Mac 101:環境設定を指定する
概要
Mac インターフェイスのルック&フィールを変えるだけでなく、作業の進め方を Mac に認識させることもできます。このような設定は環境設定を使って行います。システム全体の環境設定とアプリケーション固有の環境設定をいずれも指定できます。
たとえば、テキストエディットアプリケーションの設定を指定する場合は、そのアプリケーションを Dock または「アプリケーション」フォルダから開いた後、「テキストエディット」メニューから「テキストエディットの環境設定」を選択します。同様のやり方でその他のアプリケーション環境設定を指定できます。
システム環境設定パネルでは、システム全体の設定 (グローバル設定) を制御します。このパネルは、画面の左上隅にあるアップルメニューから使用できます。システム環境設定を使用すると、画面の解像度、 キーボードとマウスの制御、サウンドなどを調整できます。システム環境設定の使用方法の詳細については、次を参照してください。
対象製品
Mac OS X 10.4, Mac OS X 10.3, Mac OS, Mac OS X 10.5
システム環境設定を使用してシステムを調整する
ここでは、次のことを学習します。
- キーボード、マウス、トラックパッドを最適化する
- モニタの解像度を変更する
- サウンドを調整する
- キーボードショートカットをカスタマイズする
- スリープ機能を変更する
- 使用言語を変更する
- メディアの環境設定を指定する
- 日付と時刻を変更する
キーボード、マウス、トラックパッドを最適化する
キーボード入力やマウスでのポイント&クリック操作の方法はユーザによって異なります。このため、キーボードとマウス、またはトラックパッド (MacBook や MacBook Pro をお使いの場合) を使いやすいように最適化することが重要となります。次に、これらを最適化する方法を説明します。
キーボードをカスタマイズする
- アップルメニューから「システム環境設定」を選択します。
- 「システム環境設定」ウインドウで「キーボードとマウス」をクリックします。
- 「キーボード」タブをクリックします。このタブにあるコントロールを使ってキーを押すときのキーボードの感度を設定できます。
- キーを押し続けた場合にその文字が繰り返し入力される速度を調整するには、「キーのリピート速度」スライダを使います。速度を遅くするにはスライダを左へ移動し、速くするには右へ移動します。設定をテストするにはウインドウの中央にあるテキストフィールドを使います。
- キーを押し始めてからその文字がリピート入力されるまでの遅延時間を調整するには、「リピート入力認識までの時間」スライダを使います。遅延時間を長くするにはスライダを左へ移動し、短くするには右へ移動します。
- キーボードの修飾キー (「control」、「option」、「command」、および「caps lock」) の割り当てを変更するには、「修飾キー」をクリックします。表示されたダイアログで、各キーに割り当てられた修飾機能を変更したり、キーの機能を無効にしたりすることができます。たとえば、誤って「caps lock」キーを押して大文字で入力してしまうことがよくある場合には、「Caps Lock キー」ポップアップメニューから「アクションなし」を選択します。設定が終了したら、「OK」をクリックします。
- MacBook または MacBook Pro をお使いの場合、キーボード上の「F1」から「F12」までのキーを使ってほかのアプリケーション機能を制御するには、該当するチェックボックスを選択します。キーのデフォルト操作を実行する場合は、「F1」から「F12」までのキーとファンクション (fn) キーを同時に押す必要があります。
マウスを最適化する
システム環境設定の「マウス」パネルは、お使いのマウスの種類によって異なる場合があります。
- 「システム環境設定」を開き、「キーボードとマウス」をクリックして該当するパネルを表示します。
- 「マウス」タブをクリックします。このタブにあるコントロールを使ってマウスの感度を設定し、マウスの動きに応じてマウスポインタが画面を移動する速度を調整したり、ダブルクリック操作の速度を調整したりできます。使用しているマウスの種類によっては、これ以外のコントロールも利用できます。
- マウスの動きに応じてマウスポインタが画面上を移動する速度を調整するには、「軌跡の速さ」スライダを使います。速度を遅くするにはスライダを左へ移動し、速くするには右へ移動します。
- ダブルクリック操作に対するコンピュータの反応速度を設定するには、「ダブルクリックの間隔」スライダを使います。クリックの速度が遅いユーザの場合はスライダを左へ移動し、速いユーザの場合は右へ移動します。
