用語集
- Apple Loops
あらかじめ録音されたオーディオファイル(オーディオまたはMIDIリージョン)です。ピッチやテンポの変更および繰り返し再生ができるよう設計されています。GarageBandには、充実したApple Loopsライブラリが含まれており、これらをプロジェクトに追加することができます。「ループブラウザ」でループの検索とプレビューをして、欲しいものをプロジェクトのトラック領域に追加します。ループも参照してください。
- Audio Units(AUs)
macOSにおけるリアルタイムプラグインの標準フォーマットです。Audio Unitプラグインは、オーディオエフェクト、ソフトウェア音源、およびジェネレータに使用できます。AUフォーマットはオペレーティングシステムに組み込まれており、適用可能なすべてのプログラムが、インストールされたAUプラグインを使用できます。GarageBandでは、すべてのAUフォーマットのプラグインがサポートされています。
- bpm
beats per minute(1分当たりの拍数)の略です。曲のテンポを表すのに使用します。テンポも参照してください。
- Clav
鍵盤楽器のクラビコードの略です。クラビコードは、弦を打つのではなく弾いて音を出します。ピアノよりもギターに近い音です。GarageBandのソフトウェア音源には、さまざまなClavサウンドが搭載されています。
- Core Audio
macOSで動作するすべてのMacintoshコンピュータのための、標準化されたオーディオ・ドライバ・システムです。Core AudioはmacOSと一体で、Core Audioと互換性のあるすべてのオーディオインターフェイスへのアクセスを可能にします。GarageBandは、Core Audio準拠のオーディオハードウェアと互換性があります。
- Core MIDI
macOSで動作するすべてのMacコンピュータのための、標準化されたMIDIドライバシステムです。Core MIDIはmacOSと一体であるため、Core MIDI準拠のあらゆるMIDIデバイスを接続することができます。GarageBandは、あらゆるCore MIDI準拠のMIDIハードウェアと互換性があります。
- dB(デシベル)
ボリュームまたは音の大きさを表す方法の1つです。デシベルの尺度における1 dBは、人間の耳で聞くことのできる最少のボリューム変化とおおよそ同じです。
- Drummer
GarageBandで、Drummerトラックを使用してバーチャルなドラマーをプロジェクトに追加できる機能です。ドラマーのパフォーマンスは「Drummerエディタ」で編集できます。
- Drummerエディタ
GarageBandで、バーチャルドラマーの演奏スタイルを変更できるエディタです。プリセットを選択して、キットピースのパターンやフィル設定などの個々の設定を調整します。
- EQ
イコライザまたはイコライゼーションの略です。EQは広く使われているエフェクトで、サウンドの特定の周波数を整えることができます。EQを使用して、トラックまたは曲の質を微妙にも劇的にも変えられます。
- Flanger
元のサウンドよりもわずかに音高を外したものを繰り返し再生し、サウンドに厚みを持たせるエフェクトです。GarageBandには、Flangerエフェクトや、エレクトリックギタートラック用のFlangerストンプボックスエフェクトが搭載されています。
- Flex Time
オーディオリージョンでFlexマーカーを使って、ノートとビートのタイミングを編集する方法です。オーディオエディタで、編集したい波形の特定の部分にFlexマーカーを追加できます。波形の頂点(トランジェントと呼ばれます)をクリックするとFlexマーカーが追加され、このマーカーを使って波形のその部分を移動することで、ビートまたはほかのトラックのイベントにそろえることができます。前のトランジェント、および次のトランジェントにもFlexマーカーが追加されます。オーディオリージョンにFlexマーカーを追加したら、これらのFlexマーカーを使ってオーディオ素材をタイムストレッチ(圧縮または伸長)できます。
- LCD
液晶ディスプレイの略です。LCDは、トラック領域上部のコントロールバーの中央にあります。そこには、再生ヘッドの現在位置と、プロジェクトのテンポ、キーおよび拍子が表示されます。選択しているLCDモードによって、プロジェクトのさまざまな要素を操作できます。
