iPadやiPhoneを使ってMacの書類にスケッチまたはマークアップする
連係スケッチや連係マークアップの機能を使えば、iPadやiPhoneでMacの書類にすばやくスケッチを挿入したり、Mac上のPDFや画像にリアルタイムでマークアップを実行できます。
デバイスを設定する
連係スケッチと連係マークアップは、対応モデルのデバイスが互いに近くにあり、それぞれ以下の通りに設定されている場合に機能します。
MacおよびiPad/iPhoneでWi-FiとBluetoothが有効になっている。
MacおよびiPad/iPhoneで、2ファクタ認証が有効になっている同一のApple AccountでiCloudにサインインしている。
Macに macOS Catalina以降を搭載し、iPad/iPhoneに iPadOSまたはiOS 13以降を搭載している。
これらの機能は、Pages、Numbers、Keynote、メール、メッセージ、メモ、テキストエディットなど、それらの機能に対応するように作られたApple製のアプリや他社製のアプリで使えます。
連係スケッチを使う
連係スケッチを使えば、MacからiPadやiPhoneに新しいスケッチをリクエストし、それらのデバイスからMacの書類にスケッチを挿入できます。
Macで書類を開きます。
「ファイル」メニューまたは「挿入」メニューから(アプリによって異なります)、「iPhoneから挿入」または「iPadから挿入」> 「スケッチを追加」の順に選択します。
デバイス上でスケッチウインドウが開き、Apple Pencilや指でスケッチを作成できるようになります。
スケッチし終わったら、デバイスで「完了」をタップします。スケッチがMacの書類に表示されます。
連係マークアップを使う
連係マークアップを使えば、MacからiPadやiPhoneに書類のマークアップをリクエストできます。デバイスでマークアップを追加すると、その様子がMacにリアルタイムで表示されます。書類に署名する、校正する、重要部分に丸を付けるなどの場面で便利に活用できます。
MacのFinderで、マークアップしたいPDFや画像を探し、以下のいずれかの操作を行います。
書類を選択し、スペースバーを押してプレビューウインドウで開きます。ウインドウの上部にある
をクリックします。または、「control」キーを押しながら書類をクリックし、ショートカットメニューから「クイックアクション」>「マークアップ」の順に選択します。
プレビューウインドウの上部にあるマークアップツールバーで、注釈ボタン
をクリックするか、 をクリックしてデバイス を選択します。デバイス上でマークアップウインドウが開きます。Apple Pencilや指でスケッチツールを使うか、
をタップしてマークアップツールを使い、テキスト、署名、拡大鏡、図形、矢印を追加します。デバイスで作業するに従い、その変更内容がリアルタイムでMacに表示されます。
書類のマークアップが終わったら、デバイスで「完了」をクリックします。
変更内容を保存するには、Macで「完了」をクリックします。