ミラーリングされたRAIDセット

ミラーリングされたRAID(Redundant Array of Independent Disks)セットは、ディスク障害からデータを保護するのに役立ちます。データが複数のディスクに同時に書き込まれるため、ディスクのいずれかに障害があるか、接続が解除されている場合でも、Macはほかのディスクからデータにアクセスできます。接続を解除したディスクを再接続すると、バックグラウンドでディスクが再構築され、最新のデータが取り込まれます。

ホットスペアと呼ばれるスペアディスクをセットに追加できます。ホットスペアには、もう一方のディスクに障害が起きた場合または接続が解除されている場合にだけ書き込まれます。ディスクに障害が起きた場合や、接続が解除されている場合は、RAIDセットによってホットスペアのいずれかが再構築され、最新のデータが取り込まれます。RAIDセットによってホットスペアに置き換えられたディスクに再接続した場合は、そのディスクはホットスペアとして扱われます。

ホットスペアディスクが自動的に再構築されるようにRAIDセットを設定する方法と、手動で再構築する方法があります。

ミラーリングされたRAIDセットを使用している場合でも、データを定期的にバックアップする必要があります。ミラーリングによって一部のハードウェアの障害からは保護されますが、ユーザによるミスやソフトウェアの破壊から保護されるわけではありません。ファイルを削除すると、ミラーからも同様に削除されます。ソフトウェアによってファイルが破壊された場合には、ミラー上でも同様に破壊されます。