Final Cut Studio 2: Motion 3 - 技術仕様

すべてのFinal Cut Studioアプリケーションをインストールするための最低条件

  • 1.25GHz以上のPowerPC G4、PowerPC G5、Intel Core Duo、Intel Xeonプロセッサを搭載したMac

  • 1GBの実装メモリ

  • AGPまたはPCI Express Quartz Extremeグラフィックカード(Intel グラフィックプロセッサ搭載システムでの動作はサポートされていません。)

  • 解像度1024×768以上のディスプレイ

  • Mac OS X v10.4.9以降

  • QuickTime 7.1.6以降

  • DVDドライブ(アプリケーションのインストールに必要)

推奨構成

すべてのアプリケーションで以下の構成を推奨:

  • 圧縮HD、非圧縮SDを処理する場合は2GBの実装メモリ

  • 非圧縮HDを処理する場合は4GBの実装メモリ

空きディスクスペース

  • すべてのアプリケーション(Final Cut Pro、Color、DVD Studio Pro、Soundtrack Pro、Motion、Cinema Tools、LiveType、Compressor、Apple Qmaster)をインストールするには4GB以上のディスクスペースが必要

  • オプションのテンプレート、コンテンツ、チュートリアルをすべてインストールするには、さらに55GB以上が必要(別のディスクへのインストールも可):

    • DVD Studio Proのコンテンツのインストールに9GB

    • Motionのテンプレート、チュートリアルメディアのインストールに8GB

    • Soundtrack Proのオーディオコンテンツのインストールに24GB

    • LiveFont、LiveTypeアニメーションエレメント、テンプレートのインストールに12GB

    • 2Appleプロトレーニングシリーズ:Final Cut Studioのインストールに2GB

Final Cut Pro

  • Quartz Extreme及びCore Image対応のグラフィックカードが必要

Colorシステム条件

  • Mac Pro、17インチMacBook Pro、Intel Core Duo搭載24インチ iMac、2.5GHz以上のプロセッサを搭載したPower Mac G5 Quadに標準装備されているグラフィックカード

  • 32ビットレンダリングの実行には、128MB以上のVRAMを搭載したグラフィックカードが必要

  • 1680×1050以上のディスプレイ(20インチのiMacは除く)、デュアルディスプレイを推奨

  • 3ボタンマウス

DVD Studio Proのシステム条件

  • DVD Studio Pro 4でオーサリングされたHD DVDを再生するには、PowerPC G5またはIntel Core Duoプロセッサを搭載したMacが必要

  • 完成したプロジェクトをディスクに書き出すには、Apple SuperDriveなどのDVDレコーダーが必要

  • 完成したプロジェクトを2層DVDに書き出すには、2層記録対応のレコーダーと2層DVDが必要

  • HDプロジェクトをリプリケータに転送するには、外部ドライブまたはインターネットによるプロジェクトのディスクイメージの転送が必要

  • コピープロテクション、デュアルレイヤー機能が組み込まれた3Dプロジェクトをリプリケータに転送するには、DLTドライブ、外部ドライブ、インターネットによるプロジェクトのディスクイメージの転送が必要

Motion 3

ユーザインターフェイス

  • 無制限のムービークリップ、グラフィック、テキスト、パーティクル

  • 最大4Kのプロジェクトサイズ (4Kの解像度を表示するには、256MB以上のVRAMを搭載したグラフィックカードが必要)

  • 1チャネル当たりのカラービット数:8ビット、16ビットフロート、32ビットフロート (フロート処理には、128MBのVRAMを搭載したグラフィックカードが必要。256MB以上を推奨)

