Logic Pro X: サラウンドMultiMeterの「Goniometer」モード

サラウンドMultiMeterの「Goniometer」モード

Goniometerを使うと、ステレオイメージの干渉を検証したり、左右のチャンネル間の位相の差を定義したりできます。中央のラインのM(中央/モノラル)に沿ってトレースが打ち消し合っていれば、位相に問題があることが簡単に分かります。

Goniometerの原理は、古くから2チャンネル方式のオシロスコープに使われていたものです。Goniometerのようなデバイスを使用するには、左右のステレオチャンネルの信号をX軸とY軸の入力に接続し、表示を45°傾けます。するとステレオ位相が目に見える形で表現されます。信号トレースはゆっくりと黒に戻ります。これはグロー管を使った古くからのGoniometerの動作を真似たものですが、信号を読み取るにはこの方式が最も優れているようです。

サラウンドMultiMeterの「Goniometer」はマルチチャンネル信号を扱うため、ディスプレイが図のように複数の区画に分割されます。それぞれの区画はスピーカーの位置を示しています。チャンネルストリップにサラウンドパンナーを挿入すると、これに応じてインジケータも変化します。これにより、左右のチャンネルの干渉だけでなく、前後の干渉も確認できます。

図。「Goniometer」モードのサラウンドMultiMeter

Goniometerのパラメータ

  • 「Goniometer」ボタン: メインディスプレイを「Goniometer」モードに切り替えます。

  • L‐R、Ls‐Rsボタン: メインディスプレイに表示するチャンネルペアを指定します。

  • 「Auto Gain」ノブ/フィールド: 入力レベルが低い場合に表示を補正する度合いを設定します。「AutoGain」レベルは10 %ずつ増やすことができます。また、この機能をオフにすることも可能です。

    注記:ほかの内蔵エフェクトやプロセッサ(コンプレッサーなど)の「AutoGain」パラメータと混同しないよう、メーターでは「AutoGain」は表示用パラメータとしてのみ使われます。この「AutoGain」パラメータは、レベルを上げて表示を見やすくするためのものです。オーディオレベルは変化しません。

  • 「Decay」ノブ/フィールド: Goniometerが黒に戻るまでの時間を設定します。

公開日: 2019/09/13
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