この記事はアーカイブ済みで、これ以上更新されることはありません。

macOS Server 5.3.1 について

macOS Server 5.3.1 アップデートによる変更点について説明します。

macOS Server 5.3.1 は、Server 5.3 または Server 5.2 をアップデートします。インストールするには、macOS Sierra 10.12.4 または 10.12.5 が必要です。

10.12.4 または 10.12.5 を搭載した Mac で、Mac App Store の「アップデート」パネルから macOS Server 5.3.1 にアップデートしてください。サービスが中断されないように、Mac App Store からほかのアップデートを自動的にインストールするように設定している場合でも、Server のアップデートは自動的にはインストールされません。

インストール中に「Server アプリケーションの置き換えが検出されました」というメッセージが表示されることがありますが、これは正常なアップデートプロセスです。サーバの設定とデータはすべてアップデート中に保存されます。

インストールが終わったら、Server App を開いて、以前から構成してあるサービスの設定を終わらせてください。

このリリースでは、以下の点が変更されています。

全体的な変更

  • macOS Sierra 10.12.4 または 10.12.5 に対応しています。

  • 10.12.5 より前のバージョンの macOS Sierra 10.12 と macOS Server 5.2 を搭載したボリュームからの Server データの移行に対応しています。

  • OS X El Capitan 10.11.6 と OS X Server 5.1.7、または OS X Yosemite 10.10.5 と OS X Server 5.0.15 を搭載したボリュームからの Server データの移行に対応しています。

プロファイルマネージャ

  • VPP App がデバイスにプッシュされず、プッシュタスクの状態が「ライセンスを待機中です」と表示される問題に対処しました。

macOS 5.3 について

macOS Server 5.3 は、Server 5.2 をアップデートします。インストールするには、macOS Sierra 10.12.4 が必要です。

全体的な変更

  • macOS Sierra 10.12.4 に対応しています。

  • 10.12.4 より前のバージョンの macOS Sierra 10.12 と macOS Server 5.2 を搭載したボリュームからの Server データの移行に対応しています。

  • OS X El Capitan 10.11.6 と OS X Server 5.1.7、または OS X Yosemite 10.10.5 と OS X Server 5.0.15 を搭載したボリュームからの Server データの移行に対応しています。

キャッシュサーバ

  • キャッシュサイズの制御が強化されました。

プロファイルマネージャ

プロファイルマネージャで以下の点が変更されています。

tvOS 用

tvOS 10.2 で導入された新しいデバイス管理機能に対応しました。

  • 設定アシスタントの自動進行など、Device Enrollment Program の設定を構成

  • エンタープライズ App をインストール

  • 「会議室のディスプレイ」と「シングル App モード」(エンタープライズ App のみ) の新しいプロファイルペイロードを作成

  • AirPlay を無効にする制限、Remote App とのペアリングを無効にする制限、初回の AirPlay ペアリング時にパスコードを要求する制限を構成

  • 名称設定、再起動、消去

iOS 10.3 用

iOS 10.3 で導入された新しい構成プロファイルペイロードの変更やコマンドに対応しました。

  • Wi-Fi ネットワーク接続を管理対象ネットワークに限定

  • 音声入力と、AirPlay および「画面を表示」の権限設定の変更について制限を構成

  • メールペイロードや Exchange ペイロードに別個の S/MIME 署名および暗号化証明書を指定

  • デバイス上で再起動、システム終了、紛失モードのサウンドを再生

  • 紛失モードでデバイスの位置情報の精度情報を提供

  • VPN ペイロードで、IKEv2 の VPN オンデマンドに対応

  • セルラー通信ペイロードで、デフォルト APN で対応する IP のバージョンを設定

Mac 用

macOS Sierra 10.12.4 で導入された新しい制限を構成できます。

  • Touch ID 対応の Mac で、Touch ID によるロック解除を許可

  • iCloud Drive を許可

  • iCloud の「デスクトップと書類」を許可

  • iCloud キーチェーン、iCloud のメール、連絡先、カレンダー、リマインダー、ブックマークを許可

その他の変更点

  • 登録時にデバイス名を設定できます。

  • クラスルーム App の新しい構成オプションを使い、生徒用デバイスでの AirPlay および「画面の表示」の権限変更を許可できます。

  • Apple School Manager から同期されたクラスについて、コース名とクラス番号を組み合わせたクラス名形式を構成できます。

  • Apple School Manager から管理対象 Apple ID のパスコードタイプを自動的に同期できます。

  • 認証なしで登録された Mac の所有権を割り当てることができます。

  • 新しいオプションを使い、Device Enrollment Program の設定の「ホーム設定アシスタント」パネルをスキップできます。

公開日: