Compressor: 複数のコンピュータでバッチをトランスコードする

複数のコンピュータでバッチをトランスコードする

複数の大きなファイルのトランスコード処理を 1 台のデスクトップコンピュータで行うと、プロセッサへの負荷が大きくなり、処理に時間がかかります。分散処理機能を使えば、処理を複数台のコンピュータに分散させることによって、トランスコードにかかる時間を短縮できます。「Compressor」で分散処理システムを設定すると、バッチが分割されて、共有コンピュータグループ内で利用可能な各コンピュータに送信されます。トランスコードが完了すると、バッチの設定時に指定した場所に出力ファイルが表示されます。

分散処理システムは、最小で 2 台のコンピュータで構成できます。多数のコンピュータを使ってより複雑なシステム構成にすることもできます。

分散処理を設定するには、自分のコンピュータへのアクセスを有効にしてから、共有コンピュータグループを作成します。ネットワーク上のコンピュータが検出されない場合は、コンピュータリストにコンピュータを手動で追加することもできます。

分散処理は、「Final Cut Pro X」や「Motion」から「Compressor」に送信されたジョブには使用できません。

重要:設定を開始する前に、分散処理に使用するすべてのコンピュータに同じバージョンの「Compressor」がインストールされていることを確認してください。

ネットワーク上のほかのコンピュータから自分のコンピュータにアクセスできるようにする

  1. 「Compressor」>「環境設定」と選択します(または Command +カンマ(,)キーを押します)。

  2. 「自分のコンピュータ」を選択します。

  3. 「ほかのコンピュータが自分のコンピュータ上でバッチを処理することを許可します」が切になっている場合は入にします。

  4. 自分のコンピュータへのアクセスを制御する場合は、「パスワードを要求」チェックボックスを選択して、テキストフィールドにパスワードを入力します。

    これによって、トランスコード処理に自分のコンピュータが使われるときはパスワード入力が必須になります。

共有コンピュータのグループを作成する

バッチをトランスコードするための共有コンピュータグループを作成できます。

  1. 「Compressor」>「環境設定」と選択します(または Command +カンマ(,)キーを押します)。

  2. 「共有コンピュータ」を選択します。

  3. 共有コンピュータのリスト(左)の下部にある「追加」ボタン をクリックします。

    「名称未設定」という名前の新しいグループがリストに追加されます。

  4. 「名称未設定」グループをダブルクリックして選択し、グループの新しい名前を入力してから、Return キーを押します。

  5. 利用可能なコンピュータのリスト(右)で、グループに追加するコンピュータのチェックボックスを選択します。

    リストに目的のコンピュータが表示されない場合は、コンピュータの IP アドレスを指定してリストに追加できます(次の手順を参照)。

Xsan を使用している場合は、自動ファイル共有がオフになっていることを確認してください。詳しくは、ファイル共有を手動で設定するを参照してください。

共有コンピュータグループを削除する場合は、グループを選択して、「削除」ボタン をクリックします。

共有コンピュータグループにコンピュータを手動で追加する

利用可能なコンピュータのリストに目的のコンピュータが表示されない場合は、コンピュータを手動で追加できます。

  1. 「Compressor」の環境設定の「共有コンピュータ」パネルで、コンピュータを追加したい共有コンピュータグループを左のリストで選択します。

  2. ネットワークコンピュータのリスト(右)の下部にある「追加」ボタン をクリックします。

  3. 表示されるウインドウで、コンピュータのホスト名または IP アドレスを入力して、「追加」をクリックします。

選択した共有コンピュータグループに新しいコンピュータが表示されます。

グループに手動で追加したコンピュータを一時的に無効にするには、そのコンピュータのチェックボックスの選択を解除します。

グループに手動で追加したコンピュータを削除するには、右のリストでコンピュータを選択して、「削除」ボタン をクリックします。

共有コンピュータグループを使ってバッチをトランスコードする

共有コンピュータグループを作成してグループにコンピュータを追加したら、通常の手順で、トランスコードするジョブのバッチを構成して実行できます。

  • 「プロセス」ポップアップメニューをクリックし、バッチの処理に使用するコンピュータグループを選択してから、「開始」ボタンをクリックします。

共有コンピュータグループでトランスコードされたバッチの進行状況または履歴を表示する

共有コンピュータグループによるバッチのトランスコード開始後、トランスコード処理の状況を確認できます。

  • 以下のいずれかのビューを表示します:

    • 「アクティブ」ビュー:バッチを開始すると、Compressor ウインドウが自動的に「アクティブ」表示に切り替わり、トランスコードの進行状況が表示されます。

    • 「完了」ビュー:Compressor ウインドウの上部の「完了」ボタンをクリックします。バッチのトランスコードが完了すると、そのジョブに関する情報(ソースファイルのトランスコードに使用された設定やジョブアクションなど)がここに表示されます。

    • ネットワーク・エンコーディング・モニタ:「ウインドウ」>「ネットワーク・エンコーディング・モニタ」と選択します(または Command + E キーを押します)。ネットワーク・エンコーディング・モニタには、お使いのコンピュータの共有状況(プロセッサの使用率、バッチ処理情報、使用ディスク領域、データのアクティビティなど)が表示されます。

    • 「ログ」ウインドウ:ネットワーク・エンコーディング・モニタで「すべてのログを表示」ボタンをクリックすると、「ログ」ウインドウが表示されます。分散処理で問題が起きたときは、ここに表示されるログ情報を参照できます。この情報をファイルに保存して、XML ツールや UNIX スクリプトで処理することもできます。

      重要:ログファイルは、「ログ」ウインドウを閉じると削除されます。

公開日: 2018/05/10
役に立ちましたか?