クリッピング

デジタルビデオでは、イメージの色域が、色空間で表現できる最小または最大レベルを超えた状態を指します。たとえば、Rec. 2020のソースイメージをRec. 709に変換する場合、変換先の色空間(Rec. 709)の方が狭いため、イメージのオリジナルの色空間(Rec. 2020)の細部を再現できず、イメージに「クリッピング」が発生する(オリジナルと比べて色が薄くなったり、露出オーバーまたはアンダーになる)ことがあります。クリッピングは、イメージのどのカラーチャンネルでも発生する可能性があります。

デジタルオーディオでは、クリッピングは、再生または録音中に信号が最大サンプル値の0 dBFSを超えることを指します。この場合、オーディオが歪みます。