team の CFF、Trend Micro Zero Day Initiative に協力する THEORI の Jeonghoon Shin 氏 (@singi21a)
Installer
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションに Gatekeeper チェックを回避される可能性がある。
説明:この問題は、ファイルメタデータの処理を強化することで解決されました。
CVE-2021-30658:SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (@_r3ggi)
Intel Graphics Driver
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1841:RET2 Systems, Inc. の Jack Dates 氏
CVE-2021-1834:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する ABC Research s.r.o.
Kernel
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションによって、カーネルメモリが漏洩する可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1860:@0xalsr 氏
Kernel
対象 OS:macOS Big Sur
影響:ローカルの攻撃者が権限を昇格できる場合がある。
説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1840:Ant Group Tianqiong Security Lab の Zuozhi Fan 氏 (@pattern_F_)
Kernel
対象 OS:macOS Big Sur
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2021-1851:@0xalsr 氏
Kernel
対象 OS:macOS Big Sur
影響:コピーしたファイルに、予期した通りのファイルアクセス権が付与されない場合がある。
説明:アクセス権のロジックを改善することで、この問題を解決しました。
CVE-2021-1832:匿名の研究者
Kernel
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションによって、カーネルメモリが漏洩する可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2021-30660:Alex Plaskett 氏
libxpc
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションがルート権限を取得できる場合がある。
説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。
CVE-2021-30652:James Hutchins 氏
libxslt
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成されたファイルを処理すると、ヒープ破損が起きる可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、ダブルフリー (二重解放) の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1875:OSS-Fuzz により検出
Login Window
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションに root 権限を取得され、非公開の情報にアクセスされる可能性がある。
説明:この問題は、エンタイトルメントを改善することで解決されました。
CVE-2021-1824:SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (@_r3ggi)
Notes
対象 OS:macOS Big Sur
影響:ロックしたメモコンテンツが、予期せずロック解除される場合がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2021-1859:Colour King Pvt. Ltd の Syed Ali Shuja 氏 (@SyedAliShuja)
NSRemoteView
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1876:Google Chrome の Matthew Denton 氏
Preferences
対象 OS:macOS Big Sur
影響:ローカルユーザが、ファイルシステムの保護された部分を変更できる可能性がある。
説明:ディレクトリパスの処理における解析不備の脆弱性に、パス検証を強化することで対処しました。
CVE-2021-1815:Tencent Security Xuanwu Lab (xlab.tencent.com) の Zhipeng Huo 氏 (@R3dF09) および Yuebin Sun 氏 (@yuebinsun2020)
CVE-2021-1739:Tencent Security Xuanwu Lab (xlab.tencent.com) の Zhipeng Huo 氏 (@R3dF09) および Yuebin Sun 氏 (@yuebinsun2020)
CVE-2021-1740:Tencent Security Xuanwu Lab (xlab.tencent.com) の Zhipeng Huo 氏 (@R3dF09) および Yuebin Sun 氏 (@yuebinsun2020)
Safari
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のある Web サイトが、キャッシュにステートを設定し、ユーザをトラッキングできる場合がある。
説明:キャッシュの占有率の判定に問題がありました。この問題は、ロジックを改善することで解決されました。
CVE-2021-1861:イリノイ大学シカゴ校の Konstantinos Solomos 氏
Safari
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のある Web サイトが、不要なネットワーク接続にファビコンをフェッチさせる可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2021-1855:HASMAC AS の Håvard Mikkelsen Ottestad 氏
SampleAnalysis
対象 OS:macOS Big Sur
影響:ローカルの攻撃者が権限を昇格できる場合がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2021-1868:Zoom Communications の Tim Michaud 氏
Sandbox
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションを介して、ユーザが最近使った連絡先を入手される可能性がある。
説明:アクセス権のロジックを改善することで、この問題を解決しました。
CVE-2021-30750:Offensive Security の Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit)
smbx
対象 OS:macOS Big Sur
影響:ネットワーク上の特権的な地位を利用した攻撃者が、重要なユーザ情報を漏洩させる可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、整数オーバーフローに対処しました。
CVE-2021-1878:Cisco Talos (talosintelligence.com) の Aleksandar Nikolic 氏
System Preferences