  • カスタマイズ可能な非スクエアピクセルをサポート

  • 半透明のヘッドアップディスプレイで、レイヤー、ビヘイビア、フィルタを画面上でコントロール

  • 3D配置、3Dローテーション、3Dアンカーポイント、スキュー、4コーナーピン、トリミングを画面上でコントロール

  • プロジェクトの設定に関係なく、ビット深度のフロート表示の有効/無効を設定

  • カラーチャネルとアルファチャネルを別々に表示

  • キャンバスで、ダイナミックガイド、グリッド、ルーラーなどの位置合わせツールを利用可能

  • ジェスチャーを使ったペン&タブレットインターフェイス

  • 統合されたファイルブラウザにより、Finderのコンテンツにすばやくアクセス

  • RAMプレビューにより、フルフレームレートで複雑なアニメーションを確認

  • お気に入りの設定、カスタマイズされたエフェクト、グラデーション、テキストスタイルなどをライブラリに保存

  • アップル独自の著作権フリーのベクターアートワーク、高解像度画像、アニメーションデザイン素材が1000個以上

  • Mac OS XのExposéと同様、キーを1つ押すだけで、プロジェクトのすべてのレイヤを瞬時に表示

  • お気に入りのツールを簡単に呼び出せるカスタマイズ可能なツールバー

  • カスタムキーボードショートカットの作成、保存、再配置

  • フレームの境界線の外にある画像を表示し、画面に表示されないオブジェクトを簡単に調整

  • プロジェクトで使用したメディアを自動的に収集して簡単に他の場所にバックアップ/移動

  • Mac OS XのSpotlightを使用してMotionプロジェクトで使われているレイヤー名、文字列で検索し、プロジェクトの場所を特定

3D環境による合成

  • 3D空間に複数のレイヤーを配置、ローテーション、交差

  • 複数のレイヤーを組み合わせて3Dグループにまとめ、階層的な3Dアニメーションを作成

  • 複数のカメラを追加し、アニメーションを作成/編集

  • 独自の移動カメラで一人称視点のシューティングゲームのように直観的に操作

  • カメラの焦点距離、ソフトクリッピングプレーン(遠近)を調整

  • カメラビヘイビアを使って、複雑なカメラ移動を簡単に作成/編集

  • 4分割表示で複数の正投影、透視投影を同時に表示

  • 挿入ビューアで複数表示を確認しながら調整

  • 間接照明、直接照明、ポイント照明、スポットライトなどの複数の光源をサポート

  • パーティクル、リプリケータエレメント、ペイントストロークを使って、3D空間でアニメーションを作成

  • 3D位置、回転を1文字ごとに設定した3Dテキストビヘイビアを作成し、それぞれ文字の動きが異なるアニメーションを作成

  • レイヤー、カメラ、光源の3Dモーションパスを作成

  • 3D属性を持つ投射、軌道、渦巻きなどのビヘイビアを適用

  • レイヤーをフロントビューに取り出し、マスクの修正やテキストの再入力を簡単に処理

タイムラインを使った編集と階層化

  • レイヤーリスト表示により、レイヤー、グループ、フィルタ、アニメーションビヘイビアのスタックの順番を簡単に変更

  • オブジェクトをグループ化して合成変換及びフィルタを適用

  • 他のアプリケーションと共通の「最前面へ移動」および「最背面へ移動」機能

  • 各レイヤー、グループにすばやくアクセスできる、不透明度&ブレンドモード表示

  • ドロップゾーンを作成し、ドラッグ&ドロップで簡単に画像を置き換え

  • レイヤーを複製して画像のインスタンスをリンクし、プロパティを自動的に引き継ぎ

  • ソロトラック対応により、表示と修正をより快適に

  • 積算済み/未積算アルファチャネルを使った合成

  • キャンバスに組み込まれたミニタイムラインに、現在選択されているレイヤー、グループ、フィルタ、ビヘイビアのトラックを表示

  • ミニタイムラインでオーディオ/ビデオクリップをトリミング、スリップ、スライド、リタイミング

  • フレームのブレンド、モーションブラーのブレンド、オプティカルフローを使って、クリップをリタイミング

  • 再分析を行わずにいつでもスピードを変更できる、キャッシュオプティカルフローリタイミング分析

  • ドラッグ&ドロップで編集できるフルタイムラインで、複数のクリップの合成、組み立てを選択

  • タイムラインに直接挿入して上書きする編集機能

  • タイムラインまたはオーディオエディタでオーディオトラックを表示、編集

  • メモと一緒にタイムラインや特定のクリップに配置できるマーカー

アニメーション

