OS X Mavericks:アクティビティモニタについて

アクティビティモニタを使って、プロセス (アプリケーションおよびバックグラウンドプロセス) が Mac 上のリソースをどのように使っているのか (プロセッサ、メモリ、ディスク、ネットワーク、およびエネルギーの消費量など) を把握できます。

アクティビティモニタ

アクティビティモニタでは、Mac 上のプロセスと使用中のリソースに関する情報を確認できます。アクティビティモニタウインドウのタブごとに、違うテーマに基づく情報が表示されます。

CPU、ディスク、およびネットワーク

ウインドウ上部付近にある「CPU」「ディスク」または「ネットワーク」を選択して、実行中のプロセスの CPU、ディスク、またはネットワークの使用量を確認します。これらのカテゴリには、以前のバージョンのアクティビティモニタと同様の情報が表示されますが、現在のバージョンでは、ディスクやネットワークの使用量がプロセスごとに表示されるようになっています。ご利用環境のインターネット接続でダウンロード可能なデータ量が制限されている場合、もっともダウンロード量の多いプロセスがどれかを判断するには、「ネットワーク」をクリックしてから、「受信バイト数」列の見出しをクリックして、この列に基づいて並べ替えます。

表示するプロセスをコントロールする

「表示」メニューから次のいずれかを選択して、アクティビティモニタに表示するプロセスの種類を指定できます。

  • 「すべてのプロセス」
  • 「すべてのプロセス (階層表示)」
  • 「自分のプロセス」「システムプロセス」
  • 「ほかのユーザのプロセス」「動作中のプロセス」
  • 「停止中のプロセス」「ウインドウのあるプロセス」
  • 「選択されたプロセス」
  • 「過去 8 時間のアプリケーション」

アクティビティモニタのカテゴリ (CPU、メモリ、エネルギー、ディスク、およびネットワーク) ごとに、表示するプロセスの種類を変えることができます。「表示」メニューで現在選択されている項目の名前が、「アクティビティモニタ」ウインドウ上部にあるタイトルに表示されます。

メモリ

「アクティビティモニタ」ウインドウ上部付近にある「メモリ」をクリックして、システムメモリ使用量を表示し、実行中のプロセスによって使用されているメモリの容量を確認します。この「メモリ」カテゴリは、以前のバージョンのアクティビティモニタでは「システムメモリ」カテゴリになっていました。 

以前のバージョンのアクティビティモニタの「空き」「固定中」「現在使用中」「現在非使用中」および「使用済み」のメモリ統計量は、Mavericks では読み取りやすい「メモリプレッシャー」グラフに代わっています。

メモリプレッシャーは、色分けして表示されます。

  • 緑色 – RAM メモリリソースが利用可能です。
  • オレンジ色 – RAM メモリリソースに負荷がかかっています。
  • 赤色 – RAM メモリリソースが不足し、OS X ではメモリの代わりにドライブを使っています。

ヒント:赤色になっている場合は、アプリケーションを終了することで RAM を解放できます。RAM を増設して、メモリ不足を解消できる場合もあります。

グラフは右から左に推移し、最新のメモリサンプルはグラフの右端に表示されます。以前のサンプルは、グラフが更新されると左に移動します。上の例では、Mac の RAM メモリは、以前は負荷が高く (オレンジ色)、一時メモリ不足状態 (赤色) になりましたが、現在は使用できるようになっています (緑色)。 

「メモリ」パネルには、そのほかに次のような詳細情報が表示されます。

  • 物理メモリ:取り付けられている RAM の容量。
  • 使用済みメモリ:使用中であり、その時点ではほかのアプリケーションに利用できない RAM の容量。
  • 仮想メモリ:アプリケーションによって要求されるメモリマッピングの容量。これは実際の RAM リソースの消費量ではありません。この容量はアプリケーションの作成者によって決定されます。
  • スワップ使用領域:RAM との未使用ファイルの交換に使用されるドライブ上の領域。アクティビティがいくつか表示されますが、これは正常な動作です。RAM リソースが不足しているわけではありません。一方、メモリプレッシャーが赤色で表示されているときは、RAM リソースが不足しています。
  • アプリケーションメモリ:アプリケーションによって使用されている領域の容量。
  • 確保されているメモリ:ディスクにキャッシュできないため、RAM 内に留まっているメモリ。このメモリは、ほかのアプリケーションが使用することはできません。
  • 圧縮:RAM 内の圧縮されているメモリの容量。圧縮されていると、ほかのアプリケーションで利用できる RAM リソースが増えます。
  • ファイルキャッシュ:アプリケーションによる使用が可能とマーク付けされた RAM 内の領域。ここには、最近使ったファイルが格納されています。

