macOS Big Sur 11.0.1 のセキュリティコンテンツについて
macOS Big Sur 11.0.1 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。
macOS Big Sur 11.0.1
AMD
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27914:Didi Research America の Yu Wang 氏
CVE-2020-27915:Didi Research America の Yu Wang 氏
App Store
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。
説明:この問題は、脆弱なコードを削除することで解決されました。
CVE-2020-27903:Tencent Security Xuanwu Lab の Zhipeng Huo 氏 (@R3dF09)
Audio
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2020-27910:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏および XingWei Lin 氏
Audio
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。
CVE-2020-27916:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏
Audio
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9943:Ant Group Light-Year Security Lab の JunDong Xie 氏
Audio
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9944:Ant Group Light-Year Security Lab の JunDong Xie 氏
Bluetooth
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:リモートの攻撃者が、アプリケーションを突然終了させたり、ヒープ破損を引き起こしたりするおそれがある。
説明:入力検証を強化し、複数の整数オーバーフローに対処しました。
CVE-2020-27906:Ant Group Tianqiong Security Lab の Zuozhi Fan 氏 (@pattern_F_)
CFNetwork Cache
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、整数オーバーフローに対処しました。
CVE-2020-27945:Qihoo 360 Vulcan Team の Zhuo Liang 氏
CoreAudio
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2020-27908:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏および Xingwei Lin 氏
CVE-2020-27909:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する匿名者、Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏および Xingwei Lin 氏
CVE-2020-9960:Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏および XingWei Lin 氏
CoreAudio
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。
CVE-2020-10017:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する Francis 氏、Ant Security Light-Year Lab の JunDong Xie 氏
CoreCapture
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9949:Proteas 氏
CoreGraphics
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された PDF を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。
CVE-2020-9897:ZecOps Mobile XDR の S.Y. 氏、匿名の研究者
CoreGraphics
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。
CVE-2020-9883:匿名の研究者、Trend Micro の Mickey Jin 氏
Crash Reporter
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ローカルの攻撃者が権限を昇格できる場合がある。
説明:シンボリックリンクのパス検証ロジックに脆弱性が存在します。この問題は、パスのサニタイズ処理を改善することで解決されました。
CVE-2020-10003:Leviathan の Tim Michaud 氏 (@TimGMichaud)
CoreText
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2020-27922:Trend Micro の Mickey Jin 氏
CoreText
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたテキストファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9999:Apple
Directory Utility
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションに、非公開の情報にアクセスされる可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2020-27937:SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (@_r3ggi)
Disk Images
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2020-9965:Proteas 氏
CVE-2020-9966:Proteas 氏
Finder
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ファイルのダウンロード元を示すメタデータをユーザが削除できない場合がある。
影響:この問題は、ユーザ制御を追加で設けることで解決されました。
CVE-2020-27894:Shuggr (shuggr.com) の Manuel Trezza 氏
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-36615:STAR Labs の Peter Nguyen Hoang Vu 氏 (@peternguyen14)
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたテキストファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2021-1790:STAR Labs の Peter Nguyen Vu Hoang 氏
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:この問題は、脆弱なコードを削除することで解決されました。
CVE-2021-1775:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Trend Micro の Mickey Jin 氏および Qi Sun 氏
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2020-29629:匿名の研究者
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2020-27942:匿名の研究者
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:サイズ検証を強化し、バッファオーバーフローに対処しました。
CVE-2020-9962:Yiğit Can YILMAZ 氏 (@yilmazcanyigit)
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。
CVE-2020-27952:匿名の研究者、Trend Micro の Mickey Jin 氏および Junzhi Lu 氏
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2020-9956:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Trend Micro Mobile Security Research Team の Mickey Jin 氏および Junzhi Lu 氏
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:フォントファイルの処理に、メモリ破損の脆弱性が存在します。入力検証を強化し、この脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27931:Apple
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。Apple では、この脆弱性を悪用したエクスプロイト (攻撃) が確認されている旨の報告を受けています。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27930:Google Project Zero
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27927:Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏
FontParser
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-29639:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Trend Micro の Mickey Jin 氏および Qi Sun 氏
Foundation
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ローカルユーザが任意のファイルを読み込める可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2020-10002:James Hutchins 氏
HomeKit
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ネットワーク上の特権的な地位を悪用した攻撃者に、アプリケーションの状態を予期せず改ざんされる場合がある。
説明:この問題は、設定が伝搬されるように改善することで解決されました。
CVE-2020-9978:インディアナ大学ブルーミントン校の Luyi Xing 氏、Dongfang Zhao 氏、および Xiaofeng Wang 氏、西安電子科技大学 (Xidian University) および中国科学院大学 (University of Chinese Academy of Sciences) の Yan Jia 氏、華中科技大学 (HuaZhong University of Science and Technology) の Bin Yuan 氏
ImageIO
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9955:Trend Micro の Mickey Jin 氏、Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏
ImageIO
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2020-27924:Lei Sun 氏
ImageIO
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。
CVE-2020-27912:Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏
CVE-2020-27923:Lei Sun 氏
ImageIO
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された PDF ファイルを開くと、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9876:Trend Micro の Mickey Jin 氏
Intel Graphics Driver
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外書き込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-10015:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する ABC Research s.r.o.