  • 風、引力、渦巻きなどの自然現象をシミュレートする、独自のビヘイビアアニメーション

  • マルチレイヤー3Dアニメーションを作成できる、引き寄せ、反発、軌道などの高度なシミュレーション

  • 3D空間で複雑なタイトルアニメーションを作成できるテキストシーケンス

  • 縦揺れ、横揺れなどの自動アニメーションパラメータコントロール

  • リタイミングビヘイビアでスピードの変更を自動化

  • アニメーションとオーディオトラックをシンクするオーディオビヘイビア

  • MIDI機器でパラメータ変更のオン/オフを切り替えられるMIDIビヘイビア

  • シェイプビヘイビアにより、シェイプのポイントを追跡し、ランダムな揺れを作成

  • キーフレームベースのアニメーションツール

  • ベジエ曲線、直線、コンスタント、イーズイン/イーズアウト補間機能を搭載したキーフレームエディタ

  • トラック、パラメータのキーフレームのコピー&ペースト

  • ピンポン、リピート、プログレッシブキーフレーム設定

  • キーフレームの圧縮により、アニメーションを処理しながら録画できる、アニメーション録画機能

  • フリーハンドのペンツールを使って、キーフレームエディタでキーフレームを描画

  • 変換ボックスを使って一連のキーフレームの長さを変更し、グループを移動

  • 曲線セットを保存して、共通のパラメータにすばやくアクセス

  • アニメーション曲線の表示による簡単操作

  • タイムラインでキーフレームを確認して、すばやく位置を設定

  • キーフレーム、ビヘイビアベースのアニメーションを有効/無効に設定し、簡単に結果を比較

パーティクルエンジン

  • スプライトベースのパーティクルエンジンによりパフォーマンスを向上

  • 閃光、火、煙などを簡単に利用できるパーティクルのプリセットが200種類以上

  • 「正面カメラ」をコントロールして、3D空間でパーティクルのアニメーションを作成

  • 複数のオブジェクトやビデオクリップをエミッタとして適用

  • アディティブブレンドモードによるブライトネスの強調

  • エミッタとセルを別々にアニメーション化

  • 新しく作成したパーティクルをライブラリに保存して、他のプロジェクトで再利用

  • ポイント、直線、矩形、円、破裂、らせん、ウェーブ、幾何学、画像エミッタから選択可能

  • パーティクルセルの発生率、出現時間、速度、アングル、スピン、スケール、グラデーションカラーを制御

  • 出現時間全体でのパーティクルのスケールや、周回、渦巻きなどのビヘイビアの追加により、すばらしい3D映像を簡単に制作

ペイントエフェクト

  • 圧力によって変化するベクターベースのブラシストロークを使ったペイント機能

  • 一般的なものから抽象的なものまで、100種類以上のカスタマイズ可能なブラシスタイルから選択可能

  • ストロークのブラシの太さ、色、不透明度、ジッターを変更

  • カスタマイズ設定で描画のオン/オフを自動切り替え

  • ベジエまたはより高度なBスプラインパスとしてブラシストロークを編集

  • 「正面カメラ」をコントロールして、3D空間でストロークを回転(ボルメトリック3Dストローク)

  • ペン、タブレット使用時の圧力、速度をブラシプロパティに設定

  • ペイントを塗る時のダイナミクスを有効にして、パーティクルエフェクトを追加

  • リプリケータと同様のシーケンスアニメーションを適用し、波紋のようなペイントストロークを3D空間に再現

リプリケータツール

  • 定義されたパターンに従って、グラフィック、テキストオブジェクト、ムービーファイルを自動的に複製

  • 自由にカスタマイズして再保存できる200種類以上のリプリケータのプリセット

  • 「正面カメラ」をコントロールして、3D空間で複製されたパターンのアニメーションを作成

  • 新しく作成したリプリケータをライブラリに保存して、他のプロジェクトで再利用

  • 直線、矩形、円、バースト、スパイラル、波、立方体、球体などをリプリケータのパターンに選択

  • パターンの内外の行、列、3Dランクの数を定義

  • リプリケータセルのパターンサイズ、セルサイズ、アングル、スケール、グラデーションカラーを制御

  • 行および列のオフセットを変更して、定義されたパターンでの位置を移動

  • パターンのさまざまなポイントからアニメーションの起点を制御

  • ランダムなスケール&アングル設定の追加により、より自然な複製が可能

  • 画像をより一層鮮やかにするアディティブブレンドモード

  • 複製されたオブジェクトのカラー設定(単色からユーザが定義したカラーレンジに変更)

