Apple ID のメールアドレスの変更が必要になった場合
組織が所有するメールアドレスを Apple ID として使っていて、そのメールアドレスを組織が別の用途で再利用することにした場合、Apple ID のメールアドレスを変更して、同じ Apple ID を引き続き使うことができます。たとえば、学校や会社のメールアドレスを Apple ID として使っていて、その後、卒業したり退社したりした場合が該当します。
学校や会社のメールアドレスを Apple ID で使っている場合、卒業/転校/退社した後で、そのアドレスの所有者である組織が同じアドレスを再利用し、ほかの人に割り当てることがあります。こうした事態が起きた場合、Apple ID 用に新しいメールアドレスを選択するように知らせるメールやデバイス通知が Apple から届きます。
Apple ID のメールアドレスを変更した場合、変わるのは、Apple ID にサインインするときに使うメールアドレスだけです。アカウントに紐付けられているデータや購入履歴などはそのままアカウントに残り、何ら変更されません。Apple ID のパスワードも、本人が変更しない限りは変わりません。
Apple ID を更新するまで、メールとデバイス通知が繰り返し届きます。
Apple ID のメールアドレスを変更する
Apple ID のメールアドレスを他社のメールアドレスに変更するか、@icloud.com のメールアドレスを作成することができます。@icloud.com のメールアドレスを作成する場合は、30 日間待ってからでないと、@icloud.com メールアドレスを主要 Apple ID としては使えません。
Apple ID のメールアドレスの変更方法については、こちらの記事を参照してください。
Apple ID に紐付けられているデータについて
メールアドレスを変更した場合、ほかの人と情報を共有する場合にその相手に見えるあなたの Apple ID と、Apple からアカウントに関してご連絡する際に使うメールアドレスが変わるだけです。元のメールアドレスを再利用する組織が、あなたのデータにアクセスすることはできません。データは、アカウントに関連付けられているメールアドレスを変更してもしなくても、Apple ID に紐付けられたまま残ります。
このデータには、iCloud に保管しているコンテンツ (写真、ビデオ、書類など) や、App Store、iTunes Store、Apple Books で購入したコンテンツ、Apple Music のサブスクリプションが該当します。変更後の Apple ID のメールアドレスでサインインすれば、引き続き iCloud、App Store、iTunes Store、Apple Books、Apple Pay、iMessage、FaceTime、「iPhone を探す」などを使えます。
Apple ID のメールアドレスを変更しない場合
Apple から最初の通知が届いてから所定の期間内に Apple ID 用の新しいメールアドレスを選択しなかった場合、Apple ID に関連付けられている iMessage や FaceTime といったサービスは、Apple ID のメールアドレスを変更するまでの間、使えなくなります。
Apple ID のメールアドレスを変更する
Apple から最初の通知が届いてから所定の期間内に Apple ID を更新しなかった場合、Apple ID は @temporary.appleid.com を含む仮のユーザ名に変更されます。たとえば、john@example.edu は john-example.edu@temporary.appleid.com に変わります。
所定の期間が過ぎた後で Apple ID を変更するには、仮の Apple ID ユーザ名でサインインし、Apple ID のメールアドレスを変更してください。
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