CVE-2020-27897:Alibaba Inc. の Xiaolong Bai 氏および Min (Spark) Zheng 氏、インディアナ大学ブルーミントン校の Luyi Xing 氏
Intel Graphics Driver
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27907:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する ABC Research s.r.o.、Ant Security Light-Year Lab の Liu Long 氏
Image Processing
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外書き込みに対処しました。
CVE-2020-27919:Qihoo 360 CERT の Hou JingYi 氏 (@hjy79425575)、Ant Security Light-Year Lab の Xingwei Lin 氏
Kernel
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:リモートの攻撃者にシステムを突然終了されたり、カーネルメモリを破損されたりする可能性がある。
説明:入力検証を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9967:Alex Plaskett 氏 (@alexjplaskett)
Kernel
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9975:Pangu Lab の Tielei Wang 氏
Kernel
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:ステート処理を強化することで、競合状態の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27921:Linus Henze 氏 (pinauten.de)
Kernel
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:ロジックに脆弱性があり、メモリ破損が起きていました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。
CVE-2020-27904:Ant Group Tianqong Security Lab の Zuozhi Fan 氏 (@pattern_F_)
Kernel
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ネットワーク上の特権的な地位を悪用した攻撃者が、VPN トンネル内のアクティブな接続にインジェクション攻撃をしかけることができる。
説明:制限を強化し、ルーティングの脆弱性に対処しました。
CVE-2019-14899:William J. Tolley 氏、Beau Kujath 氏、Jedidiah R. Crandall 氏
Kernel
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションによって、カーネルメモリが漏洩する可能性がある。Apple では、この脆弱性を悪用したエクスプロイト (攻撃) が確認されている旨の報告を受けています。
説明:メモリ初期化の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27950:Google Project Zero
Kernel
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションが、カーネルメモリのレイアウトを判断できる可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2020-9974:Tommy Muir 氏 (@Muirey03)
Kernel
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-10016:Alex Helie 氏
Kernel
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。Apple では、この脆弱性を悪用したエクスプロイト (攻撃) が確認されている旨の報告を受けています。
説明:ステート処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27932:Google Project Zero
libxml2
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コードが実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27917:OSS-Fuzz により検出
CVE-2020-27920:OSS-Fuzz により検出
libxml2
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:リモートの攻撃者により、アプリケーションを突然終了されたり、任意のコードを実行されたりする可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、整数オーバーフローに対処しました。
CVE-2020-27911:OSS-Fuzz により検出
libxpc
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。
説明:検証を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9971:Tencent Security Xuanwu Lab の Zhipeng Huo 氏 (@R3dF09)
libxpc
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションがサンドボックスを破って外部で実行される可能性がある。
説明:ディレクトリパスの処理における解析不備の脆弱性に、パス検証を強化することで対処しました。
CVE-2020-10014:Tencent Security Xuanwu Lab の Zhipeng Huo 氏 (@R3dF09)
Logging
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ローカルの攻撃者が権限を昇格できる場合がある。
説明:検証を強化して、パスの処理における脆弱性に対処しました。
CVE-2020-10010:Tommy Muir 氏 (@Muirey03)
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:リモートの攻撃者がアプリケーションの状態を予期せず変更する場合がある。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2020-9941:ミュンスター応用科学大学 (FH Münster University of Applied Sciences) の Fabian Ising 氏、ミュンスター応用科学大学の Damian Poddebniak 氏
Messages
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ローカルユーザに、ユーザが削除したメッセージを特定される可能性がある。
説明:削除処理を改善することで、この問題に対処しました。
CVE-2020-9988:William Breuer 氏 (オランダ)
CVE-2020-9989:von Brunn Media
Model I/O
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された USD ファイルを処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-10011:Cisco Talos の Aleksandar Nikolic 氏
Model I/O
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された USD ファイルを処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2020-13524:Cisco Talos の Aleksandar Nikolic 氏
Model I/O
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成されたファイルを開くと、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2020-10004:Cisco Talos の Aleksandar Nikolic 氏
NetworkExtension
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9996:Trend Micro iCore Team の Zhiwei Yuan 氏、Trend Micro の Junzhi Lu 氏および Mickey Jin 氏
NSRemoteView
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:サンドボックス化されたプロセスが、サンドボックスの制約を回避できる可能性がある。
