Mac OS X で「ルート」ユーザを有効にして使用する
概要
Mac OS X では、デフォルトでルートユーザが無効になっています。ルートユーザを有効にして利用する必要がある場合は、以下の手順を実行します。
重要:「ルートユーザ」の意味がわからない場合は、この記事全体を読み、ルートユーザを利用する前に知っておくべき重要な注意事項を確認してください。下記の手順を実行するには、管理者アカウントとパスワードが必要です。
注意:Mac OS X Server をお使いの場合は、ルートはデフォルトで有効になっています。この記事に載っている、頻繁に使用しない場合はルートアクセスを無効にするというアドバイスは、Mac OS X Server には適用されません。Mac OS X Server ではルートアクセスを有効にしておく必要があります。関連する操作の詳細については、こちらの記事 を参照してください。
対象製品
Mac OS X 10.4, Mac OS X 10.3, Mac OS X 10.2, Mac OS X 10.1, Mac OS X 10.0, Mac OS X 10.5, Mac OS X 10.6
ルートユーザについて
UNIX 方式のオペレーティングシステムでは、「ルート」という名前のユーザは、ファイルシステムのすべての領域に対する読み出しおよび書き込み権限を持つ特別なユーザです。ルートユーザは、特定の管理やモニタのタスクを実行する場合にのみ使用される必要があります。ルートユーザーとしてのタスクを終了したら、Mac OS X からログアウトし、通常アカウントまたは管理者アカウントを使ってログインしなおします。頻繁に使用しない場合は、ルートアクセスは無効にしてください。
ルートユーザは、ユーザー環境設定またはアカウント環境設定には表示されません。
重要な注意事項
- 管理者アカウントまたはルートパスワードは、必ずコンピュータの所有者または指定された管理者のみが所有します。
- 管理者アカウントを持っていれば、ユーザはだれでもルートユーザになったりルートパスワードをリセットしたりできます。
- ルートパスワードは、最初の 8 文字に数字と文字の両方が含まれる、推測しにくいものにする必要があります。
- ルートユーザは、ほかのユーザのファイルにアクセス可能です。
- ルートユーザは、必要なシステムファイルの再配置や削除を実行したり、ほかのユーザから保護されている場所に新しいファイルを取り入れたりできます。
ルートユーザを有効にする方法
Mac OS X v10.6 以降
- アップルメニューから「システム環境設定」を選択します。
- 「表示」メニューから「アカウント」を選択します。
- 鍵アイコンをクリックし、管理者アカウントで認証します。
- 「ログインオプション」をクリックします。
- 右下の「接続」ボタンをクリックします。
- 「ディレクトリユーティリティを開く」をクリックします。
- 「ディレクトリユーティリティ」ウインドウの鍵アイコンをクリックします。
- 管理者アカウント名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
- 「編集」メニューから「ルートユーザを有効にする」を選択します。
- 使用するルートパスワードをパスワードフィールドとその確認用フィールドに入力し、「OK」をクリックします。
注意:管理者としてログインできない問題のトラブルシューティングを行っている場合は、 こちらの記事 に記載されている手順でルートユーザを有効にしてください。
Mac OS X v10.5
- Finder の「移動」メニューから、「ユーティリティ」を選択します。
- ディレクトリユーティリティを開きます。
- 「ディレクトリユーティリティ」ウインドウの鍵アイコンをクリックします。
- 管理者アカウント名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
- 「編集」メニューから「ルートユーザを有効にする」を選択します。
- 使用するルートパスワードをパスワードフィールドとその確認用フィールドに入力し、「OK」をクリックします。
注意:管理者としてログインできない問題のトラブルシューティングを行っている場合は、こちらの記事 に記載されている手順でルートユーザを有効にしてください。
Mac OS X v10.4.x 以前
- Dock の Finder アイコンをクリックします。
- 「移動」メニューから「アプリケーション」を選択します。
- 「ユーティリティ」フォルダを開きます。
- NetInfo Manager ユーティリティを開きます。
- 「NetInfo Manager」ウインドウの鍵アイコンをクリックします。
- 管理者アカウント名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
- Mac OS X 10.2 以降では、「セキュリティ」メニューから「ルートユーザを有効にする」を選択します。
- Mac OS X 10.0 および 10.1 では、「ドメイン」メニューから「セキュリティ」を選択し、次にサブメニューから「ルートユーザを有効にする」を選択します。
