iCloud のメール、連絡先、カレンダーを Outlook に追加できない場合
Outlook で iCloud のメール、連絡先、カレンダーに問題が起きている場合は、以下の手順をお試しください。また、iCloud のメール、連絡先、カレンダーはいつでもデバイスを問わず、iCloud.com で表示できます。
まず確認すべきこと
お使いの Windows パソコンが iCloud のシステム条件を満たしていて、インターネットに接続されていることを確認します。
Windows 用 iCloud をダウンロードし、Apple Account にサインインします。複数の Apple Account を iCloud で使っている場合は、ほかのデバイスで使っているのと同じアカウントで Windows 用 iCloud にログインしているか確認してください。
「システム状況」ページで、iCloud のメール、連絡先、カレンダーに影響が及ぶような問題が発生していないか確認します。
Windows パソコンの日付と時刻の設定が正しいことを確かめます。
iCloud に保存している情報のコピーを作成しておきます。
カレンダーや連絡先が重複して表示される場合は、重複カレンダーの削除方法をこちらの記事、重複連絡先の削除方法をこちらの記事でご確認ください。
Outlook で iCloud メールを設定する場合や、Windows 用 iCloud を使わない場合は、Apple Account に 2 ファクタ認証を設定し、Apple Account のメールアドレスまたは電話番号とアプリ用パスワードを使って Outlook にサインインしてください。
Outlook
最近の変更内容が反映されない場合や、お使いの Outlook のバージョンに Windows 用 iCloud が対応していない場合の対処法をご紹介します。
Outlook で最近変更した情報が表示されない場合
Outlook で最近変更した情報がほかのデバイスに反映されない場合や、ほかのデバイスで変更した情報が Outlook に反映されない場合は、Outlook の「更新」ボタンを選択してください。
インストールされている Outlook のバージョンがサポート対象外の場合
インストールされている Outlook のバージョンが iCloud でサポートされていないというエラーが表示された場合は、Windows ストアから入手したバージョンの Office をアンインストールし、Office 365 をインストールします。
iCloud メール
iCloud メールアカウントの設定やメール送信に問題がある場合は、以下の手順をお試しください。
送信トレイにメールが残っている場合
該当のメッセージを送信ボックスから「下書き」フォルダに移動するか、削除します。
「下書き」フォルダまたは「削除済みアイテム」フォルダにあるそのメッセージを開いて、もう一度「送信」を選択します。
メールを送受信できない場合
iCloud.com および iPhone からメールを送受信できることを確認します。
Outlook を終了します。
Windows 用 iCloud からサインアウトし、サインインし直します。
Outlook を再起動します。
それでもメールを送受信できない場合は、Outlook のへルプとラーニングを調べてください。
iCloud メールをメール送信時のデフォルトアカウントにする場合
Outlook の設定を変更して、iCloud メールアカウントからメールが自動的に送信されるようにしておけます。iCloud メールをデフォルトのアカウントにするには、Outlook 2010 以降で以下の手順を実行してください。
「ファイル」>「アカウント設定」の順に選択します。
「情報」タブで「アカウント設定」を選択します。
リストから iCloud メールアカウントを選択し、「既定に設定」を選択します。「既定に設定」を選択できない場合、iCloud メールアカウントがすでにデフォルトアカウントになっています。
iCloud の連絡先とカレンダー
Windows 用 iCloud での iCloud の連絡先やカレンダーの取り扱いについてお困りの場合は、以下の手順をお試しください。
iCloud の連絡先とカレンダーをオフにしてからオンに戻す
Outlook を終了します。
Windows 用 iCloud を開きます。
連絡先とカレンダーのチェックボックスの選択を解除し、「適用」を選択します。
数秒待ちます。連絡先とカレンダーのチェックボックスを選択し、「適用」を選択します。
Outlook を起動します。
iCloud Outlook アドインが有効になっていることを確認する
iCloud Outlook アドインは、iCloud と Outlook の間でコンテンツを転送します。Outlook 2010 以降で以下の手順にそって、アドインについて確認し、有効にしてください。
「ファイル」メニューを選択します。
左側のパネルにある「オプション」を選択します。
「Outlook のオプション」ウインドウの左側のパネルで「アドイン」を選択します。
「アクティブなアプリケーション アドイン」セクションでアドインの一覧を確認します。「iCloud Outlook アドイン」が「アクティブでないアプリケーション アドイン」または「無効なアプリケーション アドイン」の下に表示されている場合は、ウインドウの下部にある「管理」の横のドロップダウンメニューで「COM アドイン」が選択されていることを確かめてください。その上で「設定」を選択します。
「iCloud Outlook アドイン」チェックボックスを選択してから「OK」を選択します。
Outlook を再起動します。
iCloud がデータファイルのデフォルトアカウントではないことを確認する
iCloud がデータファイルのデフォルトアカウントとして設定されていると、デバイス間でデータが同期されません。
「ファイル」>「情報」>「アカウント設定」>「データファイル」の順に選択します。
iCloud アカウントの「コメント」列にデフォルトアカウントである旨の記載がある場合は、別のアカウントを選択します。
「既定に設定」を選択します。
上記の手順を試したら、コンピュータを再起動してください。
Outlook では動作が異なる iCloud の機能
iCloud の一部の機能は、Outlook では、Apple 製のデバイスとは違った動作をします。Windows 用 iCloud で Outlook を使う際のヒントをいくつか紹介します。
メールとメモ
Outlook では、VIP 送信者のフォルダは使えません。
Outlook で作成したメールのルールは、ほかのデバイスや iCloud.com のアプリケーションには表示されませんが、受信メッセージには適用できます。
署名はデバイスごとにローカルに保存されます。Outlook で作成した署名はほかのデバイスには表示されません。
メモは単体のアプリケーションではありません。メモはメールフォルダに保存されます。
ほかのデバイスで作成したメモはこのフォルダで確認できます。
Outlook からこのフォルダに投稿したメモは、ほかのデバイスには表示されませんが、Outlook と Windows 用 iCloud を使っているほかのコンピュータに同じ Apple Account でサインインした場合は表示されます。
このフォルダからメモを削除できます。削除したメモはほかのデバイスからも削除されます。
連絡先
Outlook は、vCard セットの最初の連絡先しか読み込みません。
vCard セットを Outlook に追加する必要がある場合は、iCloud.com または macOS の「連絡先」に直接セットを読み込んでください。セット全体がまとめて読み込まれ、それぞれが各個人の情報として連絡先アプリに追加されます。
カレンダー
カレンダーの添付ファイルを Outlook のカレンダーエントリに追加した場合、この添付ファイルは iOS 用カレンダー、macOS 用カレンダーには表示されません (その逆も同様です)。
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