説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27901:Computest Research Division の Thijs Alkemade 氏
NSRemoteView
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションが、アクセス権がないファイルをプレビューできる可能性がある。
説明:スナップショットの処理に脆弱性がありました。アクセス権のロジックを改善することで、この問題は解決されました。
CVE-2020-27900:Computest Research Division の Thijs Alkemade 氏
PCRE
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:pcre に複数の脆弱性がある。
説明:バージョン 8.44 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2019-20838
CVE-2020-14155
Power Management
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションが、カーネルメモリのレイアウトを判断できる可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2020-10007:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する singi@theori 氏
python
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ある生成元 (origin) の Cookie が別の生成元に送信されることがある。
説明:ロジックを改善し、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27896:匿名の研究者
Quick Look
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のある App が、コンピュータ上のファイルの有無を判断できる可能性がある。
説明:アイコンのキャッシュの処理を改善することで、この問題に対処しました。
CVE-2020-9963:Offensive Security の Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit)
Quick Look
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された書類を処理すると、クロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:アクセス制限を改善し、アクセス関連の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-10012:KnownSec 404 Team (knownsec.com) の Heige 氏および Palo Alto Networks (paloaltonetworks.com) の Bo Qu 氏
Ruby
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ローカルの攻撃者がファイルシステムを改変できる可能性がある。
説明:検証を強化して、パスの処理における脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27896:匿名の研究者
Ruby
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:特定の JSON ドキュメントを解析 (パース) する際に、json gem に対象システムで任意のオブジェクトを作成させることができる。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2020-10663:Jeremy Evans 氏
Safari
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のある Web サイトにアクセスすると、アドレスバーを偽装される可能性がある。
説明:URL の処理に、偽装の脆弱性がありました。入力検証を強化し、この脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9945:Suma Soft Pvt. Ltd. (インド、プネー) の Narendra Bhati 氏 (@imnarendrabhati)
Safari
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションが、Safari でユーザが開いているタブを判断できる可能性がある。
説明:エンタイトルメントの確認処理に検証不備の脆弱性がありました。この問題は、プロセスエンタイトルメントの検証を強化することで解決されました。
CVE-2020-9977:Josh Parnham 氏 (@joshparnham)
Safari
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のある Web サイトにアクセスすると、アドレスバーを偽装される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ユーザインターフェイス不一致の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9942:匿名の研究者、Rahul d Kankrale 氏 (servicenger.com)、The City School, PAF Chapter の Rayyan Bijoora 氏 (@Bijoora)、Tencent Security Xuanwu Lab の Ruilin Yang 氏、PT Telekomunikasi Indonesia (Persero) Tbk の YoKo Kho 氏 (@YoKoAcc)、OPPO ZIWU Security Lab の Zhiyang Zeng 氏 (@Wester)
Safari
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ステート管理を改善し、ユーザインターフェイス不一致の脆弱性に対処。
説明:悪意のある Web サイトにアクセスすると、アドレスバーを偽装される可能性があります。
CVE-2020-9987:Cyber Citadel の Rafay Baloch 氏 (cybercitadel.com)
Sandbox
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ローカルのアプリケーションが、ユーザの iCloud 書類を列挙できる可能性がある。
説明:アクセス権のロジックを改善することで、この問題を解決しました。
CVE-2021-1803:Offensive Security の Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit)
Sandbox
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ローカルユーザが、重要なユーザ情報を閲覧できる可能性がある。
説明:サンドボックスの制限を追加で設けて、アクセス関連の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9969:SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (wojciechregula.blog)
Screen Sharing
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:画面共有のアクセス権を持つユーザが、別のユーザの画面を見ることができる。
説明:画面共有に脆弱性がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。
CVE-2020-27893:pcsgomes 氏
Siri
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:iOS デバイスに物理的にアクセスできる人物が、ロック画面から連絡先にアクセスできる可能性がある。
説明:ロック画面を回避し、ロックされたデバイス上の連絡先にアクセスできてしまう脆弱性がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。
CVE-2021-1755:Israel Institute of Technology の Technion の Yuval Ron 氏、Amichai Shulman 氏、および Eli Biham 氏
smbx
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者が、サービス運用妨害攻撃を仕掛けてくる可能性がある。
説明:入力検証を強化し、リソース枯渇の問題に対処しました。
CVE-2020-10005:Apple
SQLite
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:リモートの攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2020-9991
SQLite