- MIDI
Musical Instrument Digital Interfaceの頭字語です。電子楽器とコンピュータとの通信で使用される標準プロトコルです。GarageBandでは、USBその他のMIDIと互換性のあるキーボードを使用して、ソフトウェア音源を演奏できます。
- Smart Control
選択されたトラックのサウンドを簡単に操作できる一連のオンスクリーンコントロールです。Smart Controlでは、トラックのパラメータと、ソフトウェア音源やエフェクトを含むプラグインのパラメータの両方が操作できます。スクリーンコントロールも参照してください。
- アウトロ
曲の終わりの部分で、フェードアウトしながら何度も繰り返されることが多くあります。
- アレンジメントリージョン
長さ8小節の長方形のセグメントで、プロジェクトに追加することでイントロ、ヴァース、コーラスなどのセクションを作成できます。そして、トラック領域でセクションを移動することで、プロジェクトを素早くアレンジできます。アレンジメントリージョンは、プロジェクトに素材(録音、ループ)を追加した後に別のアレンジを試したい場合に特に便利です。
- アンプ
アンプリファイアーの略で、特にエレクトリックギターのアンプを指します。ギターアンプには、コンボとスタックの2種類があります。GarageBandには、有名なギターアンプのサウンドをシミュレートする、さまざまなアンプのモデルが用意されています。
- イントロ
イントロダクションの略です。曲の始まりの部分で、通常は最初のヴァースの開始点まで続きます。
- エコー
サウンドを時間を遅らせて繰り返し再生するエフェクトで、多くの場合、広い場所でサウンドが鳴っているような印象を与えます。ディレイと呼ばれることもあります。
- エディタ
GarageBandで、トラック領域の特定のトラックの一部が拡大して表示される領域です。トラック領域の下にあるエディタでは、録音とApple Loopsの両方からリージョンを編集できます。エディタの表示項目と使用できる編集内容は、選択されているトラックのタイプ(オーディオトラックまたはソフトウェア音源トラック)によって異なります。
- エフェクト
トラックのサウンドに変更を加えるコンピュータのアルゴリズム(またはハードウェアデバイス)です。ポピュラー音楽では、エフェクトを使用してサウンドごとに特性を持たせることがよくあります。GarageBandには、コンプレッサー、イコライザ(EQ)、エコー、リバーブなどの、さまざまなプロ品質のエフェクトが用意されています。
- オーディオ
サウンド、特に電気信号の形式で録音または転送されるものを指します。GarageBandでは、マイクまたは電気楽器で録音したデータがオーディオリージョンとしてトラック領域に表示されます。
- オーディオインターフェイス
サウンドをコンピュータに取り込んだり取り出したりするためのデバイスです。マイクや楽器などからのアナログ信号は、オーディオインターフェイスでデジタル・オーディオ・データに変換され、コンピュータで処理できるようになります。そして反対に、コンピュータからのデジタル・オーディオ・データはアナログ信号に変換され、スピーカーで再生できるようになります。
- オートメーション
プロジェクトに経時変化を作成できる機能です。GarageBandでは、マスタートラックを含む各トラックにオートメーションカーブが用意されています。オートメーションカーブにオートメーションポイントを追加し、ボリューム、パン、テンポなどの設定を自動化できます。そして、オートメーションポイントをドラッグして、設定値を経時変化させることができます。
- オーバードライブ
ゲインを上げ歪んだサウンドを作り出し、真空管アンプのサウンドをシミュレートするエフェクトです。GarageBandには、任意のトラックに追加できるオーバードライブエフェクトのほか、エレクトリックギタートラックに追加できるオーバードライブ・ストンプボックス・エフェクトも搭載されています。
- オクターブ
あるノートがもう1つのノートの倍または半分のピッチを持っている音程です。1オクターブ離れたノートは同じように聞こえ、スケール上の同じノートと見なされます(A、B、Cなど)。1オクターブ離れた2つのノートの間隔は、半音12個分です。
- カウントイン
