MacでiCloudキーチェーンを使って情報を安全に保管する
iCloudキーチェーンは、Safariの自動入力で使用したWebサイトログイン情報やクレジットカード情報、およびお使いのWi-Fiネットワーク情報を、すべてのMacコンピュータ(OS X 10.9以降)、iOSデバイス(iOS 7.0.3以降)、およびiPadOSデバイスで最新の状態に保ちます。
iCloudキーチェーンはアカウント設定も保存するため、ほかのMacでApple IDでサインインしたときに、ソーシャルメディアアカウントをそのMacに自動的に追加することができます。たとえば、「メール」、「連絡先」、「カレンダー」、「メモ」、「メッセージ」で使用するExchangeやGoogleなどのインターネットアカウントを自動的に追加できます。
iCloudキーチェーンに保存されているすべての情報は、業界標準の暗号化でセキュリティ保護されています。ユーザの承認なしに、iCloudキーチェーンをほかのMac、iOSデイバス、またはiPadOSデバイス上で設定することはできません。
MacでiCloudキーチェーンを設定する
Macで、アップルメニュー >「システム環境設定」と選択して「Apple ID」 をクリックし、サイドバーで「iCloud」を選択します。
「キーチェーン」を選択し、画面に表示される指示に従って操作します。
「キーチェーン」を選択するには、iCloudを設定する必要があります。
iCloudキーチェーンを使用するようにデバイスを承認する
Apple IDが2ファクタ認証用に設定されている場合は、iCloudデータを使用するように別のデバイスを設定したり、承認したりすることができます。すでにiCloudキーチェーンが設定されているデバイスのログインパスワードまたはパスコードを入力するだけです。
2ファクタ認証を使用せず、iCloudキーチェーンを使用するように別のデバイスを設定する場合は、お使いのアカウントをほかのデバイスで使用したいかどうかを確認する通知を受け取る場合があります。iCloudキーチェーンを使用するようにデバイスを承認するには、以下の手順に従います。
Macで、以下のいずれかの操作を行います:
通知で「続ける」をクリックします。
Macで、アップルメニュー >「システム環境設定」と選択し、「Apple ID」 をクリックし、サイドバーで「iCloud」を選択し、キーチェーンの右側にある「オプション」をクリックしてから、「詳細」をクリックします。
表示されるダイアログで、iCloudで使用するApple IDとパスワードを入力し、「許可」をクリックします。
新しいデバイスが承認される方法を変更する
Apple IDが2ファクタ認証用に設定されている場合は、新しいデバイスでiCloudを設定するときに、ログインパスワードと信頼できるMacまたはデバイスからの確認コードを入力するだけでiCloudのデータを使用できるように、そのデバイスを許可することができます。
ただし、iCloud環境設定の「キーチェーン」の横に「オプション」ボタンが表示される場合は、新しいデバイスでのiCloudキーチェーンの承認にiCloudセキュリティコードを使用するかどうかを変更できます。そのiCloudセキュリティコードの使用後に、識別情報の確認に使用するiCloudセキュリティコードまたは電話番号を変更することもできます。
Macで、アップルメニュー >「システム環境設定」と選択して「Apple ID」 をクリックし、サイドバーで「iCloud」を選択します。
「キーチェーン」がオンにされ、お使いのMacが承認されていることを確認します。
「キーチェーン」の横にある「オプション」をクリックし、表示されるダイアログで変更します。
iOSまたはiPadOSデバイスでのiCloudキーチェーンの設定について詳しくは、iPhone、iPad、またはiPod touchのユーザガイドに記載されているiCloudキーチェーンの設定に関する情報を参照してください。
Safari(またはキーチェーンアクセス)でクレジットカード情報やアカウント名およびパスワードを削除すると、macOSキーチェーンとiCloudキーチェーンから削除されます。