Final Cut Pro X: 「Final Cut Pro」のワークフローの概要

「Final Cut Pro」のワークフローの概要

ここではムービーを組み立てるための全体的なプロセスについて説明します。すべての手順を実行する必要はありません。記載されていない手順を実行してもかまいません。このワークフローは必ずしも直線的ではありません。たとえば、編集とエフェクトの追加までを終えてから、プロジェクト用の新しいメディアを追加で読み込むことができます。

手順 1:「Final Cut Pro」にメディアを読み込む

「Final Cut Pro」を使用するには、メディア(ビデオ、オーディオ、静止画像)を記録装置から Mac または外部ストレージデバイスに転送する必要があります。多くの種類のカメラやその他のデバイス、または「写真」や「iMovie」などの別のアプリケーションからメディアを読み込むことができます。

手順 2:メディアを整理する

「Final Cut Pro」では、読み込んだメディアが自動的にイベントとして整理されます。イベントには、フォルダと同様に、プロジェクトのほかに数十、数百、数千のビデオクリップ、オーディオクリップ、静止画像を保存できます。「Final Cut Pro」では、メディアがクリップとして表示されます。クリップは Mac またはストレージデバイス上に保存されているメディアファイルにリンクされます。イベントを作成したり、名前を変更したり、イベント間でクリップを移動したりして、クリップを整理し直すことができます。たとえば、特定のクライアントのために撮影したメディアがすべて含まれるイベントを作成できます。

素材をレビューしながら、クリップに「よく使う項目」や「不採用」のレートを簡単に付けることができます。これらのレートにより、最適な素材を簡単に絞り込むことができます。「Final Cut Pro」には、ほかにもキーワードコレクションスマートコレクションロールなどの便利な整理ツールが用意されています。

手順 3:プロジェクトを作成してクリップを追加する

プロジェクトとは、イベントのクリップや、「Final Cut Pro」に付属のメディアコレクション(タイトルやサウンドエフェクトなど)を使って作成するムービーです。ムービーの作成を開始するには、タイムラインにクリップを追加します。編集はすべてプロジェクト内で行います。元のメディアファイルはそのまま残ります(これを非破壊編集と言います)。

手順 4:クリップを配置する/編集する

ここで、ムービーがいよいよ形になってきます。ラフカットを組み立てるには、タイムラインでクリップを配置し、トリムします。オーディションを使用して、さまざまなクリップの編集を試すこともできます。カットアウェイショットや、タイトル、バックグラウンドミュージック、サウンドエフェクトをプロジェクトに追加するには、接続されたクリップストーリーラインを使用します。任意の組み合わせのクリップをグループ化したり、クリップをほかのクリップにネストしたりするには、複合クリップを作成します。たとえば、主なセクションごとに複合クリップを作成することで、複雑なプロジェクトを簡素化できます。

手順 5:エフェクトやトランジションを追加する

「Final Cut Pro」に用意されているビデオエフェクトとオーディオエフェクトの豊富なコレクションから、特殊エフェクトを追加できます。ムービーにタイトルやクレジットを付けたり、ビデオトランジションやオーディオトランジションを適用したりできます。クリップの速度設定を調整して、高速または低速のモーションエフェクトを作成することもできます。

さらにプロジェクトに磨きをかけるため、詳細編集でカットやトランジションを微調整したり、ビデオエフェクトやオーディオエフェクトをキーフレームしたり、色を補正したり、モーショングラフィックスを合成したりできます。

手順 6:ムービーを共有する

プロジェクトが完成したら、「Final Cut Pro」から Web にムービーを直接公開したり、「iTunes」、iPhone、iPad、iPod、または Apple TV に送信したりできます。ディスクを作成して人に渡すこともできます。高度なプロジェクトでは、放送配信、オーディオミキシング、またはポストプロダクションのために個別のビデオファイルやオーディオファイル(メディアステムとも呼ばれます)を書き出すことができます。

公開日: 2018/05/09
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