iOS 12.4.9 のセキュリティコンテンツについて
iOS 12.4.9 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。
iOS 12.4.9
FaceTime
対象となるデバイス:iPhone 5s、iPhone 6 および 6 Plus、iPad Air、iPad mini 2 および 3、iPod touch (第 6 世代)
影響:ユーザがグループ FaceTime 通話で、自分では送った自覚のないままビデオを送信してしまう場合がある。
説明:グループ FaceTime 通話の処理におけるロジックに問題がありました。ステート管理を改善し、この問題に対処しました。
CVE-2020-27929:James P 氏 (@Jam_Penn)
FontParser
対象となるデバイス:iPhone 5s、iPhone 6 および 6 Plus、iPad Air、iPad mini 2 および 3、iPod touch (第 6 世代)
影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。Apple では、この脆弱性を悪用したエクスプロイト (攻撃) が確認されている旨の報告を受けています。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27930:Google Project Zero
カーネル
対象となるデバイス:iPhone 5s、iPhone 6 および 6 Plus、iPad Air、iPad mini 2 および 3、iPod touch (第 6 世代)
影響:悪意のあるアプリケーションによって、カーネルメモリが漏洩する可能性がある。Apple では、この脆弱性を悪用したエクスプロイト (攻撃) が確認されている旨の報告を受けています。
説明:メモリ初期化の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27950:Google Project Zero
カーネル
対象となるデバイス:iPhone 5s、iPhone 6 および 6 Plus、iPad Air、iPad mini 2 および 3、iPod touch (第 6 世代)
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。Apple では、この脆弱性を悪用したエクスプロイト (攻撃) が確認されている旨の報告を受けています。
説明:ステート処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27932:Google Project Zero
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