- マウスにスクロールボールが付いている場合は、「スクロールの速さ」スライダを使ってスクロール速度を設定できます。アップルのシングルボタンマウス以外のマウスを使っている場合は、マウスの主ボタンを変更することもできます。
トラックパッドを最適化する
ポータブル Mac をお使いの場合は、トラックパッドの速度と機能を変更できます。
- 「システム環境設定」を開き、「キーボードとマウス」をクリックして該当するパネルを表示します。
- 「トラックパッド」タブをクリックします。このタブのコントロールを使ってトラックパッドの感度を設定し、トラックパッド上で指を動かす際にマウスポインタが画面を移動する速度を調整したり、ダブルクリック操作の速度を調整したりすることができます。
- マウスポインタが画面上を移動する速度を調整するには、「軌跡の速さ」スライダを使います。速度を遅くするにはスライダを左へ移動し、速くするには右へ移動します。
- ダブルクリック操作に対するコンピュータの反応速度を設定するには、「ダブルクリックの間隔」スライダを使います。クリックの速度が遅いユーザの場合はスライダを左へ移動し、速いユーザの場合は右へ移動します。
- トラックパッドにダブルクリック機能を追加するには、「トラックパッドジェスチャ」の下にある「クリック操作」チェックボックスを選択します。トラックパッドを使って項目をドラッグする場合は、「ドラッグ操作」チェックボックスと「ドラッグ維持」チェックボックスを選択します。
モニタの解像度を変更する
最適な解像度で多数のファイル、フォルダ、デスクトップ項目、およびグラフィックスを表示できるようにするために、解像度を高くした方がよい場合があります。一方で、解像度を低くした方がよい場合もあります。次に、モニタの解像度を調整する方法を説明します。
この MacBook Pro のディスプレイの最大解像度は 1440 x 900 ですが、これより低い解像度にもいくつか対応しています。
- 「システム環境設定」を開き、「ディスプレイ」をクリックして該当するパネルを表示します。
- 「ディスプレイ」タブをクリックします。「解像度」パネルに、お使いのディスプレイでサポートされている解像度が低いものから順にすべて表示されます。
- 解像度を変更するには、選択肢の中からいずれかの解像度を選択します。解像度を低くすると、デスクトップに表示できるウインドウやインターフェイス要素の数は少なくなりますが、各項目が大きく表示されます。解像度を高くすると、画面のスペースが最大限に活用されてより多くの写真や文書を表示できるようになり、複数のウインドウを使うアプリケーションの管理がしやすくなります。
- 画面の明るさを調整するには、「輝度」スライダを使います。輝度を暗くするにはスライダを左へ移動し、明るくするには右へ移動します。
サウンドを調整する
- 「システム環境設定」を開き、「サウンド」をクリックして該当するパネルを表示します。
- ユーザの注意を引くために Mac で再生される警告音を変更するには、「サウンドエフェクト」タブをクリックし、上のリストからいずれかのサウンドを選択します。
- ドラッグ操作、ゴミ箱を空にする、Dock から項目を削除するといった操作を Finder で行う際にサウンドエフェクトを再生するには、「ユーザインターフェイスのサウンドエフェクトを再生」チェックボックスを選択します。
- サウンドエフェクト全般の音量を調整するには、「警告音の音量」スライダを使います。音量を下げるにはスライダを左へ移動し、音量を上げるには右へ移動します。
- Mac 全般の音量を調整するには、「主音量」スライダを使います。音量を下げるにはスライダを左へ移動し、音量を上げるには右へ移動します。Mac から音が出ないようにするには、「消音」チェックボックスを選択します。
- 内蔵スピーカーまたは外付けスピーカーのサウンドの左右のバランスを調整するには、「出力」タブをクリックし、リストからスピーカー装置を選択してから「バランス」スライダを調整します。ステレオサウンドミックスを左チャンネル寄りに出力するにはスライダを左へ移動し、右チャンネル寄りに出力するには右へ移動します。
キーボードショートカットをカスタマイズする
Mac には「キーボードショートカット」だけで実行できる機能やコマンドが数多く用意されています。キーボードショートカットとは、2 つまたは 3 つのキーを同時に押してアクションを実行する操作のことです。
