管理対象の App の書類やデータをバックアップ/復元する

どのオプションを選択しておけば、MDM で配布した App の書類やデータを iOS や iPadOS でバックアップおよび復元できるかを説明します。

モバイルデバイス管理 (MDM) を利用して、App を特定のユーザまたはデバイスに割り当てることができます。MDM を使って App をインストールする際に、以下の 2 つのオプションが提示されます。

  • App の書類やデータのバックアップを阻止する

  • MDM プロファイルの削除時に App を削除する

これらを選択したかどうかによって、App の書類やデータをバックアップ/復元できるかどうかや、その方法が決まってきます。

App の書類やデータをバックアップ/復元する

App の書類やデータは、MDM で App をインストールする際に選択したオプションに応じて、iOS/iPadOS デバイスを iCloud、Finder、iTunes にバックアップする際に、バックアップの対象となる場合があります。

  • 「App のデータのバックアップを阻止する」ように選択した場合は、ユーザがその App の書類やデータをバックアップまたは復元することはできません。

  • 「MDM プロファイルの削除時に App を削除する」ように選択した場合は、ユーザがその App のデータをバックアップできますが、そのデータは同じデバイスにのみ復元できます。バックアップを新しいデバイスに復元した場合、データは復元されません。

  • いずれのオプションも選ばなかった場合は、App のデータをユーザがバックアップし、同じデバイスにも新しいデバイスにも復元できます。App によっては、データをバックアップの対象から除外するか、別のデバイスへのデータの復元を阻止するかを選ぶものもあります。

詳しくは、お使いの MDM ソリューションのマニュアルを参照してください。

管理対象の App を再インストールする

管理対象の App のデータを iCloud から復元した場合、その App がユーザに割り当てられていれば、自動的に再インストールされます。デバイスに割り当てられている場合も、バックアップを同じデバイスに復元する場合には、自動的に再インストールされます。

バックアップを Apple Configurator、Finder、または iTunes で復元する場合、App は自動的に再インストールされません。

App が自動的に再インストールされなかった場合は、MDM で再インストールできます。

関連情報

iPhone、iPad、iPod touch のバックアップについては、こちらの記事を参照してください。

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