Logic Pro X: レベルと周波数についてのヒント

レベルと周波数についてのヒント

ボコーダーは、常に分析信号と合成信号の共通部分を抽出します。すなわち、分析信号に高域成分がまったくなければ、ボコーダーの出力信号にも高域は現れないということです。合成信号にいくら高周波成分が含まれていても結果は同じです。これはほかの周波数帯域についても当てはまります。したがって、分析信号、合成信号の両方ですべての周波数帯域についてレベルが安定していなければ、思った通りの出力は得られません。

効果的な「従来の」ボコーダーエフェクトですばらしい音質を得るには分析信号と合成信号の両方が必要なだけでなく、ボコーダーパラメータにも気を配る必要があります。以下のヒントを役立てれば、最良の結果を得られます。

  • レベルの変化が少ない方が、ボコーダーの処理はうまくいく傾向があります。コンプレッサを使って信号を圧縮してみてください。

  • 人の聴覚の特性上、高周波成分が含まれていないとなかなか聞き取ることができません。明瞭な話し声にするため、処理の前にイコライザを使用し、分析信号のある周波数帯域を増幅したり減衰させたりしてみてください。

    • 分析信号が人の歌声や話し声で構成されている場合、聞き取りやすくするために重要な高域や中高域を増幅するには、簡単なシェルビングフィルタで十分です。

    • 合成信号の高域エネルギーが足りない場合は、ディストーションエフェクトで生成する方法もあります。

公開日: 2019/09/13
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