別のMacの画面を共有する
自分の画面を共有している間は、別のMacのユーザが画面を表示して、ファイルやウインドウを開く、移動する、閉じる、アプリケーションを開く、さらにはMacを再起動するといった操作を実行できます。
開始する前に、画面を表示したいMacの画面共有がオンになっていることを確認します。Macの画面共有をオン/オフにするを参照してください。
別のMacと画面共有セッションを開始する
権限が与えられたら、ネットワークの別のMacの画面を表示して制御できます。
共有したいMacで、アップルメニュー >「システム環境設定」と選択し、「共有」をクリックして「画面共有」を選択してから、右側に表示されているMacの名前とアドレスをメモします。
名前は、「iMac (7)」や「JoeのMacBook Pro」のように表示されます。
アドレスは、「vnc://[IPAddress]」または「vnc://[Name.Domain]」のようになります。
Macで、以下のいずれかの操作を行います:
名前を使って接続する: DockのFinderアイコン をクリックし、Finderウインドウを開きます。サイドバーの「場所」セクションで、「ネットワーク」をクリックし、共有したいMacをダブルクリックして「画面共有」をクリックします。
サイドバーの「場所」セクションに項目が表示されない場合は、「場所」という単語の上にポインタを置いて、「表示」をクリックします。
アドレスを使って接続する: Finderで「移動」>「サーバへ接続」と選択し、共有したいMacのアドレスを入力して「接続」をクリックします。
プロンプトが表示されたら、ユーザ名とパスワードを入力してから、「サインイン」をクリックします。
両方のコンピュータが同じApple IDを使用してログインしている場合は、画面共有セッションが開始されます。そうでない場合は、そのコンピュータで画面共有アクセスが許可されているユーザのユーザ名とパスワードの入力を求められます。または、コンピュータが許可する場合は、画面共有の権限を要求できます。
ほかのユーザがすでにリモートユーザとしてそのMacに接続している場合は、ほかのリモートユーザとディスプレイを共有したいか(「ディスプレイを共有」)、または別のユーザ名と画面を使用して並行してログインしたいか(「ログイン」)がダイアログで尋ねられます。
「ログイン」を選択した場合は、ほかのリモートユーザとMacを共有しますが、同じ画面は共有しません。
画面共有環境設定を設定する
別のMacの画面を共有しているときは、「画面共有」環境設定を設定し、共有画面のサイズおよび品質を調整できます。
Macで、ネットワーク上の別のMacと画面共有セッションを開始します。
「画面共有」>「環境設定」と選択し、次のオプションを設定します:
画面のサイズおよび共有画面に使用する領域のサイズに応じて、「ディスプレイ」の下にある「サイズ調整して表示可能なサイズに合わせる」または「フルサイズで表示」を選択します。このオプションにより、これまで接続したことのないコンピュータの画面を共有するときのデフォルトの動作が変更されます。現在のサイズ調整を変更するには、「表示」>「サイズ調整をオフにする」または「表示」>「サイズ調整をオンにする」と選択します。
「ディスプレイ」の下にある「画面のスクロール方法」オプションを選択して、ポインタを動かしたときの画面共有ウインドウの動作を指定します。最適なオプションを判断するには、順番にすべてのオプションを選択し、ウインドウ内でポインタを動かしてみてください。
共有画面をすぐに表示するには「品質」の下にある「ネットワーク状況に適応した品質」、共有画面を詳細表示するには「最高品質で画面を表示」を選択します。このオプションにより、これまで接続したことのないコンピュータの画面を共有するときのデフォルトの動作が変更されます。現在のサイズ調整を変更するには、「表示」>「適応品質」または「表示」>「高品質」と選択します。
最良の結果を得るには、自分のMacが高速ネットワークに接続されている場合は、フルサイズで画面を表示し、最高品質で画面を表示します。
Apple IDまたはあなたの連絡先のみを使用してコンピュータに接続しようとしているすべての人と、画面を共有できるようにするには、「ブロックしたユーザ」の下にある「画面共有を許可する相手」ポップアップメニューからオプションを選択します。
特定のApple IDを持つユーザを画面共有からブロックするには、「追加」ボタン()をクリックし、そのユーザのApple IDを入力して、「ブロック」をクリックします。ユーザのブロックを解除するには、リストでそのユーザを選択して、「削除」ボタン()をクリックします。
別のコンピュータの画面を共有している間に表示オプションを設定する
別のMacの画面を共有しているとき、ネットワーク接続および共有している画面のサイズに応じて表示オプションは異なります。
Macで、ネットワーク上の別のMacと画面共有セッションを開始します。
「表示」メニューから次のオプションを設定します:
タブバーを表示: このオプションを使ってタブバーを表示します/非表示にします。
サイズ調整をオンにする/サイズ調整をオフにする: サイズ調整をオンにすると、共有Macの画面全体が画面に表示されます。サイズ調整をオフにすると、共有画面がフルサイズで表示され、共有画面の全体を表示するにはスクロールしなければならないことがあります。
監視モードに切り替え/制御モードに切り替え: 監視モードでは、共有画面を表示することはできても、ポインタの制御や、ウインドウの移動、書類の開閉などの作業はできません。OS X 10.9以降を監視している場合は、クリックしたままにすると画面のポインタのある部分を強調表示できます。制御モードでは、共有画面を制御できます。
適応品質: 自分のMacが低速ネットワークに接続されている場合は、このオプションを使用します。適応品質は、ネットワーク速度によって調整されます。
高品質: 自分のMacが高速ネットワークに接続されていて、最高の解像度が必要である場合は、このオプションを使用します。
ツールバーを表示/ツールバーを非表示: サイズ調整やクリップボードの共有などのオプションボタンが表示されるツールバーの表示または非表示を設定します。
ツールバーをカスタマイズ: ボタンをツールバーの内側に向かってドラッグするか、または外側に向かってドラッグします。
フルスクリーンにする: 画面共有ウインドウが拡大し、画面全体に表示されます。ツールバーとメニューを表示するには、ポインタを画面の上部に移動します。
ディスプレイ: 画面を共有しているMacに複数のディスプレイがある場合は、表示するディスプレイを選択できます。
別のMacとクリップボードの内容を共有する
あるコンピュータの画面を別のコンピュータで共有しているとき、2つのコンピュータのクリップボード間で情報を転送できます。たとえば、以下のことができます:
Macの書類内のテキストやイメージをコピーして、別のMacにある書類にペーストできます。
Macでテキストやイメージを選択して別のMacにドラッグできます。
Webブラウザでリンクをコピーして、別のMacのWebブラウザにペーストできます。
Macの書類内のテキストをコピーして別のMacのデスクトップにドロップし、クリッピングを作成できます。
Macで、ネットワーク上の別のMacと画面共有セッションを開始します。
「編集」>「共有クリップボードを使用」と選択します。
ユニバーサルクリップボードを使って 1つのAppleデバイス上のテキスト、イメージ、写真、ビデオをコピーし、その内容を別のAppleデバイスにペーストすることもできます。
別のコンピュータの画面を共有している間にファイルを送信する
あるコンピュータの画面を別のコンピュータで共有しているとき、2つのコンピュータ間でファイルを転送できます。
Macで、ネットワーク上の別のMacと画面共有セッションを開始します。
ファイルまたはフォルダを選択してから、ファイルをドラッグして画面共有ウインドウの上で放します。