  • リプリケータシーケンスビヘイビアの追加により、さまざまなパターンで波のようなアニメーションを作成

タイトル作成

  • さまざまなサイズで読みやすい文字を作成できる、ベクトルベースのテキストエンジン

  • サイズ、回転、斜体、トラッキング、カーニングなどを使ったテキストのフォーマット

  • カスタマイズ可能なテキストビヘイビアを使って、3D空間で文字ごとにアニメーションを作成

  • 通常、拡大、網掛け、追加などのブレンドモードから選択可能

  • フェイス、アウトライン、グロー、ドロップシャドウのコントロールにより、テキストスタイルをカスタマイズ

  • Tパスレイアウト/アニメーションに文字やテキストを配置できるオプション

  • キャンバスのテキストが見づらい場合は、インスペクタのテキストフィールドを使って簡単にテキストを編集

  • 単色またはマルチポイントグラデーションによるテキストの入力

  • 静止画像またはビデオクリップをテクスチャとしてフォントフェースに適用

  • ホールドフレーム、オフセット、ラップモード、透明度を使ってテキストを制御

  • アジア、キリル文字などのUnicodeシステムフォントのサポート

  • アップル独自のフォントアニメーション「Live Fonts」のサポート

トラッキングおよびスタビライズ

  • シングルポイントトラッキングまたは4コーナーピンを使って移動を調整

  • 複数のオブジェクトで参照できるトラッキングデータを作成

  • 画面でのフィルターの位置調整を追跡

  • 複数のオフセットから1つのトラックを作成できるオフセットトラッキング

  • トラッキングビヘイビアで最善のトラッキングポイントを確認し、正確さを確保

  • 最先端のトラッキングアルゴリズムにより、パターンの回転、スキュー時の正確な分析を維持

  • スマートリトライで検索範囲を自動的にリセット

  • 先読み機能を使い、わかりやすいヒントに従ってリージョンを高速移動

  • 従来のポイントスタビライザまたはオプティカルフロー分析を使ったスタビライズに対応

  • 自動オプティカルフロースタビライザで、ポイントの選択、時間のかかるセットアップを省略

  • オプティカルフロー分析技術によるスムースカムで、全体的なカメラの動きを維持したまま、撮影中のジッターや揺れを除去

  • 変形、回転、拡大/縮小へのスムージングの適用量をリアルタイムで調整

フィルタおよびエフェクト

  • 130種類以上のフィルタによるリアルタイムインタラクティビティ

  • ガウス、チャネルブラー、放射ブラー、焦点ぼけを含む10種類以上のブラーフィルタ

  • シンプルまたはベベルを付けた境界線

  • カラーバランス、グラデーションカラー、カラー減色、スレッショルドを含む15種類以上のカラーコレクションフィルタ

  • 基本3D、屈折、複眼、ガラス、リップル、スクレイプを含む25種類以上の歪みフィルタ

  • 光線、ブルーム、背光などのグローエフェクト

  • リアルタイムPrimatteRTクロマ(彩度)キーヤー

  • ビネット、カラーエンボス、ハーフトーン、ラインアート、トンネルなどの定型化されたフィルタ

  • 独自のカレイドスコープ&タイルフィルタ

  • 時間ベースのエコー、ストロボエフェクトフィルタ

  • インターレース除去フィルタ、ブロードキャストセーフカラー&ルミナンス

  • パターン、ノイズ、色、コースティクスを自動的に生成するジェネレータ

  • GPUによって高速処理される他社製FxPlugフィルタをサポート

マスキングツール

  • ベジエまたは高度なBスプラインマスキングツール

  • 楕円、矩形、フリーハンドのシェイプを作成

  • 不透明度、エッジのにじみをコントロール

  • 数式を使ってマスクを結合

  • トラッキングビヘイビアを使って、シェイプまたはコントロールポイント全体を追跡

  • 別の画像のアルファ、ルミナンス、RGB値を使って、画像マスクを作成

オーディオ

  • AIFF、WAV、MP3、VBR MP3、AAC(MPEG-4 Audio)のサポート

  • カット、スリップ、移動を使って、オーディオトラックを編集

  • ピッチを変更してオーディオトラックをリタイミング

  • オーディオトラックのスクラブによるフレーム精度の位置指定

  • バランス、ゲイン、ミュート、ソロを個別に制御

  • マスターオーディオコントロールを使ったグローバルなオーディオ調整

  • オーディオエディタでの音量のキーフレーム設定

  • オーディオ周波数やトランジェントのヒットをベースにパラメータを変更

他社製品への対応と連係

  • Final Cut Proからカット、レイヤー、変形、リタイミングデータを含むタイムラインデータを開く

  • 読み込み/書き出しを行わずに、Final Cut Proのタイムラインから直接Motionを開く

  • Final Cut Proの編集可能なテキスト、ドロップゾーンを維持したまま、Motionでマスターテンプレートを作成

  • Motionで変更を行うと、Motionのアニメーションが自動的にFinal Cut Proのタイムラインにおいて更新

  • DVD Studio Pro、Motion間で相互に編集でき、途中でレンダリングを行わずに簡単にMotionメニューを作成、変更

  • MotionからSoundtrack Proの波形エディタにオーディオを送信;Soundtrack Proでのサウンドの変更がMotionに自動的に反映

  • Motion 3のプロジェクトファイルをレンダリングせずにAdobe After Effects 6.5または7.0にドラッグ&ドロップ

  • AJA やBlackmagicのI/O機器を使って、放送用モニタでプロジェクトをプレビュー

  • ベクトルPDFグラフィック、レイヤー付きPhotoshop文書の読み込み

  • OpenEXRファイルの読み込み(浮動小数点処理には、128MBのVRAMを搭載したグラフィックカードが必要。256MB以上を推奨)

  • 他社製FxPlugプラグインをサポート

  • Core Image Unitプラグインをサポート

書き出し

  • HDV、H.264、MPEG-4、その他QuickTime対応コーデックへの書き出し

  • ムービー、画像シーケンスとして書き出し

  • 16/32ビット浮動小数点OpenEXRフォーマットとして書き出し(浮動小数点処理には、128MBのVRAMを搭載したグラフィックカードが必要。256MB以上を推奨)

  • プログレッシブ、フィールドベースレンダリングをサポート

  • カスタマイズ可能なシャッターを使った高速モーションブラー

  • 後で簡単に選択できるよう、書き出しに関するカスタマイズ設定を保存

  • タイムラインへの書き戻し

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