iCloud のメール、連絡先、カレンダーを Outlook に追加できない場合

Outlook で iCloud のメール、連絡先、カレンダーに問題が起きている場合は、以下の手順をお試しください。また、iCloud のメール、連絡先、カレンダーはいつでもデバイスを問わず、iCloud.com で表示できます。

まず確認すべきこと

  1. お使いの Windows パソコンが iCloud のシステム条件を満たしていて、インターネットに接続されていることを確認します。

  2. Windows 用 iCloud をダウンロードし、Apple ID でサインインします。複数の Apple ID を iCloud で使っている場合は、ほかのデバイスで使っているのと同じアカウントで Windows 用 iCloud にログインしているか確認してください。

  3. 「システム状況」ページで、iCloud のメール、連絡先、カレンダーに影響が及ぶような問題が発生していないか確認します。

  4. Windows パソコンの日付と時刻の設定が正しいことを確かめます。

  5. iCloud に保存している情報のコピーを作成しておきます。

カレンダーや連絡先が重複して表示される場合は、重複カレンダーの削除方法をこちらの記事、重複連絡先の削除方法をこちらの記事でご確認ください。

Outlook で iCloud メールを設定する場合や、Windows 用 iCloud を使わない場合は、Apple ID に 2 ファクタ認証を設定し、Apple ID のユーザ名と App 用パスワードを使って Outlook にサインインしてください。

Outlook

最近の変更内容が反映されない場合や、お使いの Outlook のバージョンに Windows 用 iCloud が対応していない場合の対処法をご紹介します。

Outlook で最近変更した情報が表示されない場合

Outlook で最近変更した情報がほかのデバイスに反映されない場合や、ほかのデバイスで変更した情報が Outlook に反映されない場合は、Outlook の「更新」ボタンを選択してください。

インストールされている Outlook のバージョンがサポート対象外の場合

インストールされている Outlook のバージョンに iCloud が対応していないというエラーが表示される場合は、Windows ストアから入手したバージョンの Office をアンインストールしてください。

Office 365 のインストール手順

iCloud メール

iCloud メールアカウントの設定やメール送信に問題がある場合は、以下の手順をお試しください。

送信トレイにメールが残っている場合

  1. 該当のメッセージを送信ボックスから「下書き」フォルダに移動するか、削除します。

  2. 「下書き」フォルダまたは「削除済みアイテム」フォルダにあるそのメッセージを開いて、もう一度「送信」を選択します。

メールを送受信できない場合

  1. iCloud.com および iPhone からメールを送受信できることを確認します。

  2. Outlook を終了します。

  3. Windows 用 iCloud からサインアウトし、サインインし直します。

  4. Outlook を再起動します。

それでもメールを送受信できない場合は、以下の方法をお試しください。

iCloud メールをメール送信時のデフォルトアカウントにする場合

Outlook の設定を変更して、iCloud メールアカウントからメールが自動的に送信されるようにしておけます。iCloud メールをデフォルトのアカウントにするには、Outlook 2010 以降で以下の手順を実行してください。

  1. 「ファイル」>「アカウント設定」の順に選択します。

  2. 「情報」タブで「アカウント設定」を選択します。

  3. リストから iCloud メールアカウントを選択し、「既定に設定」を選択します。「既定に設定」を選択できない場合、iCloud メールアカウントがすでにデフォルトアカウントになっています。

iCloud の連絡先とカレンダー

Windows 用 iCloud での iCloud の連絡先やカレンダーの取り扱いについてお困りの場合は、以下の手順をお試しください。

iCloud の連絡先とカレンダーをオフにしてからオンに戻す

  1. Outlook を終了します。

  2. Windows 用 iCloud を開きます。

  3. 連絡先とカレンダーのチェックボックスの選択を解除し、「適用」を選択します。

  4. 数秒待ちます。連絡先とカレンダーのチェックボックスを選択し、「適用」を選択します。

  5. Outlook を起動します。

iCloud Outlook アドインが有効になっていることを確認する

iCloud Outlook アドインは、iCloud と Outlook の間でコンテンツを転送します。Outlook 2010 以降で以下の手順にそって、アドインについて確認し、有効にしてください。

  1. 「ファイル」メニューを選択します。

  2. 左側のパネルにある「オプション」を選択します。

  3. 「Outlook のオプション」ウインドウの左側のパネルで「アドイン」を選択します。

  4. 「アクティブなアプリケーション アドイン」セクションでアドインの一覧を確認します。「iCloud Outlook アドイン」が「アクティブでないアプリケーション アドイン」または「無効なアプリケーション アドイン」の下に表示されている場合は、ウインドウの下部にある「管理」の横のドロップダウンメニューで「COM アドイン」が選択されていることを確かめてください。その上で「設定」を選択します。

  5. 「iCloud Outlook アドイン」チェックボックスを選択してから「OK」を選択します。

  6. Outlook を再起動します。

iCloud がデータファイルのデフォルトアカウントではないことを確認する

iCloud がデータファイルのデフォルトアカウントとして設定されていると、デバイス間でデータが同期されません。

  1. 「ファイル」>「情報」>「アカウント設定」>「データファイル」の順に選択します。

  2. iCloud アカウントの「コメント」列にデフォルトアカウントである旨の記載がある場合は、別のアカウントを選択します。

  3. 「既定に設定」を選択します。

上記の手順を試したら、コンピュータを再起動してください。

Outlook では動作が異なる iCloud の機能

iCloud の一部の機能は、Outlook では、Apple 製のデバイスとは違った動作をします。Windows 用 iCloud で Outlook を使う際のヒントをいくつか紹介します。

メールとメモ

  • Outlook では、VIP 送信者のフォルダは使えません。

  • Outlook で作成したメールルールは、ほかのデバイスのメールアプリケーションや iCloud.com では使えません。

  • 署名はデバイスごとにローカルに保存されます。Outlook で作成した署名はほかのデバイスには表示されません。

メモは単体のアプリケーションではありません。メモはメールフォルダに保存されます。

  • ほかのデバイスで作成したメモはこのフォルダに表示されます。

  • Outlook からこのフォルダに投稿したメモは、ほかのデバイスには表示されませんが、Outlook と Windows 用 iCloud を使っているほかのコンピュータに同じ Apple ID でサインインしている場合は表示されます。

  • このフォルダからメモを削除できます。削除したメモはほかのデバイスからも削除されます。

連絡先

  • Outlook は、vCard セットの最初の連絡先しか読み込みません。

  • vCard セットを Outlook に追加する必要がある場合は、iCloud.com または macOS の連絡先 App に直接セットを読み込んでください。セット全体がまとめて読み込まれ、それぞれが各個人の情報として連絡先 App に追加されます。

カレンダー

  • カレンダーの添付ファイルを Outlook のカレンダーエントリに追加した場合、この添付ファイルは iOS 用カレンダー、macOS 用カレンダーには表示されません (その逆も同様です)。

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