任意のメニューにアクセスします。たとえば、メニューバーにある「ファイル」メニューをクリックすると、一連の機能とコマンドが一覧表示され、その右に 2 文字または 3 文字のコードが表示されます。これがキーボードショートカットです。ほとんどのショートカットは 1 つまたは 2 つの修飾キー (「command」、「option」、「control」、または「shift」) ともう 1 つのキーで構成されます。修飾キーのコードの意味は次の通りです。
Mac の既定値として割り当てられているキーボードショートカットをそのまま使う必要はありません。多くのショートカットはカスタマイズして独自のキーの組み合わせに変更することができます。
Mac で特定のタスクを実行するために押すキーを指定するには、「キーボードショートカット」パネルを使います。
- 「システム環境設定」を開き、「キーボードとマウス」をクリックして該当するパネルを表示します。
- 「キーボードショートカット」タブをクリックすると、システム全体で使われるメニューコマンドの一部を含むリストが表示されます。これらのショートカットは変更が可能です。
- ショートカットを変更するには、実際のショートカット (「ショートカット」列の文字) をダブルクリックしてから使いたいキーの組み合わせを押します。するとテキストフィールドに新しいキーが入力されます。
- ここに表示されている以外のシステム全体またはアプリケーション固有の項目のキーボードショートカットを変更するには、プラス記号 (+) のボタンをクリックします。
- 表示されたダイアログの「アプリケーション」ポップアップメニューから「全アプリケーション」または特定のアプリケーションを選択し、変更するメニューコマンドの正確な名前を「メニュータイトル」フィールドに入力します。コマンドの正確な名前は該当するメニューで確認してください。
- 「キーボードショートカット」フィールドで希望するキーの組み合わせを入力して「追加」をクリックします。
スリープ機能を変更する
すべての Mac には、省電力のためのスリープ機能が備わっています。スリープとは、ユーザがコンピュータを操作していない状態のまま所定の時間が経過した場合に、ユーザがスリープを解除するまでコンピュータが省電力モードに入ることです。スリープ状態のコンピュータは、電源が切れるのではなく、電力をほとんど消費しない非アクティブな状態になります。Mac をスリープ解除する場合は、Mac をシステム終了してから起動する場合よりも待機時間が短くなります。
スリープ機能は、MacBook や MacBook Pro のバッテリーを長持ちさせるのに特に役立ちます。ただし、コンピュータのスリープ設定の変更が必要となる場合もあります。たとえば、DVD の書き込みなど、ユーザがコンピュータと直接やり取りして行わない処理の場合に、コンピュータがその処理中にスリープ状態になることがあります。また、コンピュータが予定よりも早くスリープ状態になるように設定することもできます。次に、スリープの環境設定を変更する方法を説明します。
スリープまでの待機時間を設定する
- 「システム環境設定」を開き、「省エネルギー」をクリックして該当するパネルを表示します。
- 「スリープ」タブをクリックします。
- コンピュータとディスプレイの両方のスライダを移動して、それぞれがスリープに入るまでの待機時間を変更します。
- 「オプション」タブをクリックします。
- このパネルではスリープ解除のオプションなど、その他のオプションを選択できます。
MacBook または MacBook Pro のスリープ設定をカスタマイズする
ポータブル Mac をお使いの場合は、バッテリー使用時のスリープ時間と電源アダプタ使用時のスリープ時間を別々に設定することができます。
- システム環境設定の「省エネルギー」パネルで、「設定対象」ポップアップメニューから「電源アダプタ」または「バッテリ」を選択します。
- 選択した電源のスリープ時間を変更するには、コンピュータとディスプレイのスライダを移動してスリープ時間を変更するか、「最適化の設定」ポップアップメニューからいずれかの省エネルギー設定を選択します。
スリープまたはシステム終了のスケジュールを設定する
Mac が自動的にスリープしてからスリープ解除するように設定したり、Mac が自動的にシステム終了してから起動するように設定したりすることもできます。Mac で一定のスケジュールを設定するには、以下の手順を実行します。
- システム環境設定の「省エネルギー」パネルにある「スケジュール」をクリックします。
- 表示されたダイアログで「起動またはスリープ解除」チェックボックスを選択します。
- 上のポップアップメニューから、「毎日」または「平日」などのスケジュール間隔を選択します。
- その右のフィールドにスリープ解除または起動する時間を設定します。