- これまでルートパスワードを設定していなかった場合は、「NetInfo エラー」を示す警告ボックスが表示される可能性があります。これは、パスワードがブランクであるという意味です。「OK」をクリックします。
- 使用するルートパスワードを入力し、「設定」をクリックします。
- 確認のためにパスワードをもう一度入力して、「Verify」をクリックします。
- 変更を防止するために、もう一度鍵アイコンをクリックします。
ルートとしてログインする方法
Mac OS X v10.2 以降では、以下の手順を実行します。
- ログインしている場合は、アップルメニューから「ログアウト」を選択します。
- ピクチャ付きのユーザ名リストを使ってログインしている場合は、「その他」をクリックします。
- 「名前」フィールドに「root」と入力します。
- 「パスワード」フィールドに、上記の手順で決めたパスワードを入力します。
Mac OS X v10.0 ~ v10.1.5 では、以下の手順を実行します。
ルートユーザを有効にした後で、Mac OS X からログアウトし、ルートユーザとしてログインし直す必要があります。新しいバージョンの Mac OS X では、デフォルトでユーザ名リストから Mac OS X にログインします。以前のバージョンの Mac OS X では、デフォルトでテキスト入力フィールドにユーザ名を入力してログインします。ログイン環境設定でいずれかの方法を選択できます。ルートユーザはリストに表示されないため、テキスト入力オプションが必要になります。必要に応じて、下記の手順にそってログイン方法をテキスト入力に変更してください。
- アップルメニューから「システム環境設定」を選択します。
- 「表示」メニューから「ログイン」を選択します。
- 「ログインウインドウ」タブをクリックします。
- 「名前とパスワードの入力欄」に対応するラジオボタンを選択します。
下記の手順にそって、ルートとしてログインします。
- ログインしている場合は、アップルメニューから「ログアウト」を選択します。
- 「名前」フィールドに「root」と入力します。
- 「パスワード」フィールドに、上記の手順で決めたパスワードを入力します。
ルートユーザを無効にする方法
Mac OS X v10.6 以降
- アップルメニューから「システム環境設定」を選択します。
- 「表示」メニューから「アカウント」を選択します。
- 鍵アイコンをクリックし、管理者アカウントで認証します。
- 「ログインオプション」をクリックします。
- 右下の「接続」ボタンをクリックします。
- 「ディレクトリユーティリティを開く」をクリックします。
- 「ディレクトリユーティリティ」ウインドウの鍵アイコンをクリックします。
- 管理者アカウント名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
- 「編集」メニューから「ルートユーザを無効にする」を選択します。
Mac OS X v10.5.x
- Dock の Finder アイコンをクリックします。
- Finder の「移動」メニューから、「ユーティリティ」を選択します。
- ディレクトリユーティリティを開きます。
- 「ディレクトリユーティリティ」ウインドウの鍵アイコンをクリックします。
- 管理者アカウント名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
- 「編集」メニューから「ルートユーザを無効にする」を選択します。
Mac OS X v10.4.x 以前
- NetInfo Manager を開きます。「ユーティリティ」フォルダにあります。
- 鍵アイコンをクリックします。
- 管理者アカウント名とパスワードを入力して、「OK」をクリックします。
- Mac OS X 10.2 以降では、「セキュリティ」メニューから「ルートユーザを無効にする」を選択します。
- Mac OS X 10.0 および 10.1 では、「ドメイン」メニューから「セキュリティ」を選択し、次にサブメニューから「ルートユーザを無効にする」を選択します。
ルートディレクトリの詳細
「ルート」は、「ルートユーザ」および「ルートディレクトリ」の 2 つの意味で使われます。ルートディレクトリは、ディスク内でもっとも上位のディレクトリレベルです。 ハードディスクアイコンを開いた (ダブルクリックした) ときに表示されるファイルとフォルダは、そのディスクのルートディレクトリ内のコンテンツです。ディレクトリは、フォルダの記号で表されます。ホームディレクトリがお使いの「ホームフォルダ」と同じであることはご存じかもしれません。「フォルダ」と「ディレクトリ」という用語は、一般的にはどちらも同じ意味に使われます。
ユーザの省略名は、ユーザのホームディレクトリの名前にもなります。
Finder とターミナルでは、ルートディレクトリに異なるコンテンツが表示されます。ルートディレクトリの一部の項目は、Finder には表示されません。これは表示をより簡潔にして、煩雑にならないようにするためです。UNIX 形式のコマンドラインを使い慣れている場合は、ターミナルを使ってディレクトリ内のすべての項目を表示することができます。