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Mac 101:Automator

Automator は、簡単に作業を効率化できるパーソナル自動化アシスタントです。Automator を使えば、単純なドラッグアンドドロップ操作で「自動化レシピ」を作成し、実行できます。自動化レシピは、単純なタスクも複雑なタスクも、必要なときに必要な場所で実行してくれます。

Automator を使うと、コンピュータで行うタスクの多くを自動化できます。たとえば、アドレスブックの連絡先が含まれたファミリーディレクトリを作成し、プリントする、お気に入りの Web サイトから画像を探して iPhoto に保存する、Finder で大量のファイルの名前を瞬時に変更する、大切な情報の定期的なバックアップを実行するといったことも可能です。Automator でできることは無限にあり、手動で実行すれば数時間かかるようなことを数秒または数分で行うことができます。

「インスタントスナップショット」ワークフローの例

自分のスナップショットをすばやく撮影して、メール、メッセージ、またはチャットに添付したいと思ったことはありませんか?Automator を使ったオリジナルの自動化ツールの作成がいかに簡単かを示す例として、ポータブル Mac または iMac の内蔵カメラを使って自分自身のスナップショットを撮影し、このスナップショットを iPhoto ライブラリに追加するワークフローを、システム全体のサービスとして作成し、インストールする方法を説明します (「システム全体のサービス」とは、このページの最後にあるように、アプリケーションのメニューの「サービス」からアクセスできるサービスを意味します)。

コンピュータで次の手順を実行すると、このようなサービスを自分で作成できます。


Launchpad の Automator アイコン

  1. Automator ロボット「Otto」のアイコンをクリックし、Launchpad から Automator を開きます。新しい Automator ワークフローウインドウが表示されます。
  2. テンプレート選択シートから、作成したい種類の Automator ワークフロー書類を選択する

  3. この新しいウインドウから下りてきたテンプレートシート (上図参照) で、作成するワークフロー書類の種類として「サービス」を選択し、「選択」ボタンをクリックします。テンプレートシートが上に戻り、編集の準備ができた新規ワークフロー書類が表示されます。

    編集の準備ができた Automator ワークフローウインドウ

Automator ワークフローウインドウの要素

Automator ウインドウ (上図参照) に含まれる項目は次の通りです。

  • (1) 左側の「ライブラリ」列。コンピュータにインストールされているすべての Automator アクションのリストが表示されます。アクションは、アプリケーション順およびカテゴリ順に並んでいます。
  • (2) 中央の「アクション」列。選択したアプリケーションまたはカテゴリで利用できるアクションが表示されます。
  • (3) 検索フィールド。アクションをすばやく探してワークフローに追加できます。
  • (4) 左下の情報ボックス。選択したアクションに関する参考情報が表示されます。
  • (5) ウインドウ右側のワークフローパネル。ここにアクションをドラッグすると、「自動化レシピ」を作成できます。
  • (6) 「“サービス”は、次の項目を受け取ります」ポップアップメニュー


次の手順に従い、スナップショットを撮影するワークフローを作成します。

  1. サービスワークフローは、多くの場合、ほかのアプリケーションで選択したファイルまたはテキスト (Finder で選択した画像ファイルなど) を使って動作するよう設計します。このワークフローの例では、このサービスによって新しい写真が生成されるため、ほかのファイルをワークフローの入力として受け取る必要はありません。ウインドウ上部の「“サービス”は、次の項目を受け取ります」ポップアップメニュー (6) から「入力なし」を選択して (上図参照)、選択されている既存の項目をサービスフローが無視するよう設定します。
  2. これでサービスワークフローの入力設定が完了したため、次に「アクション」ライブラリからアクションを探し、ワークフロー領域に追加して、ワークフローを作成します。まず、カメラでスナップショットを撮影する Automator アクションを探します。検索フィールド (1) に「スナップショット」と入力すると、この検索語に関連する Automator アクションが、検索フィールドの下のアクションリストに表示されます (下図参照)。

  3. アクションをワークフロー領域にドラッグする

  4. ワークフローウインドウの左下の説明 (上図参照) を参照すると、「ビデオスナップショットを撮る」アクションが、コンピュータの内蔵カメラを使ったスナップショット撮影の自動化に最適なアクションであることがわかります。アクションリスト (2) からアクションのタイトルをワークフロー領域 (3) にドラッグします。
  5. カーソルを放し、アクションのワークフローへの追加を終了します。

  6. アクションのインライン表示に Automator アクションのパラメータコントロールが表示される

  7. アクションがワークフロー領域に追加されると (上図参照)、アクションが使うパラメータの値を設定するコントロールが含まれた長方形の領域が表示されます。「ビデオスナップショットを撮る」アクションには「自動的に撮影」というチェックマークがあります。これによって、スナップショットを撮るためにユーザがボタンをクリックする必要の有無を指定します。チェックボックス (1) を選択し、自動的に写真が撮影されるようワークフローを設定します。これで、スナップショット撮影時にはカメラに向かって微笑むだけでよいことになります。
  8. ビデオスナップショットを撮る」アクションを探し、ワークフローに追加したのと同じ手順で、検索フィールドに「読み込む」と入力し、「ファイルを iPhoto に読み込む」アクションをワークフローの最後に追加します。

  9. 第 2 のアクションがワークフローに追加された

    ワークフローの 2 つのアクションが相互にリンクされている (1) (上図参照) ことに注意します。これは、第 1 のアクションの結果、すなわちコンピュータのカメラで撮影された新しい写真ファイルが、第 2 のアクションに入力として渡されることを示します。このように、ワークフローの各手順 (アクション) 間で情報や項目が渡されるのが、通常の Automator ワークフローの動作です。

  10. 最後の仕上げとして、アクション表示の「読み込み後にソースイメージを削除」チェックボックス (2) (上図参照) を選択して、iPhoto に写真が読み込まれた後、カメラで撮影した元の画像ファイルが削除されるよう指定します。

    カメラでスナップショットを撮影し、このスナップショットを iPhoto に追加する単純なワークフローを作成する手順はこれで完了です。ワークフローを保存し、インストールする準備ができました。
     
  11. サービスワークフローを保存しインストールするには、「ファイル」メニューから「保存」を選択します。下りてきた「サービスを別名で保存」シートで、サービス名として「インスタントスナップショット」と入力し、「保存」ボタンをクリックします。この新規サービスワークフローは、システム全体のサービスのアーキテクチャの一部として自動的にインストールされ、いずれのアプリケーションの「サービス」メニューからも利用できます。ワークフローウインドウを閉じます。

サービスを使う

この新規サービスを使うには、コンピュータの前面中央に顔を合わせ、いずれのアプリケーションからも利用できる「サービス」メニューから「インスタントスナップショット」を選択します。


サービスを実行する

Mac から 3 回ビープ音が聞こえた後、写真が撮影され、この写真は自動的に iPhoto ライブラリに追加されます。


新しいスナップショットが iPhoto に追加される

Automator を使って、自分自身のスナップショットを撮影し、iPhoto ライブラリに追加する手順を簡易化する便利なツールが作成できました。

 

追加情報

ヒント:Automator に関する詳細については、お使いの Mac に搭載されている Automator ヘルプを参照してください (Automator で「ヘルプ」メニューの「Automator ヘルプ」を選択します)。
最終更新日: 2012/02/09
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  • 最終更新日: 2012/02/09
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