Power Macintosh G3: リスタート時に RAM ディスクが保存されない

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この記事は、Power Macintosh G3 を再起動する場合に RAM ディスクの再初期化を行うことについて説明しています。

Power Macintosh G3 付属 CD の、“Power Macintosh G3 について (Read Me)”における記述について説明しています:

“RAM ディスク”は起動ディスクとして使えません。RAM ディスクを作成しても、“起動ディスク”コントロールパネルでこのアイコンは表示されません。RAM ディスクの内容は、コンピュータを再起動しても起動ドライブに保存されます。大容量の RAM Disk の場合、コンピュータを終了したり再起動する時に時間がかかることがあります。また、RAM ディスクの内容は、起動ドライブが CD-ROM ディスクなどの読み込み専用ドライブであったり、起動ドライブに RAM ディスクの内容を保存できるだけの十分な空き容量や有効なシステムフォルダがなかったり、コンピュータの電源を落とした時に失われます。そのため、ハードディスクの内容は、定期的にバックアップすることを強くお勧めします。

注:これは Power Macintosh G3 (Platinum) コンピュータのみに該当します。Power Macintosh G3 (Blue and White) については、再起動の際に RAM ディスクの内容を保存し、シャットダウンの際に“メモリ”コントロールパネルでファイル保存を決定して新たに設定を行う機能があります。

これは Power Macintosh G3 開発時のデザイン上の選択に関わることで、これらのシステムは SDRAM (Synchronous Dyanamic Random Access Memory) と呼ばれる、より高速な業界標準のものであり、コストやまた簡単に入手できるという点からもメリットがあります。Power Macintosh G3 は“Grackle”と呼ばれる新しいメモリのコントローラを採用し、これによって、EDO (Extended Data Out) と、それとは異なるメモリリフレッシュサイクルを持つ SDRAM の両方をサポートすることができます。

従来のコンピュータでは、コンピュータを再起動した後にメモリコントローラが機能するとすぐにメモリのリフレッシュを行いましたが、Grackle では、EDO と SDRAM という異なったメモリリフレッシュサイクルを持つ2種の両方をサポートしているため、再起動してから構築されるまで、メモリリフレッシュの作業は開始しません。再起動してから Grackle が構築されるまでの時間は、SDRAM がメモリのリフレッシュなしで内容を保存しておける時間によって変動します。そのため、SDRAM が壊れると、再起動後の RAM 不良が生じるわけです。このデザイン上の選択は RAM ディスク上で起こり得るデータの劣化を防ぐために再起動を行って RAM ディスクを保存することを避けるためのものです。

注:Grackle メモリコントローラは EDO と SDRAM DIMM の両方をサポートしていますが、アップル社は SDRAM のみ、Power Macintosh G3 上での動作を確認しております。

RAM ディスクに関する、その他の情報は以下の記事を参照してください。
TIL 記事 58260: "Power Macintosh G3 (Blue and White): Read Me"(英語の情報です)
Published Date: 2008/10/04