「Ink」環境設定を設定する
Mac にグラフィックタブレットを接続すると、「システム環境設定」に「Ink」環境設定が表示されます。「Ink」環境設定では、「Ink」の使用方法を制御したり、「Ink」ウインドウにアクセスしたりします。
「Ink」環境設定パネルを開くには、アップルメニュー>「システム環境設定」と選択し、「Ink」をクリックして手書き認識をオンにします。
「設定」パネル
自分の手書き | 手書き文字の間隔が狭いか広いかを認識します。 |
すべてのアプリケーションで Ink を許可 | 手書き認識がオンでグラフィックタブレットが接続されている場合、どのアプリケーションでも手書きを利用できるようにします。選択を解除すると、Ink パッドまたは「inkBook」など「Ink」と互換性のあるアプリケーション内でのみ手書きを利用できます。 |
ペンのオプション | 一時停止してマウス操作に切り替える:スタイラスペンをタブレットに押し付けて動かさないでいると、スタイラスペンをマウスとして使うという意思表示になります。 下のボタンを押したままにして Ink と上のボタンを押したままにして Ink:ペンの下のボタンまたは上のボタンを押したままにすると手書きになり、それ以外のときはマウスとして動作します。タブレットの環境設定で「たる」ボタンのアクションを必ずすべてオフにしてください。 タブレット面より上での Ink を許可:タブレット上方の空中で手書きします。この機能を使うには、いずれかのボタン環境設定を選択する必要があります。 |
Ink パッドフォント | Ink パッドで使うフォントを選択します。 「Apple Casual」はお勧めです。手書き認識の際に「Ink」が比較に使用する形状と似ているからです。 |
Ink ウインドウを表示 | 手書き認識をオンにすると、「Ink」ウインドウが自動的に表示されます。 |
メニューバーに Ink を表示 | 「Ink」メニューから「Ink」ウインドウと「Ink」環境設定にすぐにアクセスできます。 |
デフォルトに戻す | 現在の設定をデフォルトの設定で置き換えます。 |
オプション | 手書き認識までの時間:ボタンやコントロールの多いアプリケーションでは、遅延が短いほうが操作しやすいことがあります。遅延を長くすると手書き作業が楽になります。手書き作業が終わらないうちに「Ink」が単語を認識するようであれば、スライダを「長時間」のほうに移動します。 Ink 開始までのペンの移動距離:ペンの位置がわずかに変わっただけなのに「Ink」が手書き認識を開始する場合は、スライダを「長距離」のほうに移動します。 ペンをマウスとして使用するまでの時間:ペンをどれくらいの時間動かさないでいるとマウスとして使用できるようにするかを設定します。 ペンがタブレットから離れたときに手書きを認識:「Ink」で手書き認識が完了すると、テキストまたはグラフィックスが書類に挿入されます。 |
「言語」パネル
言語 | 手書きに通常使う言語です。 |
西欧文字を認識 | アクセント記号など、言語固有の記号を認識します。 |
「ジェスチャー」パネル
ジェスチャー | 手書きを利用するときやよく使う機能を実行するときにショートカットとして使えるジェスチャー、およびそれらのジェスチャーを書く方法が表示されます。使用したくないジェスチャーは、選択を解除します。 |
「単語リスト」パネル
追加/編集/削除 | よく使う特殊な単語を、「Ink」が手書き認識に使用するリストに追加します。 追加した単語を変更したり削除したりします。 |
元に戻す | 現在の単語リストをデフォルトのリストで置き換えます。 |
保存 | 単語リストに加えた変更を保存します。 |