録音(または再生)の開始前に何度か鳴らされるメトロノームのビートを指す用語です。カウントインの使用は、録音をタイミングよく開始してプロジェクトのテンポに合わせるために役立ちます。コントロールバーにある「カウントイン」ボタン で、カウントインを操作できます。
- キー
特定のノートまたはピッチで始まるスケール(一連のノート)を指す音楽用語です。そのノートは、スケールのルートまたはトニックと呼ばれます。GarageBandでは、新規プロジェクトの作成時に設定したキーを、作業中にLCDで変更することができます。
- グリッド
トラック領域や、ルーラの中に小節や拍が表示されたエディタにおいて、項目を整列するのに使用できるツールです。グリッドをオンにすると、ループのドラッグ、リージョンの移動とサイズ変更、再生ヘッドの移動、サイクルリージョンの調整、およびオートメーションポイントの移動がトラック領域のグリッドに沿って行われます。
- クリップ、クリッピング
スピーカーなどの機器が明瞭に再生できる最大ボリュームをボリュームレベルが超えてしまったことが原因で起こる、サウンドの歪みです。トラックでクリッピングが起こると、そのトラックのレベルメーター(トラックヘッダにあります)が赤で点灯します。
- グルーブトラック
プロジェクト内のその他のトラックがタイミングを合わせる(同期する)トラックです。プロジェクトを再生すると、ほかのトラックがタイミングを調整し、グルーブトラックのタイミングに合わせます。グルーブトラックにすることができるトラックは、各プロジェクトで1つだけです。
- ゲイン
ボリュームに似ていますが、具体的には電子オーディオ信号レベルの増加を指します。エレクトリックギタートラックでアンプのゲインを調整して、サウンドを軽くクリアにしたり、強くて歪んだものにしたりできます。
- コード
同時に演奏されるノートの組み合わせです。コードにはメジャーとマイナーがあり、セブンス(7th)などのノートを追加することもできます。ソフトウェア音源トラックでコードを演奏すると、コード名がLCDに表示されます。
- コーラス
(1)曲のセクションの一種です。通常はヴァースの間に繰り返されます。(2)エフェクトの一種です。それぞれのタイミングをわずかにずらしたサウンドを繰り返し、いくつかの声または楽器が同時に演奏されているようなサウンドを作成します。
- コントロールバー
トラック領域上部にある横長のツールで、そのコントロールを使用してGarageBandのさまざまな部分を表示したり隠したり、再生を操作したり、プロジェクトの設定を変更したり、その他の機能を実行したりできます。「演奏方法を学ぶ」ウインドウには独自のコントロールバーがあり、レッスンを受けているときに使用するコントロールが含まれています。詳しくは、Mac用GarageBandのメインウインドウを参照してください。
- コンプレッサー
曲またはトラックの音が最も大きい部分と最も小さい部分の差を取り除き、サウンドをより均一にするエフェクトです。コンプレッションで、トラックのサウンドをより密(「パンチー」)にし、ダイナミックレンジの狭い機器で曲を再生したときの音をよくできます。GarageBandでは、各音源トラックおよびマスタートラックにコンプレッサーが用意されています。
- サイクルリージョン
プロジェクトの特定の部分を繰り返しながら複数のテイクを録音するための、定義可能なリージョンです。繰り返し録音したい部分を定義するには、サイクルリージョンをオンにしてから、ルーラの下の領域でそのサイクルリージョンの両端をドラッグします。プロジェクトを録音および再生するとき、再生ヘッドは、サイクルリージョンの終了位置に到達するたびに開始位置に戻ります。
- スクリーンコントロール
トラックのサウンドのさまざまな要素を変更するのに使用するコントロールです。スクリーンコントロールには、何を操作するためのコントロールであるかを示すラベルが付いています。Smart Controlも参照してください。
- スケール
メロディ、一連のコード、または曲全体の基礎を構成する、ノートの集まりを指す音楽用語です。最も一般的なスケールは、メジャースケールとマイナースケールです。GarageBandプロジェクトにキーを設定するときは、使用するスケールをメジャースケールとマイナースケールから選択できます。
- ステレオ
左右別々の出力を持つマイクまたは音源です。単一の出力を持つマイクまたは音源はモノラルです。マイクまたは音源の入力ソースを選択するときは、それらのフォーマット(モノラルまたはステレオ)に一致するソースを選択します。
