Logic Pro X: タップディスプレイでパラメータを編集する

タップディスプレイでパラメータを編集する

タップディスプレイで縦の線として表示されているタップパラメータは、どれもグラフィカルに編集できます。あるタップのパラメータをほかのパラメータを基準にして編集したい場合や、同時に複数のタップを編集したりタップの値をそろえたりする必要がある場合には、タップディスプレイが最適です。

タップディスプレイでタップのパラメータを編集する

  1. 編集したいパラメータの表示ボタンをクリックします。

  2. 編集したいタップで明るくなっている線を縦方向にドラッグします(複数のタップを選択している場合は、選択しているタップのどれか1つをドラッグします)。

    図。タップディスプレイ。タップの編集操作を示している。

複数のタップを選択している場合、選択したすべてのタップの値は互いを基準にして変更されます。

注記:上記の方法は、「Filter Cutoff」および「Pan」パラメータでは少し異なります。以下の作業方法を参照してください。

複数のタップの値を設定する

  • Commandキーを押しながら複数のタップをドラッグすると、それらのタップの値が変更されます。

    タップでドラッグする際に、パラメータ値がポインタ位置に合わせて変化します。Commandキーを押しながら複数のタップをドラッグすると、紙に鉛筆で曲線を描くのと同じように、値の曲線を描くことができるということです。

    図。タップディスプレイ。複数のタップを編集している。

複数のタップの値をそろえる

  1. Commandキーを押しながらタップディスプレイをクリックし、Commandキーを押したままドラッグします。

    ドラッグに合わせてポインタが軌跡を描きます。

    図。タップディスプレイ。複数のタップの値をそろえている。
  2. 該当する位置をクリックして、線の終点をマークします。

    始点と終点の間にあるタップの値が線とそろいます。

    図。タップディスプレイ。複数のタップの値をそろえている。

タップの値をリセットする

タップディスプレイまたはタップ・パラメータ・バーを使うと、タップパラメータをデフォルトの値にリセットすることができます。

  • タップディスプレイでパラメータをデフォルト設定にリセットするには: Optionキーを押しながらタップをクリックすると、選択したパラメータがデフォルト設定にリセットされます。

    複数のタップを選択している場合は、いずれかのタップをOptionキーを押しながらクリックすると、選択中のすべてのタップでそのパラメータがデフォルト値にリセットされます。

  • タップ・パラメータ・バーでパラメータをデフォルト設定にリセットするには: Optionキーを押しながらパラメータの値をクリックすると、デフォルトの設定値にリセットされます。

    複数のタップを選択している場合は、いずれかのタップのパラメータをOptionキーを押しながらクリックすると、選択しているすべてのタップのパラメータがデフォルト値にリセットされます。

タップディスプレイでフィルタのカットオフを編集する

「Cutoff」表示で、各タップは2つのパラメータ(ハイパスフィルタとローパスフィルタのカットオフ周波数)を示しています。  

  • カットオフ周波数の線(上の線がローパス、下の線がハイパス)をドラッグし、フィルタのカットオフ値を個別に調整します。両方のカットオフ周波数の間にある領域でドラッグすると、同時に両方を調整できます。

    図。タップディスプレイ。フィルタのカットオフ値を編集している。

    ハイパスフィルタのカットオフ周波数値がローパスフィルタのカットオフ周波数値より低い場合、表示される線は1本だけです。この線は、両フィルタを通過する周波数帯域を表しています(つまり両フィルタはバンドパスフィルタとして機能します)。この設定の場合、2つのフィルタは直列に機能します。つまり、タップはまず最初のフィルタを通過し、続いて次のフィルタを通過します。

    ハイパスフィルタのカットオフ周波数値がローパスフィルタのカットオフ周波数値より高い場合、フィルタの動作は直列から並列に移行します。つまり、タップは両方のフィルタを同時に通過します。この場合、2つのカットオフ周波数の間の幅が遮断される周波数帯域となります(つまり、両フィルタはバンド遮断フィルタの役割を果たします)。

タップディスプレイでパンを編集する

「Pan」表示での「Pan」パラメータ表示方法は、入力チャンネル設定(モノラルからステレオ、ステレオからステレオ、サラウンド)で異なります。

  • モノラル入力/ステレオ出力の設定では、すべてのタップはまずセンターにパンされます。

  • ステレオ入力/出力設定の場合、「Pan」パラメータはステレオ空間におけるタップ位置ではなく、ステレオバランスを調整します。

注記:「Pan」は、モノラル設定では使用できません。

図。タップディスプレイ。パンを編集している。
  • モノラル入力/ステレオ出力設定でのパン位置を編集するには: タップのセンターからタップをパンしたい方向に縦方向にドラッグします。

    白い線がセンターからドラッグした方向に延び、タップのパン位置に反映されます(複数のタップを選択の場合は複数に反映)。

    センター位置より上のラインは左へのパンを、センター位置より下のラインは右へのパンを表します。左側(青色)と右側(緑色)のチャンネルは簡単に見分けがつきます。

    図。タップディスプレイ。バランスを編集している。
  • ステレオ入力/ステレオ出力設定でのステレオバランスを編集するには: 「Pan」パラメータ(タップの上にドットとして表示されます)をタップの上または下にドラッグして、ステレオバランスを調整します。

    デフォルトでは、ステレオスプレッドは100 %に設定されています。スプレッドの幅を調整するには、どちらかの側のドットをドラッグします。調節すると、ドットから外に延びている線の幅が変わります。タップ・パラメータ・バーのスプレッドパラメータを確認しながら調整してください。

    図。タップディスプレイ。ステレオバランスを編集している。

    注記:サラウンド設定の場合、明るい線はサラウンドアングルを示しています。サラウンド環境でDelay Designerを使うを参照してください。

ショートカットメニューコマンドでタップを編集する

  • タップディスプレイのタップをControlキーを押しながらクリック(または右クリック)して、ショートカットメニューから以下のいずれかのコマンドを選択します:

    • Copy sound parameters: 選択中の1つまたは複数のタップの全パラメータ(ディレイタイムは除きます)をコピーします。

    • Paste sound parameters: タップのパラメータを、選択中の1つまたは複数のタップにクリップボードからペーストします。タップディスプレイで選択したよりも多数のタップがクリップボードに保存されている場合、クリップボードに残っている余分なタップは無視されます。

    • Reset sound parameters to default values: 選択中のすべてのタップの全パラメータ(ディレイタイムは除きます)をデフォルト値にリセットします。

    • 2 x delay time: 選択中のすべてのタップのディレイタイムを倍の長さにします。たとえば、3つのタップのディレイタイムを、タップA = 250 ms、タップB = 500 ms、タップC = 750 msと設定したとします。この3つのタップを選択してから「2 x delay time」を選択すると、タップA = 500 ms、タップB = 1000 ms、タップC = 1500 msというディレイタイムに変更されます。つまり、リズミカルなディレイパターンが半分の速度で展開されます。(音楽的な表現を使うと、半分のテンポで演奏されるということです。)

    • 1/2 x delay time: 選択中のすべてのタップのディレイタイムを半分の長さにします。先ほどの例で「1/2 x delay time」を選択すると、タップA = 125 ms、タップB = 250 ms、タップC = 375 msというディレイタイムに変更されます。つまり、リズミカルなディレイパターンが2倍の速度で展開されます。(音楽的な表現を使うと、倍のテンポで演奏されるということです。)

    • Delete tap(s): 選択中のすべてのタップを削除します。

公開日: 2019/09/13
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