Apple TV 4K の 4K/HDR/HDR10+/ドルビービジョン出力について

4K、HDR、HDR10+、ドルビービジョンで鮮明に出力できるように Apple TV 4K を設定する方法をご案内します。

Apple TV 4K は、4K HDR の実力を余すところなく引き出すべく、生まれました。テレビを史上最高画質で楽しめます。Apple TV 4K は、以下の 4K 出力フォーマットに対応しています。

  • 4K ドルビービジョン:ドルビービジョン HDR に対応した 4K テレビで使われ、シーンごとに映像を動的に映し出し、標準的な HDR よりも幅広い色域、コントラスト比、輝度差をより高い精度で再現できます。

  • 4K HDR10+:HDR10+ に対応した 4K テレビで使われ、シーンごとに映像を動的に映し出し、標準的な HDR よりも幅広い色域、コントラスト比、輝度差をより高い精度で再現できます。*

  • 4K ハイダイナミックレンジ (HDR):HDR に対応した 4K テレビで使われ、SDR よりも幅広い色域、コントラスト比、輝度差をより高い精度で再現できます。

  • 4K 標準ダイナミックレンジ (SDR):HDR、HDR10+、ドルビービジョン非対応の 4K テレビで使われ、標準的な範囲の色域、コントラスト比、輝度を表現します。

* HDR10+ は、Apple TV 4K (第 3 世代) のみ対応しているフォーマットです。

いちばんきれいな映像を楽しむ

Apple TV 4K は、お使いの 4K テレビの実力に合わせて、最も美しく映像を出力できる仕様になっています。場合によっては、映りが悪く、構成を自分で調べてみる必要が生じることもあります。たとえば、以下のような症状が考えられます。

  • テレビの映像の色味がおかしい、色が明るすぎる、映像が途切れたり映らない。

  • 画面がときどき砂嵐になったり、ちらつく。

  • HDR またはドルビービジョンに対応したテレビなのに、それらのフォーマットで出力できない。

  • 音が途切れる、ノイズが入る、音声と映像の同期がずれるなど、オーディオに問題がある。

上記いずれかの問題がある場合は、Apple TV に最新バージョンの tvOS がインストールされているか確認してください。その上で、以下の手順で対処してください。

テレビが HDR10、HDR10+、ドルビービジョンに対応しているか確認する

Apple TV 4K で出力フォーマットが自動的に HDR10、HDR10+、またはドルビービジョンに設定されるためには、テレビが 60 Hz (ヨーロッパでは 50 Hz) での HDR10 出力、HDR10+ 出力、またはドルビービジョン出力に対応していることが条件となります。Apple TV 4K は、30 Hz (ヨーロッパでは 25 Hz) でこれらのフォーマットを表示できますが、「設定」>「ビデオとオーディオ」>「コンテンツを合わせる」で「ダイナミックレンジを合わせる」を有効にしておく必要があります。テレビが対応しているフォーマットがわからない場合は、テレビの取扱説明書で調べてください。

正しい HDMI 入力と設定を使う

高画質 4K/HDR ビデオの出力に使う HDMI 入力が、テレビによって異なる場合があります。たとえば、HDMI 入力 2 または HDMI 入力 3 でしか HDR に対応していないテレビもあります。お使いのテレビの取扱説明書で、4K や HDR に対応する入力を調べてください。

正しい HDMI 入力を使うほかにも、テレビ側のビデオや HDMI の設定で、HDR10、HDR10+、ドルビービジョンを有効にしておかなければならないこともあります。場合によっては、こうした設定項目が直接 HDR10、HDR10+、ドルビービジョンとは言及されずに、「Ultra」「Deep」「Enhanced (拡張)」などと表記されていることがあります。

HDMI ケーブルを調べる

HDMI ケーブルに問題がある場合、HDMI ケーブルに問題があるため、接続が安定しないというメッセージがテレビに表示されることがあります。Apple TV 4K が 4K 対応のテレビに接続されている場合は、2 分程度のテストを実行し、HDMI ケーブルの接続状況を調べることができます。「設定」>「ビデオとオーディオ」の順に選択し、「HDMI 接続を確認」を選択してください。

4K ビデオ (特に HDR10、HDR10+、ドルビービジョン) を出力するには、それらのフォーマットに対応した HDMI ケーブルが必要です。Apple では、「Compatible Dolby Vision」のマークが付いた HDMI ケーブルを推奨します。これらのケーブルは、Apple TV 4K をはじめ、幅広いテレビで動作確認テストが行われています。Belkin Ultra High Speed HDMI Cable はその一例です。

それでも HDMI ケーブルの接続状況に問題がある場合は、すべての接続箇所を調べて、HDMI ケーブルに「Compatible Dolby Vision」のラベルが付いているか確かめてください。

レシーバーやサウンドバーなどを調べる

オーディオビデオレシーバーやサウンドバーを使っている場合は、Apple TV 4K を一時的にテレビに直接接続してみます。テレビに直接つなげば問題が起きない場合は、レシーバーなどの機能、接続状況、設定を確認し、以下の点も調べてください。

  • レシーバーが 4K 以上のビデオ出力に対応していること、また、4K および HDMI 2.1 に対応した HDMI 入力を使っていることを確かめてください。

  • HDR10、HDR10+、またはドルビービジョンに対応したレシーバーでも、多くの場合は、ファームウェアアップデートを適用してそれらのサポートを追加する必要があります。

  • アップデート後にレシーバーのビデオと HDMI の設定を確認してください。拡張 HDMI の設定を有効にしなければならない場合があります。

  • Apple TV 4K をテレビとレシーバーに接続する HDMI ケーブルがすべて 4K/HDR ビデオに対応しているか確認してください。

その他の HDMI アクセサリを調べる

HDMI スイッチボックス、HDMI スプリッタ、Apple TV 4K をテレビにつなぐその他のアクセサリが、HDMI 信号に干渉している可能性があります。これらを取り除けば問題が解決する場合は、メーカーにお問い合わせの上、4K/HDR ビデオに対応しているかどうかをご確認ください。

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