- ストンプボックス
ギターのエフェクトペダルで、ギタリストの足でボタンを押すことですばやくオンとオフを切り替えられます。GarageBandの各エレクトリックギタートラックには、追加と編集ができる一連のストンプボックスエフェクトが搭載されています。
- ソフトウェア音源
GarageBandでは、USBまたはMIDIキーボードからの録音をソフトウェア音源と呼びます。プロジェクトを再生するときは、コンピュータがプロジェクトのソフトウェア音源のサウンドを生成します。GarageBandに用意されているソフトウェア音源トラックでは、ソフトウェア音源による録音データとループを録音して編集できます。ソフトウェア音源の録音データを示す各リージョンは、MIDIリージョンといいます。
- ダイナミック
(1)サウンドまたはトラックにおける、ボリュームレベルの最低と最高の差です。ダイナミックレンジとも呼ばれます。(2)経時変化です。
- タイミング
ノートなどの音楽的イベントが、曲の小節や拍、または特定の音価にどれくらい合っているかを表します。
- タブ、タブラチュア
楽譜の一種で、ギターのフレットボードなどの指の位置を演奏者に示したものです。GarageBandのギターレッスンでは、ノートやコードをタブまたは通常の楽譜で表示できます。
- チューニング、チューナー
ギターのヘッドストックにあるチューニングペグを調整し、参照している標準ピッチ(A = 440Hzを基準にしたもの)に合わせることです。GarageBandには、プロジェクト作業中やレッスン中にギターを視覚的にチューニングできるチューナーが付属しています。
- テイク
曲の同じセクションまたは部分の録音データのうち1つを指します。ミュージシャンの多くは数テイクを連続で録音してから、気に入ったものを1つ選んだり、各テイクの良い部分を編集してコンポジットテイク、つまり「コンプ」としてまとめたりします。サイクルリージョンを使用すると、複数のテイクを録音して、その中から使用したいものを選ぶことができます。
- テンポ
曲においてリズムの拍が発生する速度またはレートで、bpm(1分当たりの拍数)単位で表されます。新しいプロジェクトを作成するときは、プロジェクトセレクタでテンポを設定できます。
- トラック
音楽を管理し、プロジェクト内の録音、ループ、その他の素材のサウンドを操作するための、トラック領域の各行です。トラックでは、ボイス、音源、その他のサウンドを録音したり、録音データ、ループ、その他の素材から作成されたリージョンをアレンジしたりします。GarageBandプロジェクトで使用できるトラックは、オーディオトラック、ソフトウェア音源トラック、エレクトリックギタートラックの3種類です。
- トラックヘッダ
各トラックにある領域で、トラック名とアイコンが表示されます。トラックヘッダにはコントロールもついており、そのトラックのミュート、ソロ、およびロックの設定、ボリュームレベルとパンポジションの設定、およびレベルの確認ができます。
- トラック領域
GarageBandウインドウのメインの部分です。トラック領域では時間の流れが左から右に視覚的に表されています。トラック領域でトラックにループや録音データなどの素材を追加することで、プロジェクトを構築します。トラック領域の開始から終了までは各トラックが横方向に続いており、プロジェクトの音源のサウンドを管理したり操作したりできます。
- トランスポーズ
リージョン、トラック、またはプロジェクトのピッチを変更し、別のキーで演奏させることです。トラックのリージョンをトランスポーズするには、エディタの「Pitch」スライダを使用します。プロジェクトの全体または一部をトランスポーズするには、マスターピッチのオートメーションカーブを使用します。
- ノート
サウンドのピッチまたは周波数を指す音楽用語です。メジャースケールやマイナースケールといった最も一般的なスケールは、AからGの7つのノートで構成されています。クロマチックスケールは12のノートで構成されています。
- パッチ
トラックのサウンドを制御する要素で、音源、エフェクト、およびルーティング設定が含まれます。「ライブラリ」でパッチを選択すると、選択中のトラックにこれらの設定が適用されます。ライブラリも参照してください。
- パン
パノラマの略です。ステレオ音場における、左右のスピーカー間のサウンドの位置です。トラックのパンポジションは、サウンドが聞こえる方向を感じさせるのに役立ちます。音源トラックのパンポジションの調整には、トラックヘッダにある「パン」ノブを使用します。
- ピッチ
サウンドの知覚上の高さや低さです。音楽では、サウンドのピッチを音符で表します。科学的には、ピッチはサウンドの周波数に対応しており、通常はサイクル毎秒で表されます。
- ファズ
強いタイプの歪みです。一般的にはエレクトリックギタートラックに追加して、音質を厚く荒いものにします。GarageBandには、エレクトリックギタートラックで使用できるFuzz Machineストンプボックスエフェクトが搭載されています。
- フィルタ
サウンドの特定の周波数だけが通過でき、ほかの周波数はブロック(「フィルタ」)または弱められるエフェクトです。GarageBandには、さまざまなEQフィルタのほか、AutoFilterエフェクトも用意されています。
- フェイザー
元のサウンドよりもわずかに位相を外したものを繰り返し再生するエフェクトです。フェイザーは、ジェット機が通り過ぎる音に似た特徴的な「シュー」という音を生み出します。GarageBandには、フェイザーエフェクトと、エレクトリックギタートラック用のフェイザー・ストンプボックス・エフェクトが搭載されています。
- フェードアウト
フェードアウトは、トラックまたは曲のボリュームを徐々に下げて無音にすることで、一般的に曲の最後に使用されます。GarageBandでは、自動フェードアウトをトラックに追加したり、フェードインやフェードアウトを「ボリューム」オートメーションカーブに手動で追加したりできます。
- プロジェクトセレクタ
GarageBandプロジェクトを作成したり開いたりする領域です。GarageBandを開くとプロジェクトセレクタが開き、すばやく最近使ったプロジェクトを開いたりテンプレートから新規プロジェクトを作成したりできます。プロジェクトセレクタでは、さまざまなプロジェクトタイプを選択できます。プロジェクトセレクタから「演奏方法を学ぶ」を選択して、レッスンストアからレッスンの閲覧、プレビューおよびダウンロードをすることもできます。
- ベロシティ
USB(またはMIDI)キーボードのキーを押している強さを表します。ソフトウェア音源のノートを高いベロシティで演奏すると、低いベロシティで演奏されたときとは異なって聞こえます。
- ボリューム
サウンドの知覚上の大きさで、デシベル単位で表されます。GarageBandでは、プロジェクト全体のボリュームを「マスターボリューム」スライダで、トラックごとのボリュームをトラックヘッダの「ボリューム」スライダで操作できます。
- マスタートラック
プロジェクト全体のサウンドを操作するトラックです。トラック領域にマスタートラックを表示し、そこでマスターボリューム、マスターピッチ、およびマスターテンポのオートメーションカーブを編集できます。マスタートラックへのエフェクトの追加および編集は、「Smart Control」パネルの「マスタートラック」ボタンからできます。
- ミックス、ミキシング
曲の部分どうしを混ぜ合わせ、全体として1つにすることです。曲をミックスするには、トラックどうしの相対的なボリュームを調整したり、トラックのパンをステレオ音場上の別の位置に振ったり、エフェクトを追加したり、マスタートラックに変更を加えたりします。オートメーションを使用して、曲の別々の部分に違ったミックスをすることもできます。
- ムービートラック
ムービーのフレームをサムネール表示するトラックです。表示されるフレームの数は、トラック領域の拡大/縮小レベルによって異なります。フレームはすべて左寄せで表示されますが、最後のフレームだけは右寄せで表示されます。
- メトロノーム
音楽の拍などといった所定の時間の間隔をカチカチという音で刻むデバイスです。GarageBandでは、プロジェクトの録音や再生にメトロノームを使用します。再生の1小節前でカウントインを開始することもできます。
- モニタ、モニタリング
GarageBandで、トラックの入力に接続された音源またはマイクを聞きながら演奏または録音することです。特にヘッドフォンではなくコンピュータのスピーカーを使用している場合など、状況によってはモニタリングをオフにしてフィードバックを避ける必要があります。
- モノラル
単一の出力を持つマイクまたは音源(エレクトリックギターなど)です。右と左の出力を持つマイクまたは音源はステレオです。マイクまたは音源の入力ソースを選択するときは、それらのフォーマット(モノラルまたはステレオ)に一致するソースを選択します。
- ライブラリ
GarageBandのトラック領域の左にある領域で、選択されているトラックに対するパッチの閲覧と選択ができます。パッチも参照してください。
- リージョン
トラック領域の長方形のセグメントで、録音、ループ、および読み込まれたメディアファイルを表します。音源を録音したりループをトラック領域にドラッグするたびに、録音した音楽やループ中の音楽を含むリージョンが作成されます。リージョンにはさまざまなタイプがあり、異なる色でトラック領域に表示されます。トラック領域でリージョンを選択して、コピーとペースト、ループ化、サイズ変更、分割と結合、トランスポーズ、名前の変更などさまざまな方法で編集できます。
- リバーブ
リバーベレーションの略です。わずかにタイミングとボリュームレベルをばらつかせてサウンドのコピーを再生し、異なる音響空間のサウンドを再現するエフェクトです。GarageBandの各トラックにはマスターリバーブエフェクトが用意されており、さまざまな設定のリバーブエフェクトをトラックに追加できます。
- リミックス
ある曲に素材の追加と削除やエフェクトの変更などといった編集を加え、元とは明確に違う新しいバージョンの曲を作成することです。
- ループ
(1)あらかじめ録音され、繰り返し再生ができるよう設計されたオーディオまたはMIDIリージョンです。(2)リージョンをコピーまたは複製して、複数回繰り返すことです。Apple Loopsも参照してください。
- ループブラウザ
GarageBandで、ループを音源、ジャンル、または欲しいフィーリングから検索し、プレビューし、プロジェクトに追加できる領域です。ループブラウザの表示には、カラム表示とボタン表示の2つがあります。ループブラウザを自分の作業方法に合わせてカスタマイズすることもできます。ループブラウザを開くとトラック領域の右に表示されます。
- ルーラ
トラックエリアの最上部を横方向に移動するツールで、時間区分を小節と拍または分と秒で表示します。
- ロック(トラック)
誤ってトラックに変更を加えるのを防ぐために使用する機能です。トラックがロックされている間は、そのトラックの録音、編集、および新しいリージョンの作成ができません。トラックのロック/ロック解除を切り替えるには、各トラックヘッダにあるロックボタン を使用します。
- 楽譜
音楽を視覚的に表したもので、音符、休符、小節などの音楽記号が表示されます。GarageBandのエディタにはスコア表示が用意されており、ソフトウェア音源トラックを音楽記号で表示できます。
- 再生ヘッド
トラック領域にある縦のラインで、プロジェクトの再生中の部分や、「再生」ボタン をクリックしたときに再生が開始する位置を示しています。再生ヘッドはトラック領域の最上部から最下部まで続いています。再生ヘッド上部の三角形は、ルーラ上での現在位置を示しています。
- 小節
拍の集まりの標準的なもので、音楽においては、より大きなリズムの刻みとして認識されます。プロジェクトの拍子には、各小節の拍数と、各拍の音価が示されています。楽譜では、縦の線が小節の区切りです。
- 入力ソース
GarageBandでマイクやエレクトリックギターなどの電気楽器の音を聞くために選択が必要な設定です。入力ソースは、オーディオトラックを追加したときに設定できます。
- 拍
音楽における、標準的で繰り返されるリズムの刻みです。プロジェクトの拍子には、各小節の拍数と、各拍の音価が示されています。小節も参照してください。
- 拍子
小節と拍で区分される音楽的時間を定義する音楽用語です。各GarageBandプロジェクトには拍子があります。2つの数字で構成されており、分数のように見えます。前の数字は、1小節に含まれる拍の数を示します。後の数字は、拍の値(1拍と数えられる音の長さ)を示します。
- 半音
2つのノートの間の最も狭い距離または間隔です。それよりも大きな距離は半音の数で表されます。各オクターブの間隔は、半音12個分です。
- 歪み、ディストーション
(1)荒々しく鋭いサウンドで、スピーカーなどの機器が明瞭に再生できる最大ボリュームをボリュームレベルが超えてしまったことが原因で起こります。(2)エフェクトの一種で、荒い大きな音にするのに使用します。オーバードライブと似ています。