- 下のチェックボックスを選択し、その右にあるポップアップメニューから、スケジュールに従って Mac が自動的にスリープしてからスリープ解除するように設定する場合は「スリープ」を選択し、スケジュールに従って Mac が自動的にシステム終了してから起動するように設定する場合は「システム終了」を選択します。
- 次のポップアップメニューから、「毎日」または「平日」などのスケジュール間隔を選択します。
- その右のフィールドにスリープまたはシステム終了する時間を設定します。
- 「OK」をクリックします。
使用言語を変更する
Mac のインターフェイスはそのコンピュータを購入した国の言語で表示されるように設定されています。したがって、米国で購入した Mac のインターフェイスは英語で表示され、フランスで購入した Mac の場合はフランス語で表示されます。ただし、ほかの言語を使いたい場合は、使用言語を変更できます。
米国で購入した Mac で英語以外の言語を使いたい場合は、
ドラッグ&ドロップ操作で簡単に使用言語を切り替えられます。
- 「システム環境設定」を開き、「言語環境」をクリックして該当するパネルを表示します。
- 「言語」タブをクリックします。
- 「言語」パネルで、使いたい言語をドラッグしてリストの一番上に移動します。
- 使用言語の変更をシステムに適用するには、Mac を再起動するか、いったんログアウトしてから再度ログインします。
メディアの環境設定を指定する
Mac は CD や DVD を挿入した場合に所定の動作を行うように設定されています。たとえば、ミュージック CD を挿入すると iTunes が自動的に開いて音楽を再生できるようになっています。また、DVD を挿入した場合は、DVD プレーヤーが開いて映画を再生できます。
これらの既定動作の設定は変更することができます。記録済みの CD や DVD、または空のディスクを挿入した場合の Mac の動作を指定できます。
メディアを挿入した場合に Mac で実行されるアプリケーション、スクリプト、またはアクションを指定できます。
- 「システム環境設定」を開き、「CD と DVD」をクリックして該当するパネルを表示します。
- 上の 2 つのポップアップメニューでは、空の CD または DVD を挿入した場合の Mac の動作を指定できます。デフォルトでは、どちらのメニューも「動作を確認する」に設定されています。この設定では、動作確認のダイアログが表示されます。この設定は、指定のアプリケーションを開く、ディスクユーティリティを開く、スクリプトを実行する、または単に無視するように変更できます。
- 下の 3 つのポップアップメニューでは、音楽 CD、ピクチャ CD、またはビデオ DVD を挿入した場合の Mac の動作をそれぞれ指定できます。
日付と時刻を変更する
Mac では正しい日付と時刻を自動的に設定することも、手動で設定することもできます。日付と時刻の表示方法も指定できます。次に、日付と時刻の環境設定を指定する方法を説明します。
- 「システム環境設定」を開き、「日付と時刻」をクリックして該当するパネルを表示します。
- 「日付と時刻」タブをクリックします。
- 常に Mac で日付と時刻が自動的に設定されるようにする場合は、「日付と時刻を自動的に設定」チェックボックスを選択し、その右のポップアップメニューから該当する地域を選択して手順 7 に進みます。この場合は、ネットワーク接続が必要となります。
- 日付と時刻を手動で設定する場合、つまりネットワーク接続を確立しない場合は、「日付と時刻を自動的に設定」チェックボックスの選択を解除します。
- 日付を手動で設定するには、カレンダーの上にあるフィールドで月、日、または年をクリックして選択します。上矢印と下矢印を使って値を変更するか、または値を入力します。また、カレンダーで正確な日付をクリックする方法もあります。月を変更するには、左矢印と右矢印を使用します。
- 時刻を設定するには、時計の上にあるフィールドで時間、分、秒、または午前/午後をクリックして選択します。上矢印と下矢印を使って値を変更するか、または値を入力します。また、時計の針をクリックし、正確な時刻までドラッグする方法もあります。
- 「時間帯」タブをクリックして世界地図で該当する地域をクリックするか、「もっとも近い都市」ポップアップメニューから一番近い都市を選択します。
- Mac の時計の表示方法を変更するには、「時計」タブをクリックします。このパネルでは、メニューバーに日付と時刻を表示するかどうかや時計をデジタル形式で表示するかアナログ時計の文字盤で表示するかを選択できます。また、秒を表示するかどうかなどの他のオプションも用意されています。
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