ファイルキャッシュの機能の例として、メールを使った後に終了すると、メールが使用していた RAM が「ファイルキャッシュ」としてマーク付けされます。これにより、この RAM は別のアプリケーションでも利用できるようになります。ファイルキャッシュが別のアプリケーションによって使用される (上書きされる) 前に再びメールを開くと、ドライブからメールのすべてのコンテンツを読み込む代わりに、ファイルキャッシュメモリがアプリケーションメモリに戻されるため、メールの起動が速くなります。

エネルギー

「アクティビティモニタ」ウインドウ上部付近にある「エネルギー」をクリックして、開いているアプリケーションとバックグラウンドプロセスによって消費されているエネルギー量を確認します。エネルギー消費量によって、Mac で使っているエネルギーの総量や、ポータブル Mac を電源アダプタに接続しないで操作できる時間が変わってきます。

アクティビティモニタの「エネルギー」

エネルギー影響

ウインドウ下部に表示される「エネルギー影響」は、一定期間にすべてのプロセスによって使用されるエネルギーの総量を示しています。個別のプロセスで使用されているエネルギー量を判断するには、各プロセス名の隣の「エネルギー影響」列に表示される数字を確認します。「エネルギー影響」の数字が小さいほど、プロセスが現在使用している電力が少なくなります。アプリケーション名の左に三角形が表示されている場合は、そのアプリケーションに複数のプロセスがあることを示しています。三角形をクリックして、そのアプリケーションに含まれるプロセスの詳細を表示します。

平均エネルギー影響

「平均エネルギー影響」列には、各プロセスの過去 8 時間または最後に Mac を起動してから (いずれか短い方) の「エネルギー影響」の平均が表示されます。名前がグレイで表示されているプロセスは、現在開かれていませんが、それらのプロセスのこれまでの「エネルギー影響」の平均を確認することができます。お使いのポータブル Mac のバッテリー駆動時間が通常より短いと思われる場合は、「平均エネルギー影響」列の見出しをクリックして、この列に基づいて並べ替えることができます。平均エネルギー影響が最高のプロセスが、もっとも電力を消費しているので、必要ない場合は、これらのプロセスを終了することができます。または、アプリケーションで何も実行されていないようなのに「エネルギー影響」が高いままの場合は、アプリケーションの開発者にお問い合わせください。

App Nap

OS X Mavericks には App Nap と呼ばれるテクノロジーが搭載されています。App Nap に対応したアプリケーションでは、開いていても使われていなければ消費エネルギーを最小限に抑えることが可能です。たとえば、アプリケーションがデスクトップで開いていて、デスクトップが現在表示されていない場合や、アプリケーションがほかのウインドウの下に隠れている場合は、App Nap が使われることがあります。「アクティビティモニタ」ウインドウのアプリケーション名の隣の「App Nap」列で、アプリケーションが現在 App Nap を使っているかどうかを確認することができます。

グラフィックスの切り替え

グラフィックスの自動切り替えに対応した Mac では、統合型グラフィックスを使って消費電力を抑え、アプリケーションが必要としているときに限り高性能のグラフィックスチップに切り替わります。アクティビティモニタには、統合型グラフィックスを使っているときには「グラフィックカード:統合」と表示され、高性能のグラフィックスを使っているときには「グラフィックカード:高パフォーマンス」と表示されます。どのアプリケーションが高性能グラフィックスを使用しているか判断するには、「高性能 GPU 必要」列に「はい」と表示されているプロセスを探します。

バッテリーのグラフ

ポータブル Mac をお使いの場合、過去 12 時間のバッテリーの充電レベルを示す「バッテリー」グラフがウインドウ下部に表示されます。グラフの背景が緑色の部分は、Mac が電源アダプタから電力を供給されていた時間を示しています。 

関連情報

「ヘルプ」メニューから「アクティビティモニタヘルプ」を選択して、アクティビティモニタの使用方法について確認してください。また、列の見出しや「アクティビティモニタ」ウインドウ下部に表示される統計情報の詳細については、該当する個所にポインタを置くと確認できます。ポインタを置いたままにすると、その項目に関する詳しいツールヒントが表示されます。

OS X のメモリ管理について詳しくは、Apple デベロッパ Web サイトでご確認いただけます。

公開日: