Mac OS 7.x - 9.x: 起動時に起こる問題のトラブルシューティング

(この情報は、こちらの記事を翻訳したものです。日本での使用環境、状況とは異なる場合があります。)

この記事では、起動時に起こる典型的な問題を説明し、フロッピーディスクド ライブ搭載モデルの Macintosh で発生する問題に対する対応策のリストを提供します。

注記:Mac OS X の起動時の問題については、次の記事 (106464) を参照してください:Mac OS X: 起動時のトラブルシューティング

現象:
Macintosh 起動時に問題が発生した場合は以下の表を使って、問題の原因をつきとめてください。詳しくは「手順」欄に従ってください。「結果」欄に発生する可能性のあ る問題が示されている場合は、「方法」欄にトラブルシューティングの方法(表の下にあります)のいずれかの項目が示されています。各項目では、どのように 問題を解決するかを説明しています。

トラブルシューティングの表を使用して、原因を追求し、解決可能な問題点には、次のようなものがあります:

  • システムが起動時または使用中にハングアップする
  • 起動時にフロッピーディスクの上に点滅する”?”マークが表示される
  • 起動時にサッドマック(SadMac) が表示される


重要:トラブルシューティングを行う前に、必ず重要なデータのバックアップを行ってください。

この記事はアーカイブ済みで、これ以上更新されることはありません。

トラブルシューティングの表

 

 

ステップ

 

手順

 

結果

 

方法

 

1
機能拡張を使用停止にする ? シフトキーを押しながらコンピュータを再起動してください 機能拡張を読み込まないで起動できた場合は、機能拡張がコンフリクトを起こしている可能性があります。もしそうでなければ、ステップ 2 にすすんでください。 機能拡張のトラブルシューティングを参照ください

 

2
ディスクツールからブートします ? ディスクツールフロッピーまたは起動用 CD からブートして、Macintoshを再起動してください フロッピーディスクまたは CD からは再起動できる場合は、システムソフトウェアが壊れている、またはハードドライブに問題がある可能性があります。ステップ 5 に進んでください。もしそうでなければ、ステップ 3 に進んでください。 ディスクツールを参照ください

 

3
外部装置を取り外す ? (SCSI 装置、プリンタ、ネットワークケーブル、追加モニタなどのような)すべての外部装置を取りはずしてください 外部装置をはずした状態で起動できた場合は、SCSI ドライバが旧式である、SCSI ID が重複している、またはソフトウェアがコンフリクトしている可能性があります。もしそうでなければ、ステップ 4 に進んでください。 周辺機器のトラブルシューティングを参照ください

 

4
PRAM をリセットする ? command + option + p + r キーを押しながら起動して、マシンのポート、周辺装置、Finder 、ネットワーク設定の情報をクリアします。 PRAM をリセットした後で、起動できるような場合は、パラメタ RAM の情報が壊れている可能性があります。もしそうでなければ、ステップ 8 に進んでください。 PRAM にはどのような情報が入っていますか?を参照ください
5
ハードディスクドライバソフトウェアを更新してください。 ハードディスクドライバの再インストール後に起動できた場合は、ハードディスクドライバが使用できなくなっている、または壊れている可能性があります。コンピュータが正しく起動できない場合は、ステップ 6 に進んでください。 Apple HDSC Setup またはドライブ設定のいずれかを使って、ハードディスクドライバを再インストールしてください。
6
システムの新規インストールを行う ? Knowledge Base の手順に従ってシステムソフトウェアの新規インストールを行ってください。 新規インストール後に起動できた場合は、システムフォルダのファイルが壊れていた可能性があります。もしそうでなければ、ステップ 7 に進んでください。 新規インストールの途中で作成した古いシステムフォルダから、注意深く、必要となるフォント、機能拡張やコントロールパネルを探して、それらが存在していたフォルダに戻してください。
7
その他の手段:
- 他のディスクユーティリティを試してください

- ドライブを再フォーマットし、最新のバックアップデータから復元してください

- ご使用になっているハードウェア、またはソフトウェアの開発元・販売元へご相談ください。
これまでの手順を試みた後に起動できた場合は、問題はうまく修正されており、ご使用の Macintosh は動作可能な状態になっています。 再び問題が発生する場合に備えて、定期的にバックアップを取っておいてください。(このステップで復元したバックアップを破壊しないように注意してください。)
8
最終ステップ: まだ起動できない場合は、ハードウェアに何らかの問題が起きているおそれがあります。 お近くのサービスプロバイダへご相談の上、問題点を見つけだして修正してください。


トラブルシューティングの方法
トラブルシューティングの表の手順や方法は、ファイルが壊れたり、無くなってしまったりするような問 題から、機能拡張の非互換性、USB の問題、および SCSI ターミネートの問題まで、一般的な問題を解決するのに役立ちます。他社製周辺装置またはソフトウェアをご利用になっている場合は、各開発元・販売元からの 指示が、ここで説明している一般的な方法とは違う場合があります。その場合は、各社からの指示に従ってください。

重要:事前の対策として、データを失う危険性を最小限にするため、定期的に重要なファイルのバックアップを行ってください。


機能拡張のトラブルシューティング
機能拡張はシステム起動時にメモリに読み込まれ、オペレーティングシステム(OS)の機能を補強 したり、変更したりします。機能拡張が、ご使用になっているシステムソフトウェアのバージョンと互換性がない時やお互いにコンフリクトを起こしている時 は、予測できない結果をひき起こすことになります。

機能拡張(かつて INIT とも呼ばれていました)は通常、システムフォルダの中の機能拡張フォルダまたはコントロールパネルフォルダの中にあります。システムフォルダのルートレベ ルにあることもあります。システム起動時にメモリに読み込まれた機能拡張は、そのアイコンが起動画面の下の方に表示されていきます。
機能拡張のトラブルシューティングを行うには、次の手順に従ってください:

    1.Welcome to Macintosh のメッセージが表示されるまで Shift キーを押し続けたまま、再起動してください? 機能拡張使用停止。次に Shift キーを放します。もし問題なく起動できたら、どの機能拡張が問題の原因となっているかを確認するために、以下の手順を続けてください。

    2.漢字Talk 7 から 7.1.2 までのバージョンをご利用の場合は:

     

      1. 機能拡張フォルダ、コントロールパネルフォルダ、システムフォルダのルートレベルをチェックして、アップル製でないセレクタ、システム機能拡張、コントロールパネル(ウイルスプロテクション、スクリーンセーバ、圧縮ユーティリティなど)がないか調べてください。

      2. システムフォルダの外にこれらをドラッグしてください(これらのファイル用に「使用不能な機能拡張」という名前の新しいフォルダを作ってください)。

      3. 再起動してください。もし問題なく起動できたら、問題となる機能拡張ファイルを削除することに成功しました。ステップ 4 に進んでください。 または、もう一度システムフォルダを調べて、見落としがないか確認してください。

      4. 取り除いた機能拡張のうち、どれが問題を起こしていたか調べるために、システムフォルダのアイコンに一つずつ機能拡張をドラッグします。機能拡張は、シス テムにより適切な場所に置かれます。ひとつの機能拡張ファイルを追加するごとに再起動してください。再び起動できなくなったら、システムフォルダに最後に ドラッグした機能拡張が原因だとわかります。その機能拡張ファイルをシステムフォルダから取り除いて、再起動してください。問題の原因となった機能拡張の バージョンの互換性をチェックしてください。オリジナルソフトウェアから再インストールするか、またはソフトウェアのベンダーにご連絡ください。


    3. 漢字Talk 7.5.x またはそれ以降をご利用になっている場合:

      1. スペースバーを押したまま Macintosh を再起動し、機能拡張マネージャコントロールパネルが表示されたら、スペースバーを放します。

      2. 機能拡張マネージャの編集メニューから「すべてを使用停止する」を選択します。

      - 左上のクローズ・ボックスをクリックして、機能拡張マネージャウインドウを閉じてください。

      3. 起動できるか確認してください。起動できた場合は、機能拡張コンフリクトが問題です。ステップ 4 に進んでください。起動できない場合は、クリーンインストールの手順に進んでください。

      4. スペースバーを押したまま Macintosh を再起動し、機能拡張マネージャコントロールパネルが表示されたら、スペースバーを放します。テストする項目のチェックボックスをクリックしてチェック マークを付け、機能拡張とコントロールパネルのグループを作成してください。左上のクローズ・ボックスをクリックして、機能拡張マネージャコントロールパ ネルを閉じてください。起動できるか確認してください。

