OS X Server 5.1 について
OS X Server v5.1 アップデートについて説明します。
このソフトウェアは、OS X Server v5.0.3、v5.0.4、または v5.0.15 をアップデートします。インストールするには、OS X El Capitan v10.11.4 が必要です。
OS X v10.11.4 で動作する Server は、OS X Server v5.1 が唯一のバージョンとなっています。以前のバージョンの OS X および OS X Server を実行する Mac を OS X v10.11.4 にアップグレードする場合は、OS X Server v5.1 へのアップグレードも必要です。Mac に v10.11.4 より前のバージョンの OS X が搭載されている場合、OS X Server v5.1 を使うには、OS X v10.11.4 へのアップグレードが必要です。
アップデートする方法
OS X v10.11.4 を搭載した Mac では、Mac App Store の「アップデート」パネルから OS X Server v5.1 にアップデートしてください。サービスが中断されないように、Mac App Store からほかのアップデートを自動的にインストールするように設定している場合でも、Server のアップデートは自動的にはインストールされません。
インストール中に「Server アプリケーションの置き換えが検出されました」というメッセージが表示されることがありますが、これは正常なアップデートプロセスです。サーバの設定とデータはすべてアップデート中に保存されます。
インストールが終わったら、Server App を開いて、以前から構成してあるサービスの設定を終わらせてください。
アップデートによる変更点
OS X Server v5.1 では、OS X Server の全体的な安定性が向上しているほか、以下のような個別の改良が行われています。
OS X El Capitan v10.11.4 を前提としたアップデート
TLS 1.2 をサポート
プロファイルマネージャの全体的なパフォーマンスの改善
iOS 9.3 の教育機関向け新機能をサポート
プロファイルマネージャ
Shared iPad をサポート
iOS のクラスルーム App をサポート
新しいペイロード (監視対象のみ):通知、ロック画面のメッセージ
新しい制限 (監視対象のみ):Apple Music の許可、Radio の許可、通知設定の変更許可、ホーム画面に表示する App
新しい制限:iCloud フォトライブラリの許可
OS X のメジャーアップデートのインストールをサポート
L2TP/IPsec VPN プロファイルに 2048 ビット以上の強度の Diffie-Hellman グループが必要
キャッシュサーバ
Shared iPad のユーザデータのキャッシュをサポート
iCloud データキャッシュのパフォーマンスを最適化