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:リモートの攻撃者が、メモリを漏洩させる可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、情報漏洩の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9849
SQLite
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:SQLite に複数の脆弱性がある。
説明:チェックを強化し、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-15358
SQLite
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された SQL クエリによって、データが破損するおそれがある。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2020-13631
SQLite
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:リモートの攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2020-13434
CVE-2020-13435
CVE-2020-9991
SQLite
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:リモートの攻撃者によって任意のコードが実行される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-13630
Symptom Framework
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:ローカルの攻撃者が権限を昇格できる場合がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27899:ZecOps に協力する 08Tc3wBB 氏
System Preferences
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:サンドボックス化されたプロセスが、サンドボックスの制約を回避できる可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。
CVE-2020-10009:Computest Research Division の Thijs Alkemade 氏
TCC
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションに root 権限を取得され、非公開の情報にアクセスされる可能性がある。
説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-10008:SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (wojciechregula.blog)
WebKit
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27918:Ant Security Light-Year Lab の Liu Long 氏
WebKit
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処。
説明:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性があります。
CVE-2020-9947:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する cc 氏
CVE-2020-9950:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する cc 氏
Wi-Fi
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:攻撃者が Managed Frame Protection を回避できる可能性がある。
説明:ステート処理を改善し、サービス運用妨害の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27898:ヨハネスブルグ大学の Stephan Marais 氏
XNU
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:サンドボックス化されたプロセスが、サンドボックスの制約を回避できる可能性がある。
説明:ロジックを改善し、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-27935:Lior Halphon 氏 (@LIJI32)
Xsan
対象 OS:Mac Pro (2013 以降)、MacBook Air (2013 以降)、MacBook Pro (Late 2013 以降)、Mac mini (2014 以降)、iMac (2014 以降)、MacBook (2015 以降)、iMac Pro (すべてのモデル)
影響:悪意のあるアプリケーションに、制限されたファイルにアクセスされる可能性がある。
説明:この問題は、エンタイトルメントを改善することで解決されました。
CVE-2020-10006:SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (@_r3ggi)
ご協力いただいたその他の方々
802.1X
ハマド・ビン・ハリーファ大学 (Hamad bin Khalifa University) の Kenana Dalle 氏、カーネギーメロン大学カタール校 (Carnegie Mellon University) の Ryan Riley 氏のご協力に感謝いたします。
Audio
Ant-Financial Light-Year Security Lab の JunDong Xie 氏および Xingwei Lin 氏、Marc Schoenefeld Dr. rer. nat. (理学博士) のご協力に感謝いたします。
Bluetooth
NCC Group の Andy Davis 氏、ダルムシュタット工科大学 (TU Darmstadt) Secure Mobile Networking Lab の Dennis Heinze 氏 (@ttdennis) のご協力に感謝いたします。
Clang
Google Project Zero の Brandon Azad 氏のご協力に感謝いたします。
Core Location
Yiğit Can YILMAZ 氏 (@yilmazcanyigit) のご協力に感謝いたします。
Crash Reporter
AFINE の Artur Byszko 氏のご協力に感謝いたします。
Directory Utility
SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (@_r3ggi) のご協力に感謝いたします。
iAP
NCC Group の Andy Davis 氏のご協力に感謝いたします。
Kernel
Google Project Zero の Brandon Azad 氏、Google の Stephen Röttger 氏のご協力に感謝いたします。
libxml2
匿名の研究者のご協力に感謝いたします。
Login Window
Leidos の Rob Morton 氏のご協力に感謝いたします。
Login Window
Leidos の Rob Morton 氏のご協力に感謝いたします。
Photos Storage
LimeHats の Paulos Yibelo 氏のご協力に感謝いたします。
Quick Look
Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit) および SecuRing の Wojciech Reguła 氏 (wojciechregula.blog) のご協力に感謝いたします。
Safari
Gabriel Corona 氏および Suma Soft Pvt. Ltd. (インド、プネー) の Narendra Bhati 氏 (@imnarendrabhati) のご協力に感謝いたします。
Sandbox
Saagar Jha 氏のご協力に感謝いたします。
Security
Objective Development Software GmbH の Christian Starkjohann 氏のご協力に感謝いたします。
System Preferences
Offensive Security の Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit) のご協力に感謝いたします。
System Preferences
Offensive Security の Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit) のご協力に感謝いたします。
WebKit
ハンブルク大学 Security in Distributed Systems Group の Maximilian Blochberger 氏のご協力に感謝いたします。
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