      5. 起動しなくなるという障害が再現し、ひとつの機能拡張あるいは機能拡張のグループのコンフリクトを見つけだすまで、ステップ 4 を繰り返してください。コンフリクトを起こしている項目のバージョンや互換性を確認してください。 オリジナルのフロッピーから再インストールするか、またはソフトウェアのベンダーにご連絡ください。


    4.どうしても原因となる機能拡張を見つけだせない場合は、技術情報ライブラリ (TIL) 情報の該当する記事に解説された手順に従って、アンインストールやクリーンインストールを行ってください。


ディスクツールを使う
システムソフトウェアに付属するディスクツールディスク、または起動用 CD は、システムフォルダ、Disk First Aid と、もう一つはお使いになっているシステムソフトウェアのバージョンによりますが、次のユーティリティのうちのひとつを含みます:

  • Apple HD SC Setup
  • Apple Internal HD Format
  • ドライブ設定

ハードドライブから Macintosh を起動できない場合は、ご使用のディスクツールディスク、または起動用 CD から起動してください。この方法により、ハードドライブ(起動ドライブに設定されていて、修復作業ができない)上のどんな問題でも修復することができま す。起動ディスクアイコンは右上隅に表示され、ハードディスクアイコンはその下に表示されるはずです。


Disk First Aid
Disk First Aid を使って、内蔵ハードディスクのディレクトリに問題がないかチェックしてください。Disk First Aid を起動して、調べたいハードドライブのドライブアイコンを選択し「検証」をクリックしてください。(Disk First Aid の旧バージョンでは、内蔵ハードディスクが選択されるまで「ドライブ」をクリックし、それから「開く」と「開始」をクリックします)

Disk First Aid で修復できない問題を見つけた場合は、問題を修復するために他社製ディスクユーティリティを試してみてください。それでもディスクを修復できない場合は、 ディスクを再フォーマットする必要があります。再フォーマットする前には必ずデータのバックアップがあることを確認してください。バックアップがない場合 は、ハードディスク修復を専門に扱うサービスプロバイダにドライブを持ち込むことをお勧めします。


Apple HD SC Setup
Apple HD SC Setup は、アップルのハードディスク用のディスクフォーマット・ユーティリティです。Macintosh に他社製のハードディスクをお使いになっている場合は、Apple HD SC Setup を起動すると、ドライブ選択に失敗しましたというメッセージが表示されます。この場合、ドライブに付属する他社製のディスクフォーマットユーティリティを 使うか、またはドライブのベンダーにご連絡ください。アップルのハードディスクで Apple HD SC Setup を使うには、ユーティリティを始動して、「更新」ボタンをクリックすれば、ハードディスクドライバが再インストールされます。また「テスト」ボタンでハー ドディスクのテストをしたり、「初期化」ボタンで再フォーマットすることができます。


Internal HD Format
Internal HD Format は、 Macintosh LC 630 シリーズ(または Performa 630)とPower Macintosh 5200/5300(あるいは Performa 5200/5300)シリーズで使用されているIDE ハードドライブの再フォーマットができます。


ドライブ設定
ドライブ設定は、SCSI ハードドライブ、IDE ハードドライブやいくつかの他社製のリムーバブルハードドライブのテスト、パーティション作成、再フォーマットができます。ドライブ設定は、Power Macintosh、または 68LC040 プロセッサと IDE ハードドライブを搭載している機種でのみ使用できます。

注:初期化すると、ハードディスク上のすべてのデータは消去されます。初期化する前には必ず、バックアップがあることを確認してください。


周辺機器のトラブルシューティング
周辺機器を取り外すと問題を回避できるような場合には、以下のガイドラインに従って確認を行ってください:

SCSI 装置
Macintosh に接続している SCSI 装置がある場合は、インストール時に各社の接続手順に従ったかどうかを確認してください。特に、以下について調べてください:

  • ターミネート ? SCSI チェーンの最初と最後の装置にはターミネータを設定しなくてはなりません。(もしお使いになっているなら)内蔵ハードディスクは、SCSI チェーンの初めにあり、ターミネート抵抗があるはずです。同様に、SCSI チェーンの最後にある装置はターミネートしなければなりません。装置に付属するマニュアルをチェックして、内蔵のターミネータがついているかどうか調べて ください。もし付いていなければ、最後の装置は外部のターミネータが必要です。SCSI チェーンの間にある装置にはターミネータを付けてはいけません。もう一度、マニュアルをご確認するか、各開発元・販売元へお問い合わせください。