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションが Gatekeeper のチェックを回避する可能性がある。Apple では、この脆弱性が悪用された可能性があるという報告について把握しています。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2021-30657:Cedric Owens 氏 (@cedowens)
TCC
対象 OS:macOS Big Sur
影響:リモートログインが有効になっているシステムで、サンドボックス化されていない悪意のある App が「プライバシー」環境設定を回避する場合がある。
説明:リモートログインに新しいオプションを追加し、セキュアシェルセッションのフルディスクアクセスを選択制にして、この問題に対処しました。
CVE-2021-30856:Offensive Security の Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit)、Zoom Video Communications の Andy Grant 氏、Computest Research Division の Thijs Alkemade 氏、SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (wojciechregula.blog)、SpecterOps の Cody Thomas 氏、Trend Micro の Mickey Jin 氏
tcpdump
対象 OS:macOS Big Sur
影響:リモートの攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2020-8037:匿名の研究者
Time Machine
対象 OS:macOS Big Sur
影響:ローカルの攻撃者が権限を昇格できる場合がある。
説明:アクセス権のロジックを改善することで、この問題を解決しました。
CVE-2021-1839:Zoom Video Communications の Tim Michaud 氏 (@TimGMichaud)、ECSC Group plc の Gary Nield 氏
WebKit
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、クロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:入力検証を強化し、入力検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1825:Aon’s Cyber Solutions の Alex Camboe 氏
WebKit
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1817:zhunki 氏
WebKit
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1826:匿名の研究者
WebKit
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1820:André Bargull 氏
WebKit Storage
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。Apple では、この脆弱性が悪用された可能性があるという報告について把握しています。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-30661:360 ATA の yangkang 氏 (@dnpushme)
WebRTC
対象 OS:macOS Big Sur
影響:リモートの攻撃者にシステムを突然終了されたり、カーネルメモリを破損されたりする可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-7463:Megan2013678 氏
Wi-Fi
対象 OS:macOS Big Sur
影響:アプリケーションにシステムを突然終了されたり、カーネルメモリに書き込まれる可能性がある。
説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1828:Ant Group Tianqiong Security Lab の Zuozhi Fan 氏 (@pattern_F_)
Wi-Fi
対象 OS:macOS Big Sur
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:ステート処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。
CVE-2021-1829:Pangu Lab の Tielei Wang 氏
Wi-Fi
対象 OS:macOS Big Sur
影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:アクセス権のロジックを改善することで、この問題を解決しました。
CVE-2021-30655:ECSC Group plc の Gary Nield 氏、Zoom Video Communications の Tim Michaud 氏 (@TimGMichaud)、SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (@_r3ggi)
Wi-Fi
対象 OS:macOS Big Sur
影響:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処。
説明:バッファオーバーフローが原因で任意のコードが実行される可能性があります。
CVE-2021-1770:ダルムシュタット工科大学 (TU Darmstadt) Secure Mobile Networking Lab の Jiska Classen 氏 (@naehrdine)
WindowServer
対象 OS:macOS Big Sur
影響:悪意のあるアプリケーションにより、セキュリティ対策をしたテキストフィールドからユーザの資格情報が予期せず漏洩する可能性がある。
説明:アクセシビリティ TCC のアクセス権に API の脆弱性がありましたが、ステート管理を強化して対処しました。
CVE-2021-1873:匿名の研究者
ご協力いただいたその他の方々
AirDrop
@maxzks 氏のご協力に感謝いたします。
CoreAudio
匿名の研究者のご協力に感謝いたします。
CoreCrypto
Orange Group の Andy Russon 氏のご協力に感謝いたします。
File Bookmark
匿名の研究者のご協力に感謝いたします。
Foundation
Ant-Financial LightYear Labs の CodeColorist 氏のご協力に感謝いたします。
Kernel
Politecnico di Milano の Antonio Frighetto 氏、GRIMM 氏、Keyu Man 氏、Zhiyun Qian 氏、Zhongjie Wang 氏、Xiaofeng Zheng 氏、Youjun Huang 氏、Haixin Duan 氏、SensorFu の Mikko Kenttälä 氏 (@Turmio_)、Proteas 氏のご協力に感謝いたします。
Petter Flink 氏、Bonnier News の SecOps、および匿名の研究者のご協力に感謝いたします。
Safari
Sahil Mehra 氏 (Nullr3x) および Shivam Kamboj Dattana 氏 (Sechunt3r) のご協力に感謝いたします。
Security
Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏、john 氏 (@nyan_satan) のご協力に感謝いたします。
sysdiagnose
Leviathan の Tim Michaud 氏 (@TimGMichaud) のご協力に感謝いたします。
WebKit
Mozilla の Emilio Cobos Álvarez 氏のご協力に感謝いたします。
WebSheet
Patrick Clover 氏のご協力に感謝いたします。
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