     

  • 個別な SCSI ID ? SCSI チェーンのそれぞれの装置には、0 から 7 までの個別の ID 番号が必要です。ID 0 は一般に内蔵ハードディスクに使われます。ID 7 は Macintosh それ自身のために予約されています。ご使用の Macintosh に SCSI 接続の内蔵 CD-ROM ドライブが搭載されている場合は、通常 SCSI ID 3 に、また内蔵 Zip ドライブ搭載機種の場合には通常 SCSI ID 5 がそれぞれ設定されています。従って、外部の装置に利用できる ID 番号は、1, 2, 4, 6(1, 2, 4, 5, 6) になります。装置に付属するマニュアルを調べて、ID 番号の設定を決めてください。

     

  • 高品質の SCSI ケーブル ? 高品質のケーブルを使ってください。できるだけ短いケーブルをご使用ください(約 1 m 以下)。2 個以上の外部 SCSI 装置を接続する場合は、同じメーカーのケーブルを使用してください。

     

  • 起動方法 ? 外部 SCSI 装置は、 Macintosh を起動する前に 1 台づつ電源を入れてください。終了する際は、最初に Macintosh をシステム終了してください。一旦 Macintosh の電源を落としてから(画面が暗くなる、または電源を落として問題がないと言うダイアログ・ボックスが表示される)それぞれの装置の電源を切ってくださ い。どれかの装置に電源が入ったままの状態で、SCSI ケーブルを接続したり、切り離したりしてはいけません。装置の販売元・開発元が特にマニュアルで定めていない限りは、SCSI 装置の電源を入れない状態のままで Macintosh を起動してはいけません。


USB (Universal Serial Bus) デバイス
マウス、キーボード、プリンタ、ドライブなどの USB デバイスが接続されていて起動時に問題が起きる場合は、まず最初に、それぞれの接続が正しく行われているかを確認してください。次に、コンピュータがふた つ以上の USB ポートを搭載しているなら、もう 1 つの USB ポートを試みてください。まだ問題が解決されない場合は、ご使用の装置の開発元、販売元にご連絡ください。


ネットワーク接続
ネットワークコネクタ(LocalTalk コネクタボックス等)を接続している状態で、起動時に問題が発生する場合は、ネットワーク上に、またはコネクタ自体に問題がある可能性があります。まず、 動作確認済のコネクタと交換してみてください。問題が解決できない場合は、ネットワーク管理者にご相談ください。


ADB (Apple Desktop Bus) 装置
マウスまたはキーボードのような ADB 装置を接続している状態で、起動時に問題が発生する場合は、まず最初に接続が正しく行われているかを確認してください。もしご使用の Macintosh がふたつ以上の ADB ポートを搭載しているなら、もう 1 つの ADB ポートを試みてください。まだ問題が解決されない場合は、ご使用の装置の開発元・販売元にご連絡ください。


PRAM にはどのような情報が入っていますか?
パラメータ RAM(PRAM)は、小さい記憶容量のメモリで、コンピュータの電源が入ってない時でも、持っている情報を維持するために絶えずリチウム電池によって電 力を供給されています。PRAM は次のような情報を維持します:背景色、デフォルトビデオ選択、ネットワーク情報、シリアルポート情報とデフォルト強調表示色

トラブルの原因となっている PRAM についての詳細情報がわからなくても、PRAM の情報をリセットすることが、トラブルシューティングの有効な手段であることがあります。特にシリアル装置がマシンに接続されているときや、ネットワーク ソフトウェアを使用しているときに有効です。

PRAM をリセットした後では、以前に使用していた環境は少し変わっているかもしれません。好みに合わせて「再度カスタマイズ」してください。PRAMをリセット すると、Macintosh は工場出荷時の初期設定に戻ります。そのため以前にカスタマイズしたもの(背景や強調表示色等)すべてがリセットされます。警告音は変えられてしまうかも しれないし、AppleTalk はオフにされてしまう可能性が高いのです。必要に応じて各コントロールパネルの設定を PRAM がリセットされる前の状態に戻してください。

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